初めての顔合わせ

"老いぼれ"と”ちびのロケットマン”による初めてのご対面劇 in シンガポール。
鳴り物入りの前評判に比べると、中身はいまいち。
肉なしのサンドイッチ、あるいは、薄味のアメリカンコーヒーといった印象。

でも、幕間の感想とすれば、(まあ皮肉をこめて)、よかった、よかった、としましょう。なぜなら、ご両人が会って、握手を繰り返している限りは、小競り合いも衝突も当面、回避できるからです。政治ショーであれ、なんであれ、お芝居を演じている間は、戦争にはならない。ご両人の効用は、それがいちばん。

ご両人は、これから先、ずっとなんにもしなくていいから、機嫌よく握手をして、ハーゲンダッツのアイスクリームをなめ続けてほしいものです。そうすることで、世界に波風が立たなくて済みます。

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もともと、どっちも信頼できない、嫌われものの指導者同士。お互いアタマに血が上って、チャンバラごっこに走れば、北東アジアどころか、地球に破滅的な悲劇を招くきます。こんな悪役同士のメンツの張り合いに巻き込まれると大変なことになります。

あの合意文書についても、あいまいな約束事を書き連ねただけで、具体性に乏しい。北が約束したとされる「朝鮮半島の非核化への道」についても、こんなことが可能かどうか。いちばん肝心な検証可能な方法や期限については触れていません。ザル約束です。

金委員長は先刻承知のはず。あのリビアのカダフィ大佐、イラクのフセイン大統領。ともにアメリカの圧力に屈して、核開発から手を引いたあと、抹殺されてしまった。金委員長は、しっかりこうした故事を踏まえているにちがいありません。

ですから、なにをなんと言われようとも、乏しい国富を出し切って、核抑止力を昨年末に達成させた。その余裕でもって、韓国とアメリカの誘いにのってきてます。今度の狙いは「核抑止力による相互平和」の見返りに体制保証と経済支援を引き出すことでしょう。

合意文書には「北朝鮮の非核化」とは言っていません。「朝鮮半島の非核化」です。このことは、北ばかりでなく、在韓米軍をも縛ります。3、2000人も駐留する在韓米軍が核兵器を所有しているのは間違いないでしょう。少なくとも戦術核(普通、射程500キロメートル未満の核兵器)は保有して、北とその背後にいる露中に対峙しているはずです。

非核三原則を国是とした日本。その国内でさえ米軍は核を持っていたのですから、韓国でも当然持っていると推測されます。朝鮮半島の非核化というなら、北は当然、米軍にも約束の履行を迫ることになるわけです。

非核化について「段階別、同時行動の原則」という文言が文書にあります。こっちもカードを切るから、そっちも同じカードを切れという意味だと解されます。そんなことをアメリカは受け入れられるだろうか。

当初、指摘されたCVID(完全かつ検証可能で、不可逆的な非核化)について合意文書に記載がないのは、この点だけを見ても、分かります。厳重に条件を付ければつけるほど、アメリカ側も首を絞めるので、記載がむずかしくなるのは当然と思えます。

日本人の拉致問題については、トランプは金委員長に伝えておいたと言う感じ。アベがうるさく言ってくるので、ガキの使いを買ってやった。あとは当事者同士で話し合え。そういった語り口でした。

トランプは人権問題なんか、なんの関心もないのです。就任いらい黒人射殺事件へのコメントやらメキシコ国境の塀づくりとか、海外移民の受け入れ制限など、彼のやったことを見ればわかります。

ただ、アベが手柄顔でトランプに頼んだと、なんどもしゃべったことは、結果的に「拉致問題は最重要課題」と言ってきたにもかかわらず、アベが、なんにもしていないことが、はしなくもバレたことを意味した話でした。

アベにとっては拉致問題というのは、北の脅威について国民感情をあおる政治利用にすぎない。昨年の総選挙まえの「国難」と同然です。すでにそういう指摘は被害者家族からも公然と批判されています。

在任5年、内閣の最重要課題だと口走りながら、北とまともに話ができる窓口一つ作っていないのです。こういう口先ばかりで、しかも平気でウソを重ねる、頼りない指導者を金委員長どころか、トランプも見透かしていると思われます。

朝鮮半島に冷戦構造の遺物、分断国家がある遠因に大日本帝国の誤った国策があったことを認めようとしないアベでは、拉致問題の進展はのぞめない。トランプが右(首脳会談開催)だといえば右を支持し、一転、左(中止)だといえば左を支持、二転、やっぱり上(開催)といえば、上だと右往左往のアベを世界は冷笑しています。

(表はGOOGLE画像検索から引用)

フラストレーション

巷に欲求不満と不機嫌があふれています。みんさん、便秘か頭痛もちみたいに見えます。
なにかといえば、例のアベ夫妻案件である「森友学園」についての、「お上」のホコの収め方です。

一つは地検の捜査。もう一つは財務省の責任の取り方。双方とも、いわば真相に迫らぬ幕引き。だれもが、納得できない顛末について、国民はいらだち、怒っているのです。心底そう思います。

大阪地検特捜部は告発された6つの容疑について、なんと関係者38人をいずれも「容疑なし」、「容疑不十分」と認定しました。地検は容疑の構成要件をひねくり回して、できる限り狭く厳しく解釈して立件を見送った。公務員によるあれだけの不正について、いずれも法令の趣旨を枉げていないとしたわけです。

検察は、ふつうなら狙った事案とあれば、多少の拡大解釈をしてでも、起訴に持ち込むのが常道なのに、今回は告発をうけていやいや捜査したようで、財務省への家宅捜索さえ行わない腰の引けたやり方。逃げ道をわざわざ広げてやったように見えます。

この案件の表徴、「忖度」ということばが、地検の捜査にも及んだとしかおもえません。やはり、検察には政権側にたつ「国策捜査」への配慮が脈々と流れているのだと思わせられます。特別な使命をもって編成された特捜部の看板は、いまや名ばかりです。

この国の司法は制度的には三権分立といっても、事実上は行政府の官僚にすぎない。裁判官も検察官の法務省の役人。検事が起訴すれば99%以上の事案が有罪となる実情。ですから、検察は裁判所の仕事も兼ねているようなもの。今回のは裁判所のシロクロ判断を仰ぐこともなく、38人を「無実」としたわけです。

民主国家の根幹を揺るがす国会での虚偽、文書改竄、廃棄、隠蔽の数々、国有地の不当払下げ、、、、何もかも、みんなそろって、罪にならないのですって。あらゆる法令を駆使してでも立件すべ巨悪の事案なのに、、、、、呆れてものがいえない。

これほど悪しき前例ができると、全国の公務員諸氏は、こんご自由自在に安心して、公文書の虚偽、改竄文書を作成できるようになるのではないか。こんごは、「公文書には、ご注意」あるいは「信用できないことの代名詞」という世の中になりそうです。

地検の判断について、さっそく、東京と大阪から検察審査会での審査要求が出されたが、当然の流れとはいえ、審査資料を提出するのは地検側だから、どうなることやら、この国の法と正義は生きているかどうか。特捜部の主戦派(いるとすればですが)が、検察審査会の起訴判断をひそかに待つ、という構図を期待しますが、ムリか。

財務省の処分について。あの虚言官僚、サガワが停職3カ月。退職金から天引きするだけ。5千万円弱の退職金からたった3か月の給与棒引き。アソウに至っては殊勝にも一年分の閣僚給与を自主返上だって。銀座の酒場で年間、数百万円飲み食いする手合いだから、173万円くらい、おそらく内心はへとも思っていないだろう。

国民が知りたいのは、バカ大臣の「どや顔」パ―フォマンスなんかじゃなくて、即辞任、政界引退なんです。アベといい、アソウといい、「努力せずとも報われる」世襲の愚かなアホボン連中に、この国が牛耳られています。

ただ、財務省も本丸に火の手が迫らぬように四苦八苦の忖度をしたあげく、忖度協力した側だけが、一応の責任をとらされたことには、大きな不満が組織内部に浸潤するにちがいない。今後、財務省による暴露やサボタージュで反撃を期待したいが、ムリか。

法が裁けぬ、正義が克たないならば、時代劇なら必殺仕掛人なり、西部劇ならガンマンが登場するのだが、民主国家は、そういう問題解決者の存在を認めていない。

三権分立制度は、権力の相互牽制によって、法と正義を自浄するのが仕組み。それが正常に働かないと、もはや国家とはいえない。この国は、そこまで腐敗、逸脱して来ています。アベ政権は国民をなめ切っています。

怒れ、有権者たち。

スポーツ三題

その1 タイガースは今年、優勝できるのかどうか。セ・パ交流戦を控え、2位につけていますが、5位まで1ゲーㇺ半。いまのところドングリの背比べ。勢いからすると、カープ三連覇が最も近い、DENAも潜在力は侮れないのではないかと思ってしまいますね。

金本監督もことしは正念場。ロサリオが期待通りの活躍をしないは、能見や藤浪が停滞するはで、しんどいね。星野元監督の追悼式で誓った「優勝を墓前にお届けしたい」の約束が重くのしかかって大変。

永年のファンとしては、言うまでもなく、優勝を切望するけれど、先の対巨人3タテのような試合を見せてくるのなら、それでも十分楽しませてくれる。めったに優勝しない、できないチームのフアンは、シーズン途中になると、哀しいことに期待値を下げて満足するようになります。とにかく、巨人だけには負けるな。

その2、例の日大アメフット部の卑怯な醜態。ボールを蹴ったり、投げたりしてゴールを争って、ナンボのものや。というのが、あらゆるスポーツにつきまとう、ある意味、アホらしさなんですが、そこはそれルールを作って、厳格にルール内の約束事でもって力と技を競うところに面白さがあります。その枠組みを戦略的に破壊してまで勝ちにこだわり、バレたら逃げまくる指導者たちと大学法人。

まったく話にならない。閑人が若いころ、日大のことを「ポン大」とはしょって言ってましたが、その語感からくる中身の薄い、軽いーーイメージは健在だったようです。これからは、「アメフ大」ということで通るようになるかな。

その3 大相撲は鶴龍が勝ちました。終盤の優勝争いには、「日本出身力士」は加われませんでした。それで思い出すのは、あの稀勢の里。すでに7場所休場中です。来場所も休むとすれば、休場新記録になります。もともと稀勢の里を横綱に昇格させたのは、当時の「日本出身力士」の横綱待望論に沿った感じのもので、多少ムリがあった。

いまや大相撲は国際的な興行になって、隆盛を保っているのですから、日本人かそうでないかを区別する必要はぜんぜんありません。仮にプロ野球やサッカーのようにベンチ入り外国人プレヤーの人数を限定するやり方を大相撲に適用すれば、もう面白い興行はなり立たないでしょう。

強い「日本出身力士」待望論はあってもおかしくはありませんが、その風潮にのって、日本人力士を微妙に優遇するのは、好ましいことではない。結果としてフアンの期待を裏切ることになりますよね。

へつらい官僚バカ

作家の辺見庸さんが、昨今のアベ政権を支える、一連の官僚の堕落は、あまりにも低次元で、論ずる気にもならないと時局の感想を述べていました。(*1)

なかでも首相秘書官や省庁の高官たちの目を覆うばかりの忖度、虚偽、ごまかし、言い逃れ、不誠実について、もともと官僚というのは、権力者にへつらい、権力者の覚え目出度く、出世することを人生の目的にしているバカもんの職業人と定義できそうな、たとえ話をあげているのが興味深かった。

辺見庸さんは、「官僚のどこが優秀かといえば、とにかく徹底的に上にへつらうところ」と言い、馬鹿という言葉の由来を語っています。馬鹿の語源なり由来なりには諸説あるようですが、辺見庸さんは、中国・秦の時代の故事をあげています。ネット上で調べると、辺見庸さんの話は以下のような事と同じです。

昔、中国の奏の趙高(引用者注・権勢を誇る最高官)という方が、二世皇帝の宮中に鹿を連れ、「珍しい馬がおります」と献上した時に、皇帝は「馬ではないのか?」と聞き返されました。しかし、趙高は「これは馬でございます」と答えました。

そして、趙高の家臣に「これはどう見えるか?馬か?鹿か?」と尋ねたところ、趙高派の家臣たちは、「馬でございます」と答えましたが、趙高に不満がある反趙高派の家臣たちは、「鹿でございます」と答えました。

反趙高派の家臣たちの発言は趙高の怒りを買い、その後に処刑されたそうです。このことにより、「自分の持った権力をいいことに矛盾したことを押し通す意味として「馬鹿」と言うようになった」という説です

(*2)

サガワとかヤナセとかイズミとか、別筋のフクダとか、いわゆる忖度高官たちは、権勢の顔色をうかがい、へつらうこと習い性になってしまった中国故事にちなむ由緒正しい”馬鹿モン”たちだということがよくわかります。

「アホな上司に異を唱えないで、いっしょになって『馬』だという。今、問題になっている官僚たちはこれを地で行く話で基本構造は同じ。安倍(首相)が『馬』だと言い張れば、それに隷従するのが美徳だから、みんなして『馬』だと口裏を合わせる、、、、、、」と辺見庸さんはいいます。同感至極です。

昨今のアベ政権の腐敗ぶりにうんざり。いちいち批判するのが面倒くさくなってきた。この欄に取り上げて書くのも億劫になってきた。そんなことを同憂の士に話すと、それがアベの狙い、飽きられて、ほとぼりが醒めるのを、アベは待っているのだと。まったく、そうに違いない。

*1 2018年5月18日、毎日新聞夕刊
「官僚らによる一連の不始末ーーーーー辺見庸さんに聞く」

*2 http://shunnowadai.com/archives/1174.html
馬鹿の語源と由来 日本語の面白い語源を学ぶ

アベファンの不思議

国有地売却へ友だち優遇
学部新設へ行政捻じ曲げ
公文書改竄、
公文書隠蔽、
虚偽答弁、
司法懐柔
米軍追従
首相による改憲主導

アベ政権は、これまでかろうじて保ってきた自民党の擬似民主主義さえ手放しました。まるで三十年ほど前まであった開発途上国の独裁国家か、かつての共産圏諸国のような専制国家並みに堕ちてしまった。

憲法や法令のもとで国民の命と暮らしが守られる法治主義を捨て、私利私欲、党派党略の恣意的な施策をやりたい放題です。いまや底なしの腐臭ふんぷん、デタラメ政権です。

にもかかわらず、アベを支持ないし擁護する一定の勢力があります。自公維の政治家、忖度官僚、右翼メディア、熱狂的な支持者たちがいます。彼らには、もう正常な知性も論理もおろか、ごくごくフツーの常識さえ通用しなくなっています。ただただ理屈抜きにアベファンなのです。

これが野球チームや音楽グループのマニアックなフアンであれば、ほほえましくあり、勝手に騒げ、と傍観してもいい。あるいは、世人には理解不能の妙な宗教の信者であっても、まだ手をこまねいていてもいいかもしれません。

しかし、アベ支持者たちは、冒頭にあげたようなアベ政権のムチャクチャな政治手法についてさえも、一も二もなく賛意を示し、逆に批判する人たちを「反アベ派」と感情的になって一蹴します。

彼らも日常生活では交差点が赤信号なら止まり、青なら進むルールや、痴漢や万引きは罪だというくらいは理解しているフツーの生活者であろうことは疑いもないのですが、コト、アベのやることとなると、正常な回線がとち狂うらしい。

冷静に考えてみれば分かります。国家の政策決定過程を記録する決済された公文書を、あとで都合よく改竄するような行為は、アベが首相であろうと誰れであろうと決して許されない不正行為です。ところが、アベファンは、これを不正行為と思えないらしい。改竄だというのは、アベおろしのための言いがかりだと断じる始末です。

選挙で選ばれたわけでないアキエが感涙し、アベも共感したということから国粋教育をする幼稚園経営者のために国有地がタダ同然で払い下げられるのは、アベであろうと誰であろうと、許されない不公平な不法行為です。アベファンは、これを不法行為と考えないらしい。正当な契約であって、とやかく言うのは、反アベ派のプロバガンダだと言ってはばからない。

憲法をでいちばん擁護義務があるとされる立場のアベが、期限まで切って戦争が可能になる軍事国家の道を広げる改憲を主導するという、明らかな「違憲発言」でさえ、アベファンにとっては英断に映っているらしい。発議できるのは立法権をもつ国会、その背後にある国民であるという自明の理に目を向けない。

こうした話は、政治的な戦術戦略という技術的な問題ではないのです。法治国家であるなら当然の規律、規範に関する統治機構が正常に働いているか、どうかの問題です。

だが、不正不法行為の認識や現憲法についての判断についても、アベファンたちにとっては、是々非々という選択の余地がないらしい。ひたすら「反アベ派」の”アベおろし”なる政治的な画策だと断じてやまないのです。贔屓の引き倒し、もう常軌を逸しているとしか言いようがない。

いつまで続くアベ政権、いつまではしゃぐアベファン。内外政の破たんが露わになってきました。まもなく命脈を断つにちがいありません。

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過日の南北会談。その報告を文大統領からうけたトランプが、その後、アベと「30分会談」と官邸や外務省が発表しています。ほんとうは5分くらいか、という見方があります。

日米首脳がじっくり互角に会談したという印象操作のために時間を「水増し」して発表したようです。改竄、破棄、、、の政権ですからもうなんでもありか。上のは、そういう想像がマトを得ているなと思わせる英語会話学習マンガ。


*1 http://bogonatsuko.blog45.fc2.com/blog-entry-1546.html%E2%80%ACから引用



まだ3割も支持しているのか

モリカケのサガワ喚問だけでは破格払下げも改竄問題もラチがあかないとあって、メディアによるアベ内閣の不支持率はおおむね5割超え、不支持率は3割弱と低落しましたが、閑人の思いからすれば、まだ3割もアベを支持しているバカがいるのか、とあきれるしかない。

カケの方はアベが”腹心の友”にいい顔して見せるために文科行政や国家戦略特区をゆがめたもので、たいした理念や思想性がある話ではない。金持ちのバカボンがやりそうな幼稚な権力誇示でしょう。

が、モリの方は、もともと発端から戦前さながらの自称、愛国教育者のカゴイケにいたく共感して、その国粋教育の浸透のため、さらなる便宜をはかるべく国有財産を、タダ同然で与えたものです。この法治主義に背を向ける反時代的な精神性にモリ問題の本当の深刻さがあります。

カゴイケは元県庁職員。在職中には、愛国者の片りんもなかったそうだが、義父の幼稚園経営を引き継いでから、園児たちに皇居遙拝、教育勅語を暗唱させ、軍歌を斉唱、港に自衛艦が入るや、日の丸の旗を振らせて歓迎させるなど、特異な愛国教育で注目を浴びます。そのやり方が一部の右翼関係者から絶賛されるという時流にうまくのったわけです。

それが人を介してアキエの耳目を引くことにつながった。カゴイケは一時は最右翼団体、日本会議の大阪支部長でもあったとされる。

アキエは二度三度、幼稚園を訪問し、講演も複数回。そのなかで「主人も素晴らしいと共感しています」「主人もそのうち講演に参ります」「せっかくのいい教育が別の学校の上がると、つぶされてしまいますので、小学校をつくるのはとてもいいこと」「前にすすめてください」」などという趣旨の発言をくりかえし、あげくに百万円を手渡し、あとで「これは内緒にしてください」と口止めした。アベと同様に、いいとこのバカ娘が有頂天になりがちな思いあがりです。

モリの問題はここにあります。皇室崇拝、日の丸、教育勅語、軍部礼賛。これら戦後民主教育がきわめて抑制的に対処してきた問題を前面に打ち出したカゴイケの復古教育がアベの”御意”にかなったということです。

アベに理念や思想性を求めるのは八百屋に魚を求めるようなものですが、特異な復古主義にアベは強く影響されています。それは、日本会議あたりから吹き込まれた政策を持論にしていることにあります。この点が、国有地払下げ問題の本質的な背景であり、アベとカゴイケの、、、一時的とはいえ、、、同志的結合から起きた問題と思われます。

アベは日本会議国会議員懇談会の顧問です。アベの改憲論を支える最大のブレーンは、日本会議の政策担当者です。カゴイケが日本会議のメンバーであったことはアベの心象を得やすかったのちがいない。

日本会議については長く実態が不明でしたが、菅野完の労作『日本会議の研究』(扶桑社刊 2016年)を読み返すと、いまさらながら、その時代錯誤な右翼論調、日本世直し論に驚きます。

元は戦前からある宗教団体「生長の家」が母体で、生長の家が政治から手をひいてからは、その政治活動分野のメンバーが主体になって同志獲得と運動理念の拡散を推進しきた社会団体です。その運動理念とはどういうものか。究極の目標は、なんと明治憲法の復活にあるというから驚くべき話です。

それに向かって皇室中心の国体を作るために改憲を図る。教育勅語を中心に据えた愛国心教育と国民の精神的支柱としての靖国神社崇拝を柱に政教一致の道義国家を再生すると言うものだそうだ。

したがって当面の改憲には九条を骨抜きにする軍事力増強、緊急事態条項と家族保護条項を盛り込むのが狙い。アベが昨年から言いだした九条に自衛隊明記という追加条項は、日本会議の政策そのものであります。緊急事態条項はヒトラーが”合法的”、にやった全権委任法の再現です。

政府が非常事態だと宣言すれば、国家の立法も司法も含め、あらゆる機関は首相の独裁が可能になり、まったく恣意的に運用されます。日本会議のいちばんの主目標はここにあるとも考えられています。これさえ手にいれれば、あとはなんとでもなるわけですから。

家族保護条項というのは、個人の尊重よりも公益のために奉仕する社会の最小単位とする仕組みです。当然、男尊女卑の家族制度の復活でもあります。

アベが心酔する「戦後レジームからの脱却」というスローガンは、ほかでもなく、戦前への先祖返りを目指す”国体”であります。モリカケ問題の根はここから出発しています。いま、こんなアブナイ考えに酔うアベを一刻も引きずり下ろさなければ、この国は再び国際社会の孤児になることでしょう。

アベの危険度に目覚めて、支持率が2割台に減れば、この国はひとまず「アベ災厄」から逃れられるのではないか。改憲論議を加速させるアベを止めなければなりません。世論調査の不支持項目に「人柄が信じられないから」というのがあります。当然、信じられない人物ですが、それ以上に信じていけないのは、アベの目指す改憲そのものです。



君君たらずとも

サガワ某の証人喚問は、予想どうりの茶番劇でありました。サガワは上には忠誠心をいかんなく発揮し、すべての責任は部下にあり、自分は立場上、たまたまその職にあったため責任があるといえばある、という逃げの証言しました。

むなしい一幕が終わると、いろいろな有識者がもっともらしい見解を述べていました。自民党幹部のように、「これで一件落着した」という発言を除けば、いずれも当たらずとも遠からずです。おしなべて証人喚問の限界に不満を抱く内容です。

そのなかで、核心部分の経緯や理由について回答を避けるサガワの姿勢を批評した前文科次官、前川喜平さんの言葉が心に残りました。前川さんは、こう述べています。

「封建時代の君主に仕える家来のイメージで見ていた」と説明。「『君君たらずとも臣は臣』とも言うが、どんなに主君がひどい人でも、仕える者は命がけで仕えるんだという封建時代の倫理を感じた」と語った。

(*1)

サガワにとっては、「アベ一派のお家大事」が第一であり、次にそうすることによって「家禄」を守ることに必死だったというわけ。21世紀のいま、国民のためではなく、一部の権力者へのへつらい、わが身の保身だけを汲々と語る時代錯誤の公務員の正体を見せられたもので、すこぶる後味が悪い。

公務員は国民全体の奉仕者であり、一部の党利党略に加担するべきものでない、という民主主義の原理を口に出すのもアホらしいような話です。あれほどまでしてアベ一派への忠誠心をあからさまにし、保身を図りたいのか。権力者の威を借る役人へ憐憫の情さえ浮かびます。こうした気分のときの憐憫の情は、軽蔑よりも、なお深い感情です。

喚問する側だった国会議員、なかでも自民の質問は語るに落ちた。ここでも民主主義を語るのがむなしいほど、堕落ぶりでした。国民の共有財産であるべき公文書が行政の都合で改竄されているのを知らされず、一年以上、国会で議論をしていた。

政権と行政が裏で手を結び、国会、つまり国民全体をだましていたことに何の怒りも反省もなく、騙されていたことを容認する自民党とは、いったい何なのか。

自分の責任について、たまたま破格払い下げが発覚したから、仕方なく自分の責任を認めただけで、ほんとうは、そうではないというニュアンスが込められていました。これは、サガワにすれば、巡り合わせが悪かったという気持ちなんだろう。

実際、サガワが財務局長になったときは、すでに取引は終わっていたからです。改竄の件の前に破格払下げがあり、この点はサガワの前の局長であるサコダが噛んでいるのは間違いない。カゴイケの愛国教育に共鳴したアベとアキエが総理秘書官、イマイやアキエ秘書、タニサエコを操り、暗躍したのもサコダ時代です。

悪いヤツをいつまで眠らせるのか。


*1 https://www.j-cast.com/tv/2018/03/29324848.html?p=all






記憶がございません

忖度官僚の鑑、前国税庁長官サガワ某の証人喚問が27日と決まった。すったもんだの末、自公が折れた。

逃げられるものなら逃げてみようとあがいたが、支持率急落などの世論の動向をみて、折れたふりをしたわけ。アベ政権はサガワを人身御供に出して沈静化するのなら、お安い御用だと腹の中では、ほくそえんでいるかもしれない。

なぜなら、証人喚問は、これまでの例からいえば、実効性がないからです。議院証言法に基づき、虚偽の陳述は致しませんと宣誓するけれど、傍に弁護人をおき、「刑事訴追の恐れがありますので、お答えを控えます」、「記憶がございません」、「記憶にありません」と連発すれば、それ以上の深追いができないからです。

そんな記憶にございませんは、衆目には”ウソにきまっている”と強い印象を与えますが、議院内では物的証拠や別の証言など立証材料を提示できる仕組みになっていない。なにより、記憶があるかどうかは、証人のアタマの中の問題であるため、最終的には他人がうかがい知れない領域だからです。

サガワが恥も外聞もなく、あるいは厚顔無恥にも、それを連発したら、サガワ個人の人格はもちろん財務省の信用失墜にかかわりますが、敢えて、そうするに違いない。こんなばかげた予想が当たることは、国民にとっても大不幸なんですが、、、。

追及する側ができることは、そんな陳述で逃げ切ろうとする証人が、ウソをついているという悪性の度合いをアピールすることしかありません。

こうした証人喚問は不毛の議論の場であることは、1976年、あの大疑獄、ロッキード事件でロ社とタナカ・カクエイの贈収賄を仲介した政商、小佐野賢治が、このフレーズを連発していらい、ずっとそうです。

サガワが良心の呵責を感じて、真相を明かすことは考えにくい。公文書偽造・行使等の罪で刑事訴追(起訴)されたら、最高懲役10年以内の罰をくらう。退職金5000万円はフイになる。天下り先の面倒もなくなる。36年間の役人人生を棒にふる、、、、、どう考えてもサガワが、すべてをどんでん返しという挙に目覚めるとは、思えません。

冒頭、アベ自公政権が証人喚問を了承した裏には、”記憶喪失術”で逃げ切れると読んでいるからでしょう。野党ができることは、アベとアキエが国有地払下げ問題の主役であることを、この証人喚問の場を借りて、サガワ答弁とは別に立証していくことです。

さらに、たとえ記憶喪失術であろうと、アキエ、タニサエコ、サコダなど重要関係人物を喚問の場に引き続き、引っ張りだすことでしょう。積み重ねれば、必ずボロを出します。世論がわきます。支持率は下がります。

そして、大阪・東京の両地検特捜部が、検察の汚名返上のためにも乾坤一擲の強制捜査に出るべきです。こんな総理大臣の国有財産私物化問題に手をだせないようなら、司法は死んだも同然です。

続々 トカゲのアタマを切ろう

本日(3月15日)発売の週刊文春のトップ記事の大見出し「安倍夫妻の犯罪」。安倍のあとに小さく「首相」と申しわけに付いています。

かつてロッキード事件の主犯、田中角栄を退陣に追いやったのは、文春の記事でした。リクルート事件でタケシタ内閣が崩壊したのは、朝日の特報からでした。そうです。マスメディアの存在意義が本領発揮するときです。今回も核心はアベシンゾウと・アキエにあります。

さて、佐川が、佐川がと口をひん曲げて責任転嫁、開き直っているアソウ。そのアソウをかばう一方、改竄は財務省の独断であったかのように印象操作する狡猾アベ。あいかわらずノーテンキなアキエ。本来の主役たちが浮き彫りにされてきました。

前回のこの欄と同様にネット上に投稿された絵解きを引用してみましょう。

佐川ら財務相一派が文書改ざんを始めた時期は、アベのこの発言(*1)のあとからと一致しています。佐川国会答弁に足並みをそろえて改竄したのではなく、そのまえのアベ答弁がきっかけです。忖度、もしくは改竄指示です。

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アベとアキエは教育勅語を唱和させ、アベ崇拝を園児に教育するカゴイケに共鳴、カゴイケもアベ威光の利用した。はやくからカゴイケは安倍晋三記念小学校を計画していたことが分かる看板、また父母への寄付申し込み書にも、そう書いてあります。その証拠が下の二枚。アキエが感涙した所業です。

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カゴイケなんか知らんといったアソウも二年前、にこやかにカゴイケと、その娘といっしょに記念写真撮っているじゃーありませんか。(*2)

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アキエは小学校予定地をみたとき、「いい土地ですから、前に進めてください」とカゴイケ夫妻に話しています。(*3)今回、削除されていますが、この話はカゴイケが国会で証人喚問されてとき、カゴイケが証言していた。ちなみにカゴイケが暴露したアキエから100万円もらったという証言は、いまもって偽証罪で立件されていません。つまり、カゴイケ証言は間違いないのです。

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削除個所280-300個所という今回の改竄から、重要ポイントを取り出したのが、下のイラスト。民主国家の根幹を揺るがす前代未聞のスキャンダルであることが明々白々です。(*4)

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国会に召喚すべき人物はまだまだいます。最初の近畿財務局で対応したサコダ元理財局長、小学校開設条件を緩和したハシモト
許可したマツイ、アキエと財務省の交渉役、タニサエコらも欠かせません。

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*1 市民メディア放送局 2017年10日国会答弁
https://www.facebook.com/shiminmedia/videos/1691039354275823/

*2 著述家、菅野完氏がカゴイケ書類から見つけたもの。

*3 NHK WEB NEWS 3月13日
   全文書公開 「森友」文書書き換え 財務省調査結果
   https://www3.nhk.or.jp/news/special/moritomo_kakikae/

*4 フジテレビ系 グッデイ調べ

続・トカゲのアタマを切ろう

前回のこの欄で「トカゲのアタマを切ろう」を書いた翌日、毎日新聞朝刊は「財務省、森友文書の改ざん認める」と大見出し。一面トップ横断の「黒地白抜き」文字が躍動しています。ついに出ました決定打です。

国家の行政決済文書を為政者が、あと知恵で都合よく改ざんする。泥棒が足跡を拭いて回るような、歴史的事実を自己都合に修正するような、いうまでもなく法治主義の根幹を揺るがす、トンデモナイ事態です。

昔から一枚の写真は、百万言の言葉を語るといわれます。きのうきょうのFB(フェースブック)には、この問題の本質をまことに的確に表現したイラストと写真が出て,います。

閑人の駄文なんかよりも、いっそう訴求力が豊かです。出典を明記、シェアーさせてもらい、拡散すべく紹介します。



    (http://bogonatsuko.blog45.fc2.com/ ぼうごなつこのページ)

アベが、国会答弁で自信満々に「妻や私が関与してたら議員を辞める」とまで公言したため、役人たちは、それに寄り添った答弁なり、改ざんなりをせざるをえなかった物語です。

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            (10日 日テレBreakingNewsの一場面)

直属上司であるアソウの責任を問う論調がありますが、行政上の最高責任者はアベであり、また問題そのものもアべとアキエの国政私物化にあります。

最終的責任はアベにありますが、当人は財務省官僚のせいにして逃げ回るつもりのようですから、なお、追討の手を休めてはなりません。

なお、アベ翼賛雑誌 「Hanada」の表紙写真を投稿していた方もあります。いいタイミングです。あのおぞましい常連の執筆者たちと、そのお題目の醜悪なこと。記憶にとどめておきましょう。

ついでに、閑人の嫌いな元市長、ハシモトが,文書改ざんを特報した朝日についてツイッターで「朝日の大金星」」と称賛しているのには笑えます。勝ち馬に乗りたいのでしょう。年末恒例のアべとのメシ食いは、もうダメね。アベは消えているはずですから。(*1)

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 *1 「俺も政治家のときにはメディアと散々喧嘩をやったけど、やっぱり民主国家においてはメディアは重要だ。しかもきっちりと調査できるメディアがね。野党は全く力不足。今回は朝日新聞は大金星だな。これまで徹底した調査の陣頭指揮をとらなかった安倍政権の政治責任は重い。— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2018年3月10日」


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