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ブログ一時休載

身辺にワケありのため、長くブログの書き込みを休んでいました。

一月以上、新たな記載がないと、ヘンな広告が入るらしく、それを解消するために、この短文を投稿しています。

気力が回復し、落ち着きましたら、またブログを再開したいと考えています。

その節はよろしくお願いいたします。

ジュリエット・ビノシュ

年末年始、フランスの女優、ジュリエット・ビノシュの映画(DVD版)ばかり見て過ごしました。美人で知的なうえ、比類のない演技派。ヨーロッパ映画界を代表するビッグ・ネームです。いまさらながら、チャーミングな笑顔に引き込まれるような時間を堪能しました。

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実は、昨今、やむ得ない事情があって、引きこもり状態というか、自ら禁足状態に。なんだもんで寝正月の友には何がいいかな。今どきのTVに見るべきものはなく、後期高齢者の目には、電波のムダ使い。唯一の救いは、スポーツの中継くらいだが、長い夜はもたない。

なので、かねてまとめて見たいと思っていた、ジュリエット・ビノシュの映画をレンタルショップから借りてきました。製作順に並べると、

1986 汚れた血
1988 存在の耐えられない軽さ
1991  ポンヌフの恋人
1992  嵐が丘
1993  トリコロール/青の愛         
1996 イングリッシュ・ペイシェント     
1999  年下のひと

「存在~」や「イングリッシュ~}は以前にも見た事がありますが、この際だから、再見。レンタル・ショップにあったのは、どういうわけか2000年以降の作品は、ジョニー・デップと共演した「ショコラ」だけ。「隠された記憶」や「おやすみなさいが言いたくて」なんかもいい映画でしたが、レンタルショップの棚から消えていました。

レンタルショップの棚は限られているし、そこに張ってある年間人気ベストランキングなんて、ほとんどディズ二―ものかアニメもの、つまり「お子様向き」なので、なかなか昔の名作、傑作といった作品に出合わない、、これは余談。

さて、ジュリエットがまだ20代前半の売り出しのころの作品「汚れた血」は、当時はやったフイルム・ノワール色が濃い青春映画です。ジュリエットは犯罪グループのボスの愛人という役柄で、短い髪、透き通るような白いボディ、大きな瞳と口角が上向きに跳ねる、なんとも言えない可愛らしさを見せつけます。

飛行機からパラシュートで飛び降りたり、むやみに全力疾走する場面で軽快なフィジカル能力を見せるし、前髪を息で吹き上げる仕草など天性の愛らしさを随所に見せます。「ローマの休日」で登場したヘップバーンみたいにチャーミング。すでに大スターを予感させます。

見た順でいえば、ジュリエットの役柄は、写真家志望の田舎娘、失明寸前の画学生、エミリ・ブロンテ作の悲劇の英国貴族の娘、自動車事故で夫子を一瞬に失った妻、前線の看護師、男装の女流作家のジョルジュサンド役といた具合に非常に幅広く、出演作も英米仏独、南米と多岐にわたっています。国際的な大女優です。

「嵐が丘」がちょっとストーリーを追いかけすぎて、ジュリエットの持前の魅力が出せてなかったほかは、どれも見ごたえのあるいい作品でした。なかでも、物語がハッピーエンドに終わるようなのは少ない。女性の人生の光と影をしみじみ、深い嘆息をついて考えると言った作品が多い。ジュリエットが作品を選ぶさいの人生観の表れかもしれません。

昨年は奈良の吉野を舞台に河瀨直美監督で「Vision」に出演、日本映画にも進出して来ました。まだみてませんが、どんな出来具合か楽しみです。もっとも河瀨監督の映画は「あん」を除くと、大変難解なので、なんでまたジュリエットが出演を決意したのか、わかりません。50代後半に入るジュリエットが、これからもいい作品をで活躍してほしいものです。


(写真はGOOGLE画像検索から引用)

IWC脱退の愚

行きつけのジムで,顔見知り男二人に聴いてみた。
「今年,クジラ、食べましたか」
「いや、食うてへん」
「おれも、もう長いこと、食うてへんなあ」

かくいう閑人も食うてへん。特に食いたいとも思わへん。わずか三人に過ぎないけれど、クジラ食うてへんのは、いまではごく普通の家庭の食事風景のようで、特別珍しくも、変わったことでもないようです。

クジラ食いとうてたまらん、クジラ食いにどこそこ行ってきたわ、クジラがないと、おかずづくりに困るねん、、、、なんて会話は死語同然になっています。

そうなんです。鯨食が全国的に盛んになったのは、敗戦後の食糧難をカバーするための便法で捕鯨が勧められた結果です。世の中が落ち着くと、クジラは次第に家庭の食卓から学校給食へ移り、豊かな時代とともに給食からも姿を消しました。鯨食は、いまでは尾の身やさえずりなどを賞味する好き者の珍味扱いです。

この国では、古来から一部の漁港周辺で沿岸捕鯨が行われきた歴史がありますが、冷凍冷蔵技術もない往時での鯨食というのは、限られた地域の消費にすぎず、捕鯨が大きな産業という組織的なかたちになるのは、戦後のこと。一部の保守派が「古来からの伝統の食文化だ」とこだわるほどのものではない。

その程度の”食文化”の伝統を復活させる、、、などという理屈で、アベ政権は、この國際捕鯨委員会から脱退を声明、来年7月ごろから商業捕鯨を解禁すると言います。国会論議もなく、世論をさぐる観測気球をあげることもなく、またもや一気に閣議決定です。集団的自衛権の行使容認や原発輸出と同じように、閣議決定です。アベの独断専行は目に余ります。

いままで調査捕鯨という名目で実質、商業捕鯨をやっていたのです。水産庁の天下り機関、日本鯨類研究所が主体で、調査とは言え、年間約1000頭近い捕鯨を行い、その”副産物”という名目で鯨肉を販売、天下り役人たちの食い扶持に充てられていたのが現状。国際的には「調査」というのは隠れ蓑だと認識されています。

この解禁政策の推進者は沿岸捕鯨地を選挙区にかかえる自民幹事長,ニカイとされています。ニカイは「よその国の食文化をどうのこうのと言わないように、日本の食文化をとやかくいわれたくない」というような趣旨の発言をしています。選挙地盤への己の威信誇示に官邸と官僚が忖度してみせた。というのが裏の事情とみられ、国際感覚に欠けた愚かな理由です。

國際捕鯨委員会は、そもそもワシントン条約(絶滅の恐れのある野生の種の国際取引に関する条約)のクジラ版みたいなもので、有限であるクジラ資源の管理、保護、利用などが目的の国際機関。

食文化について、バカがバカな常套句をよく言います。「欧米人は牛肉食べながら、なんでクジラ食べるのを文句いうねん」。

これは保護されるべき有限の野生動物と家畜の区別がついていない妄言です。クジラを食べることを制限せざるを得ないのは、人知はいまだクジラを合理的、計画的の「養殖する技術」、すなわち家畜化する術を持ち合わせていないからです。

牛や豚や鶏を食べることになんの問題もないようになったのは、「家畜」として繁殖、保存が自在になった食糧だからです。いまウナギやマグロなどいろんな魚類が養殖が可能になり、資源枯渇問題の解決とを競うようになっています。

クジラが家畜化される時代になれば、ニカイにも腹いっぱい食べてもらいましょうか。

今回の脱退は、サンマやマグロの資源配分などには国際協調を求める一方、私利私欲で永年の条約を足蹴にする手前勝手な国家であることを世界に知らしめました。そっちの国際感覚の欠如の方が大きな痛手です。

だいたい、最初に小さな例示しましたように、今の世にクジラ食いたい需要が、大ありとは思えませんね。いまさら、竜田揚げでもあるまいし。


血が通わぬ「改正入管法」

政府と経済界はおおっぴらに「安くて使い捨て」できる外国人の働き手を雇える道を開きました。
低賃金、半ば奴隷的労働者を、都合よくこきつかい、いつでも国外追放できる「新しい在留資格」をつくったわけです。

「改正入管法」は、アベ政権の常習化した手段、強行採決で可決され、来春4月から運用されますが、中身は法律外の「省令」で順次補っていく、という小手先の変更をしたスカスカ法です。

日本政府の外国人受け入れ施策は、ずっと消極的です。アベは「移民政策」ではないといい募っています。アベのアタマのなかには、かつてナカソネが日本は「単一民族国家」と発言して国際的にヒンシュクを買った”故事”の教訓が身についていないらしく、外国人との共生や融和の理念に基づいた改正案ではありません。

戦前復古をめざす日本会議に担がれるアベは、外国人の定住は「大和民族の純化を汚すもの」というような、神がかりの観念をもっているのだろう。難民受け入れについても先進国では突出した少数国であることは、その証左です。

政府・経済界はもっぱら労働力の需給関係に限り改正の必要性を議論していますが、処遇されるのは生身の人間、とりわけ働き盛りの肉体労働者の男女です。他国に出稼ぎして働かざるを得ないかれらの人権について、議論されることがないのは、おかしい。

「新しい在留資格」」というのは、とんでもない非人道的な資格です。まず、「特定技能1号」は、男女ともに家族の帯同を認められない。在留5年でお払い箱です。

その長期間にわたり、外国人労働者はひたすら独り身で、マジメに働き、恋もせず、禁欲であり続けなければなりません。刺激の強い日本で、いい大人の男女が、ロボットのように冷たく、修行僧のように無表情に暮らす、、、ことが前提条件の資格です。

家族が帯同してくることが認められる「特定技能2号」在留者も、滞在期限の5年で満期。以後更新は可能で定住の余地があるとされますが、その認定の方法などはあきらかになっていません。

おそらく受け入れ総人員数では使い勝手がいい1号が圧倒的に多く見込まれます。2号の先に定住を認める道を認めることは、つまり移民同様になり、政府はこれを忌避するのにきまっています。

どのように好意的に新しい在留資格をみても、これでは外国人の生活環境の安定や人権が保障される見込みがありません。実は、「外国人は煮て食おうが、焼いて食おうが、日本政府の自由」と記述した元法務官僚の暴言が、暴言とされず、今なお、日本政府の対外国人施策に脈々と流れているのです。(*1)

さらに今回の改正が在留資格である点についても、この問題の指導的判例として、最高裁判断が背景にあるものと考えられます。在留期間の更新を申しでたアメリカ人に対し、最高裁は「外国人の基本的人権は日本国憲法にあるように保障されるものの、在留の権利ないしは在留の更新する権利は憲法の枠外であって、法務大臣の裁量に任されている」との趣旨で却下しています。(*2)

つまり、日本国内にいる外国人を、どう扱おうが、それは法務省の自由といいうことです。こんどの1号、2号にしろ、不景気になったり、ちょっとした軽微の不品行だったり、過剰人員になったと判断されれば、あっさり国外追放できるわけです。

少子高齢化。生産労働人口の減少に悲鳴をあげる経済界の要請にこたえるかたちで、移民受け入れとか、外国人労働者受け入れとかの抜本的は立法化ではなく、入管法の小手先の変更ということにして、背に腹を代えられぬ事態を乗り切ろうとしています。

技能実習生のなかには、パスポートを取り上げられりして拘束されたり,時給300円、月200時間の超勤など、外国人労働者を食い物にするニュースが絶えない。

今回の受け入れ業種は、いまのところ14種。建設、農水産業、介護、車整備、、、いずれも「きつい、きたない、危険」で3Kと呼ばれた業種です。日本人の成り手がなぜ、少ないかという観点を放置し、こうした業種に受け入れを限定するならば、外国人労働者の人生設計から外されてゆくのではないか。

「外国人労働者」を「外国人材」」と見え透いた美名に変えて、新たな呼び込みを始めても、このような非人道的な運用が可能なことが明るみにでてくると、外国人労働者が日本を目指さなくなることが予想されます。



*1 多文化・多民族・多国籍社会で「人として」
    http://ukiuki.way-nifty.com/hr/2007/12/post_448b.html

*2 マクリーン事件
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6



矢野阪神

われらのタイガース。矢野新監督の下、来期のシーズン・スローガンは、以下の写真のとうりです。

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『どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって1年間戦っていこう』という意味だと、阪神球団の公式サイト(写真引用)にあります。

あんまり闘志を感じさせなかった現役時代の矢野と地味な印象が強い清水新ヘッドコーチが率いるチームにしては、やる気満々のスローガン。ほんまにやってくれるんかい?!。

永年、騙されてきた、いやあ、期待に応えない阪神につきあってきましたので、もうハナから疑っているところが、阪神フアンのつらいとこです。なにしろ鳴り物入りで登場した金本監督の一年目のスローガンは「超変革」でしたが、4位、2位、6位と3年間、大漁旗がなびくことはありませんでした。

矢野監督は、選手時代の実績は、好意的にみてA級の下。清水ヘッドに至っては、選手時代はまあ平凡、その後4球団の主に守備走塁コーチを渡り歩いてきた苦労人。矢野監督とはドラゴンズ時代の同僚という仲。矢野監督がじかに招へいしたのだから、気心や手腕を買っているのでしょう。

過去には名選手にあらずして、名監督になった人物は大勢おりますので、矢野・清水コンビの実績にはこだわりません。要は指揮者として実力を発揮してくれるといいのです。

昨年来の阪神は誰が見ても「投高低打」。強打の金本監督にして、この矛盾を解消できなかった。素質のある有能な若手を、育てるどころか、つまみ食い的な起用ばかりでつぶしてしまった。

ですから矢野監督は、打をある程度安定させることと、守ること、走ることを重点的に鍛えなおすことにあるでしょう。矢野自身は現役18年で、盗塁はわずか16本しか記録してませんが、走ることが大きな戦力である点はわかっているらしく、そこを清水コーチに期待していると思います。

こう考えると、スローガンとは裏腹に、地味な守るチームをイメージしますが、それで結構、結構。僅差のゲームをモノにして、気が付いたらV戦線のトップを走っていた、なんてことにならないか。なるわけないか。なってもらいたい。

この十年、真弓、和田、金本と三代監督のチームを追って安芸や宜野座村の春季キャンプを見に行きました。そのたびにペナントレースに夢を掛けたものですが、来季のキャンプは見送りするつもり。チームは年々歳々、顔ぶれがかわりますが、一フアンは年々老いていくばかり。

巨人と並ぶ球界屈指の老舗球団は、平成30年間、たった一度も日本一になりませんでした。球界一の多数で熱心なフアンを裏切ってきました。遅すぎるけれど、一度くらい日本一になってみろ、と発破を掛けておきます。閑人の余生のうちに!!。

カラ回り北方領土

アべ・プーチン会談で、アベは北方領土のうち歯舞・色丹の二島先行返還でも構わないと打診したそうだが、そのあとの報道によると、その会談でアベは北方領土の「非軍事化」も提案したことが分かりました。(*1)

これで、アベは北方領土の返還について「やってる感」を国民に印象付けるだけが目的であって、本気で取り組む気がないことが露呈した感じ。ロシアに(無理難題の)ボールを投げかけたが、ロシアからいいボールがかえってこない、ロシア側に熱意がないと言い募って、問題を先送りする言い訳ができることになりました。

かつてロシアの安全保障当局者が日本政府要人に「歯舞・色丹を返せば、米軍が軍事基地を配備することはないか」と質問し、日本側は「可能性は否定できない」と正直に述べて、プーチンが硬化したことがありました。(*:2)ロシアにすれば、足元に米軍のミサイル基地でも置かれるのはトンデモナイ話でしょう。

日米安保条約並びに地位協定では、米軍は日本の「どこでも」「いつでも」「必要なだけ」基地を置くことが可能になっています。制空権もしかり、です。仮にも返還後の歯舞・色丹に米軍がミサイル基地を設けるとすれば、日本政府は断れないのです。

米軍将兵の犯罪による裁判権すら要求できない弱腰の日本政府が、アメリカの世界戦略に抵抗できるわけがないと考えられます。アベの「非軍事化説」は、ロシアの抵抗とアメリカの抵抗があることを予想して「できない相談」なのに、口先だけの提案のようです。努力はしたが、頑迷な先方がノッテこなかったという言分けができます。

北方領土の非軍事化を提案するのなら、例えばロシアや中国から尖閣諸島と周辺海域の中立化を逆提案されて、日本側は受け入れられるのか。尖閣諸島と周辺海域は安保条約のもと、米軍に庇護されています。

二島返還論はもう50年前から論議されています。1956年の「日ソ共同宣言」が。それです。そこでは「平和条約の締結後には、歯舞・色丹を引き渡す」とあります。四島全面返還論や、段階的返還論が堂々巡りし、56年宣言に戻るのは、滑稽なことです。すでに22回もプーチンと顔合わせしているアベは、何を話していたのか。いまさら新しい提案でございと披露する演目ではないのです。

あと3年のアベ。改憲にしろ、拉致にしろ、北方領土にしろ、なんでもいいから歴史に残る手柄をたてたいと焦っています。要注意です。



*1 https://mainichi.jp/articles/20181117/ddm/001/010/081000c
   北方領土を「非軍事化」 安倍首相、露大統領に提案

*2 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/52466?page=2
    なぜ日本はアメリカの「いいなり」なのか?知ってはいけないウラの掟

生きている個人請求権

アべが息まいています。
「国際法に反する。国際裁判所に訴える」。
外務大臣も、その尻馬のって、すぐに韓国批判。

自民の右翼陣笠議員のなかには「韓国は国家の体をなしていない」とまで酷評しています。
アベ妄信のネトウヨ連中は、ここぞとばかり付和雷同して、韓国批判をしています。

なんのこっちゃ?

ほかでもない。韓国の大法院(最高裁)が、戦時中に現・新日鉄住金で徴用工にされた韓国人四人に各自1千万円の賠償を新日鉄住金に求める確定判決を出しました。これに対するごうごうたる対韓非難です。

アベやコウノが、いきり立つ根拠は、ここに由ります。植民地にされた韓国と宗主国たる日本との間に1965年にまとまった「日韓基本条約」。(*0)この条約で国交樹立と対韓経済協力を合意していること、その付随協約である「日韓請求権並びに経済協力協定」でもって 「両国間の請求権の完全かつ最終的な解決」がなされたというもの。

しかし、問題は必ずしも、アベやコウノが、そんな断定口調で一蹴できる話ではありません。国家対国家の関係と他国家対他国民の関係はおなじではありません。たとえ国家間同士の条約などがあっても、民間レベル・個人との関係は別とするのが国際的な概念です。

たとえば、アメリカ政府に不利益を受けた日本人がアメリカ政府に損害賠償を請求できるか。
たとえば、アメリカ企業の製品で日本人が不具合を受けたとき、当該企業に損賠を訴えられるか。

いずれもOKです。逆のケースでも、OKです。

日韓両国間の請求権は決着していますが、民間レベルである韓国人から日本で日本の企業から損害を受けた場合、損害賠償を求めることは、当然ありうるわけです。個人請求権問題は、アべたちのような短絡的な反応ではすまないと思います。

じつは、この個人による請求権については、かつて国会で議論されて、外務省の当局者は、こう答弁しています。閑人も昔の記憶があります。そこでウイキぺディアを調べますとありました。引用しますと

1991年8月27日、(外務省の)柳井俊二条約局長(のち外務次官、駐米大使)として参議院予算委員会で、『(日韓請求権並びに経済協力協定は)』いわゆる個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたというものではない。日韓両国間で政府としてこれを外交保護権の行使として取り上げることができないという意味だ』と答弁。

(*1)

柳井条約局長がいう外交保護権とは、他国によって自国民が損害を受けた場合、国家そのものが他国に損害賠償を求めることができる権利だが、日韓両国の間で放棄したのは、それであって、個人の請求権までは放棄していませんという解釈を述べたもの。

韓国は植民地支配を受けて日本から多大の被害を受けたけれど、日韓基本協定の締結でもって韓国自体が日本国を相手に請求することはなくなりました。逆のケースで日本は韓国在留の資産等は放棄しています。しかし、民間レベルのことは、そうではないと。 これが日本政府が国会で開陳した公式見解です。

今回、徴用工の人たちが当時の日本企業を相手に損害賠償を求める根拠です。アベが、そんなことを知らなかったことは推測できますが、この裁判の成り行きについて当然、外務省から日韓基本協定の意味をしっかり説明を受けており、その過程で個人請求権の件も説明されていると思いたい。

にもかかわらず、国際法に反するなどと息巻くのは、新たな嫌韓モードを煽るパフォーマンスでしょう。昨今のアベ外交は米露北朝鮮ともに行き詰っており、支持基盤のウケ狙いをはかる排外プロパガンダに窮しています。韓国のこの大法院判決を待ってましたとばかり非難しているのにちがいありません。

だいたい国際(司法)裁判所に訴えるといっても、この裁判所は、一般の訴訟と違って利害当事者の双方が法廷で争う合意がなければ、始まらない仕組み。韓国側が同意するとは思えない。アベが振り上げてコブシは、行き場がない。

新日鉄住金どころか、大東亜戦争遂行を大義に朝鮮半島から多数の徴用工をこき使った日本企業は数十社に上ります。この判決をトップバッターとして次々と同様の訴訟が提起されるにちがいありません。

日本政府はすでにこれらの日本企業に「支払い拒否」、「和解拒否」するように圧力をかけているとも伝えられています。(*2)植民地支配したツケはまだ解消されていないのです。

アベらには、他国を不当に支配し、苦しめた自国の過去への反省やお詫びの気持ちがまったく感じられない。共産党だけが個人請求権は放棄していないと歴史的経緯を述べています。(*3)



*0 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E3%81%A8%E5%A4%A7%E9%9F%93%E6%B0%91%E5%9B%BD%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%96%93%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%9D%A1%E7%B4%84  
 日韓基本条約

*1https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E4%BA%95%E4%BF%8A%E4%BA%8C
  ウィキペディア 柳井俊二

*2 https://lite-ra.com/2018/11/post-4345.html
    徴用工判決ヒステリーの日本マスコミが触れない事実 .
 
*3 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181101/k10011694951000.html
  「個人請求権消滅ないと政府は表明してきた」共産 志位氏

認知機能検査の講習

クルマを運転するのに必要な記憶力や判断力をもっているか。それを調べる「認知機能検査」講習会の案内に従い、最寄りの自動車教習所へ行ってきました。こんどで二回目です。

一回目の感想を思い出すと、こんなやり方で運転者の適格性をほんとに調べられるのか。そんな疑問をもったものです。

この検査の狙いは、一言でいえば、高齢者のなかの認知症状者探しです。事故が多い高齢者になるべく早く運転免許を返上させることに目的があると推察しますが、検査の結果、そうした思惑どうりに返上した高齢者はどのくらい、いるのだろうか。警察(公安委員会)は、そうした事例を把握しているかどうか。

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今度の検査は、30分3本勝負。一つは当日の年月日、曜日、時刻を記述するだけ。二つ目は16枚の絵を描いたイラストを順番に見せて、その後、所与のヒントを手掛かりに思い出しつつ記述します。たとえば、Q「楽器がありました?」、A「オルガン」、Q「鳥はいましたか」、A「ニワトリ」といった具合。三つ目は白紙に円を描いて、指示された時刻を長短針を書く、というもの。正直言って、小学生の低学年相手のクイズみたい。

一週間後に講習通知書がおくられてきました。閑人の成績は、特に「心配なし」の部類です。
76点以上「記憶力。判断力、心配なし」
49点以上76点未満「同、同、 少し低い」
49点以下「同、同、低い」

判断の基準は、専門医が定めたものだが、49点以上ならば認知症でないというものでもないし、49未満でも直ちに認知症とはいえないとあいまいな説明しています。要するに、こうした数字を目安に不安なら医療機関で調べてみたら、というアドバイスをするための検査です。

医療機関で認知症と認定されたら、運転免許証は取り消し、または停止とあります。警察の立場から社会防衛に不向きな不揃いなリンゴははじき出される仕組みです。

通知書には、運転免許更新の満了まえ6か月以内に、新らたに2時間の講義と実写指導を受けること。受けないと免許は失効になりますとあります。こんどのは加齢にともなって衰える進退の運動機能を調べるものらしい。思いだしたが、以前に受けた講習は、これだった。

きょうは寒いから、実車したくない人はパスしてもいいですよ。そんな教習所係り員の言葉が物語るように、気の抜けた時間つぶしのような身体機能検査だった。緊張感をもってマジメの取り組んでいる教習所もあると思いたいが、日々、これに専念している係り員のマンネリと、面倒くさい手間をとらせやがってと内心思っている受講者がかもす、独特の高齢者勉強会です。

受講料は前者750円、後者5100円。いい商売です。やらずぼったくりの高額講習代に設定しているのも、年金生活者たちの免許証所持意欲を損なわせる狙いがあるのかもしれない。なにしろ75才以上の免許所持者は約513万人(*2)。70才以上を加えれば、1000万人はいるだろうから、受講料の総額は、巨額に上るだろう。せいぜいクルマの安全向上に役立つ研究開発、認知症対策キャンペーンに惜しみなく使われていると思いたい。

それにしても、通知書受け取り→教習所探し→なんべん掛けてもつながらい電話(係りの女性、ひっきりなしの応対なんでと詫びる)を繰り返す→はるか先の講習会日時の確認→当日、所定の時間に集合、、、、、こんな手順を踏める認知症者がいるんだろうか。



(イラストはGOOGLE画像検索から引用)

*1 http://www.mlit.go.jp/common/001233746.pdf
     高齢運転者による死亡事故に係る分析(4)


*2 http://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/h29kou_haku/gaiyo/features/feature01.html
   特集 「高齢者に係る交通事故防止」
   I 高齢者を取りまく現状

[せえご首相」

10月は台風一過、沖縄でデ二―さんが圧勝して,幸先明るいスタートになりました。
アベ政権の落日へ、まとない追い風となり、欣快にたえません。

さて、その斜陽のアベが、またまた国語力が小学生以下であることを、なんと国連総会で国際社会に見せつけたことが、ネット上で話題になっています。こういうのを国難、いや国辱というのか。

この国のトップが、どんだけ無知無能な人物によって率いられているか。そのことを多くの有権者が知るいい機会ですので、紹介しましょう。

今回の国連総会は出席した各国首脳ならだれでも演説ができますので、アベもまた官僚が用意した”拡張高い”原稿を棒読みしました。日本語のままです。日本語は国連用語に採用されていません。

「自由貿易体制は、アジア諸国を順次離陸させ、各国に中産階級を育てました。背後には、1980年代以降、日本からこれら諸国に向かった大規模な直接投資がありました。皆、国際経済システムが、ルールに基づき、自由でオープンなものだったおかげです」

アベは「背後」を「せえご」と読み上げて、おつきの官邸側近や外務官僚を唖然とさせたのです。(*1)英仏アラビア語などの国連用語に翻訳する通訳たちは、どう訳したのかな。

まさに「でんでん首相」が、「せごドン」ならぬ「せえごドン」になった歴史的瞬間です。前々回、この欄で取り上げた金田一秀穂先生ふうにいえば、「無知蒙昧であることを恥じない、出来の悪い学生の典型」らしい本領発揮です。

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AAコンビのもう一人のA、つまりアソウは、「頻繁」を「はんざつ」、「低迷」を「ていまい」、「有無」を「ゆうむ」などと数々の新しい読み方を発表してきた実績がありますが、国連の大きな場では、アベに引けをとったようです。

ちなみに”外交のアベ”を自賛していますが、国連総会での演説では、客の入りはどうかといえば、下記の写真が物語っています。アベのときは、ほとんどだれも聞いていないのです。

こういう場内風景は、忖度放送のNHKは決して流しませんから、多くの有権者は、ついついアベはよくやってると勘違いするのです。アベは祖父の背後霊と日本会議に背後から操られて「やってる感」だけを演じる傀儡にすぎないのです。(傀儡とはなにか、アベはチコちゃんに叱られるだろうな)

同じ日のトランプの演説には良くも悪くも物見高い各国外交官でいっぱいです。アベとの違いがくっきり。なぜなら国際社会はアメリカの言い分をきけば、日本の言うことは、その二番煎じなので、あえて聞く必要がないとされているからです。プーチンがかつて、こう言い放ったことがあります・

「日本はほんとうに独自の判断ができるのですか」

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(写真はいずれもGOOGLE画像検索から引用)

*1 https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12144-339802/
安倍首相、またも誤読?「背後」を「せいご」 「云云」(でんでん)に続き



奮起せんかい、タイガース

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カープが、あれよあれよ、ぶっちぎりで3連覇。
タイガースファンとしては、ほんま羨ましくも、
恨めしくも、切ない。

これでカープさんはリーグ優勝、輝ける9度目。
日本一も,すでに3度、果たしてます。

われらのターガースは、まだリーグ優勝すら
5度しかありまへん。

(セ・パ分裂前の戦前を含めても、9度)

3連覇どころか、2連覇さえしたことありまへん。

日本一になったのは、たったの1度だけ。

巨人に次ぐ長い長い伝統チームなんやけど、
日本一になったんは、なんとなんと1度だけ。

楽天と並んで12球団最下位というカッコ悪いチーム。

だれが、どうひいき目でみても、ターガースは
輝かしき伝統と球界随一の人気を誇るにしては、
戦力面では稀な
弱小のマイナー球団でんな。

緒方監督が宙に舞う映像をみていて、落涙もんやった。
いまさらながら、仰ぎ見るよな、カープの高嶺。
タメ息をつきつき、夜更けのなみだ酒。

なんで、こないな差がついてしもたんかいな。
3年目の金本監督、
ようよう反省してもらいたいもんや。
ハッキリ言って監督さんとしてはこの三年、冴えたところがみられまへん。

「超改革」ってキャッチフレーズばっかし勇ましいけど、
真弓、和田監督時代と何も変わっていませんな。

タイガースには、戦力の積み重ねがない。
やれ伊藤、江越、それっ高山、やれ陽川、中谷、それっ北条、大山、
若手がまともに育たず、日の目を見ても2年ともたない。
毎年毎年、場当たりの選手起用、打つも守るもコロコロ変わりすぎ。

金本監督もコーチ陣も、どうも選手の養成と用兵の仕方がおそ
ろしく下手くそなんだろう。

そう思わないことには、あんなに能力ありそうな若手がへたる
わけが見つからへん。

ある席で落語家が「阪神、ことしもあきまへん。私なんか、7月には
もうあきらめましてん」と、会場の笑いを誘ってましたが、みなさん、
ゲラゲラ笑ってました。

フアンはもう自虐的な笑いでっせ。タイガース球団のおえら方に聞
かせたいような盛り上がり。

こない長ごうにファンの期待に応えてないと、心はガンバやセレッ
セへ行ってしまいまっせ。

タイガースの対カープ比の現状はこうです。(9月26日現在)

チーム打率  .256   (広島 .265)
本塁打     83          (広島 172)
打点      522          (広島 667)
盗塁       67         (広島  84)

カープとの差は歴然! これでは勝てんわ。

だいたい打撃ベストテンに、タイガースは誰もおりまへん。
糸井11位、福留18位。若手はそろって規定打席さえ足りない
始末。コロコロ代えのあおりやね。要するにベテラン頼みの
散発打線なのに、走らず、策なし。

本塁打にいったっては、糸井16本がやっと。
ベストテンの最下位でも20本というのに、どんだけ
打てないチームかを物語っています。

ただ、投手全体の防御率では、広島よりいい4.05(広島は4.12)。

これで見ると、藤浪や秋山に伸び悩みがあるものの、投手陣はよう
ガンバってますが、援護の打線がさっぱり、わやや、ということでんな。

金本さんは鳴り物入りでなってもらった監督さんやが、残念ながら
今季限りでおしまい、すっぱり代えて、来期の指揮者を探してほしい。

後期高齢者フアンとしては、岡田監督いらい、もうすでに13年待って
まんのやで。こんな体たらくでは、いやはや
死に目もあえんかな、タイガースの優勝は!!。

(写真はGOOGLE画像から引用)

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