冬枯れの池の畔

12月10日、特定秘密保護法案が施行されました。総選挙のさなか、しかもその選挙情勢について序盤、中間調査でも、なぜか自民大勝の動向が各紙報道で公にされているさなかです。

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                                             (表は11日付け 東京新聞web引用)

国民の知る権利、言論の自由を奪い、国民を見ざる、聞かざる、言わざるに抑え込もうとする法律を打ち出す政党にかくも大きな支持が集まるとは、まったく憂鬱なご時世になったものです。

法案が施行されると、いち早く具体的な適用例をあげつらって、それが、やはり必要だったと正当性を誇示するのが、権力のやる手口です。一体、先ずどこの誰がやり玉に挙げられることか。

ナチスのユダヤ人ホロコーストを指揮推進した首謀者の一人として逮捕されたアイヒマンは法廷で答えました。「組織の一員として命令通りにやったことで、自分には罪がない」。おおむね、こうした趣旨の自己弁護をしました。

これから秘密保護法に沿って違反者を摘発する権力サイドは、みんなアイヒマンの弁解のように忠誠競争をして成果をあげようとするでしょう。もともと人の内面の問題を深くかかわる情報や知識の分野だけに、権力は人心にまで踏み込んで来るに違いありません。すべて戦前の治安維持法等の運用に例を見ることが可能です。

アベ政権になってから、異常なスピードで極右旋回しました。選挙の争点にアベノミクスの是非を問い、極右政策をことさらに隠していますが、アベの本当の狙いは、経済政策のよしあしなんかではなくて、秘密保護法、集団的自衛権の行使容認、原発の再稼働の先にある戦前戦中の大日本帝国の再来です。国民の政治的自由を極端に小さくし、モノ言えば唇寒しの境地に陥らせて、権力に唯唯諾諾の国民を作りたいのでしょう。

うっとしい政治の動向に背をむけて散歩に出ます。冬空に葉がすっかり落ち払い、枯れ枝を存分に広げています。滑べすべの木肌からすれば百日紅のように思われます。草木は季節の変化に見事に同調します。しかし、すっかり枯れ果てても、大きな犠牲を払うことなく、来春の陽光とともによみがえります。脆弱なようで強靭です。

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池の行くと、コガモの群がいます。だれもいない池畔に立つと、エサをもらえると思うのか、警戒しながらも寄ってきます

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もみじやカエデがなくても、小高い丘の雑木林は、冬枯れまえにきれいな黄葉の緞帳をおろしています。

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水車は水の流れがあるかぎり無限軌道です。いつまでも静かに回り続けます。国民は精神の自由がなければ窒息してしまいます。

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アベのどさくさ解散

きょう(11月18日付け)の毎日新聞に政治部長の時局コラムが一面にありました。昨日、アベが21日に国会解散すると表明したことを受けての記事です。

そのなかで「アベのアベによるアベのための解散」だという自民ベテラン議員の見解を紹介しています。与党内でも理解できないアベの利己的な解散ですから、善良な有権者には分からないのは当然です。

昨日の長ったらしいアベの記者会見をTVで見ましたが、なんでいま解散するのか、理由がよくわからない。それでも解散権は首相の専権事項(厳密には内閣不信任案が可決された場合と同信任案が否決された場合にできる権限ですが)だから、解散できます。つまり、アベの腹のムシ加減なのです。こんなムシに付き合わなねばならない国民は不幸です。

そこで腹のムシ具合を無理に察すれば、一つは消費税10%化を先送りすること、二つ目は、アベノミクスという経済政策の成果の是非を国民に問うというものだろう。ついこの間も大阪のハシモトがなんの大義もない市長選を約6億円かけて行いましたが、アベもまたなんの名分もない選挙を約700億円かけてやろうとしています。

トップの恣意的な判断で、こうした愚挙を行えることが民主主義のルールにあるのは、大きなジレンマです。こんなルールはアベやハシモトのようなヘンな人物が出てこないことを前提に成り立っているとしか思えないですね。

消費税は3党合意で10%アップは既定路線でありましたが、ここにきてアップできないのは、8%アップによる景気の低迷が長引いているからであり、二つ目のアベノミクスの失敗と無関係ではない。GDPの6割を占める国民による消費が低迷しているから伸びないからです。つまりアベの好きな軍事や国防問題や円高株安なんかよりも民生、つまり国民の日々の生活がぜんぜん潤っていない証拠なんです。

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だとすると、解散するのは、多分アベと、その取り巻きたちが、まだB層(たとえばTVで、しょっちゅう見るだけなのに立派な人、なにかやってくれそうな人などと親近感や期待観を寄せる人たちのこと。小泉政権が郵政民営化をはかる際に愚民と狙いさだめた層)の有権者の支持率が多少あるうちに、一気にリセットして、有無を言わせず10%化とアベノミクスの信任を得たかたちにしたいからでしょう。

アベは会見でももっぱら経済状況にふれていたが、経済の動向ばかりを前面に出して、原発再稼働や特定秘密法案や集団的自衛権の容認などといった国民の過半数が首をかしげている政治問題を隠していました。

今度の選挙でアベ政権に信任を与えると、他国(実際にはアメリカ)の戦争に自衛隊を派遣する重大な政治課題についても信任を与えることになるわけで、極右政治家、アベの狙いはこちらの方にあるのではないかと思います。

いまアメリカにも中国にも北朝鮮にも相手にされず国際的に孤立したなかで、アベはいつまで唯我独尊でいるのか。いまこそアベに痛打をくらわせ、墓穴を掘らすチャンスが到来したと思いたいですね。
(写真はgoogle引用)

朝日バッシング

朝日新聞叩きについては前回も触れましたが、なおもアベ一派と右翼メディアは狂奔しています。

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3日の国会でアベが朝日非難を答弁していた。彼は以前、NHKへの番組介入をこぴっどく朝日に批判されたリして、リベラルな朝日とは根本的に相入れない。朝日を宿敵のように嫌っている。だから朝日が慰安婦問題で一部の報道を誤報と認めたことを大喜び、この際とばかり、朝日つぶしの発言を繰り返しているが、一方で右翼メディアも尻馬に乗って水に落ちた犬を叩けとばかり、アベの情報宣伝役を買って出て雷同しています。

アベの無知、変節、国家主義偏執はよくわかっていたものの、メディアの世界で右派メディアがこれほど同業他社に罵詈雑言を浴びせて嬉々としているのには愛想つかされます。どの分野の業界でも、ここまで常軌を逸した行為はしないだろう。メディア業界の品性のなさ、権力追従体質にいまさらながら失望します。多くの右翼メディアは、権力にへつらい、自ら言論の自由を危なくするような言論翼賛体制に陥る危険性をぜんぜん自覚していない。

さて、アベの答弁はあらかじめ、一定の内容を引き出すために仕組まれた自民の稲田政調会長の八百長質問に答えたもの。稲田は国家主義思想をより強硬に鮮明にしてアベに寵愛され、今回、政調会長に抜擢されたばかりの人物。

安倍晋三首相は3日の衆院予算委員会で、朝日新聞が取り消した慰安婦を巡る吉田清治氏(故人)の証言記事について「多くの人々が傷つき悲しみ、苦しみ、怒りを覚え、日本のイメージは大きく傷ついた。『日本が国ぐるみで性奴隷にした』との、いわれなき中傷がいま世界で行われている。誤報によって作り出された」と述べた。

 首相は吉田氏の証言について「デタラメということは、かなり早い段階から分かっていた」とも指摘。そのため「教科書に事実であるかのごとく『強制連行』と書かれるのはおかしいという運動を展開してきた」と語った。 (朝日新聞DIGITAL)



アベはその前に従軍慰安婦問題に関する1993年の河野洋平官房長官談話について「継承する」と強調した。これは欧米および中韓向けの発言。その後に上記のような発言が続くのは国内向け。彼はずっと一貫して二枚舌を平気で使っています。フクシマ原発の汚染水問題で「完全にアンダーコントロール」との発言もそうでした。ウソつきであることは折り紙つきです。

 さらに稲田は政調会長の立場で、吉田氏の虚偽証言が日本の外交政策や国際社会に与えた影響、政府の対応などを検証する場を、同党に新設する考えを質問するなかで表明している。稲田のこの発言は後述する自民党の公式見解をもとにしていると思われます。

権力者の発言に追従するメディアのお粗末さ加減に対しては、読まない、見ないで対応もできるが、権力者が国会でこのような歴史修正主義の発言で国民を公然とミスリードするのは許せない。

アベらの論法は
朝日の従軍慰安婦報道は捏造だった。
捏造は事実を歪曲するものである。
よって従軍慰安婦は事実でなかった。
という三段論法です。

アベ一派と右翼メディアは、あたかも慰安婦問題自体が存在しなかったものとするキャンペーンを進めています。報道によると、自民党の外交・経済連携本部国際情報検討委員会(原田義昭委員長)が、この先月19日にこんな決議をしていたことが判明しています。

>「朝日新聞が慰安婦問題などにつき虚偽の報道であったことを認めた。朝日新聞が発信してきた虚偽の記事が国際的な情報メディアの根拠となり、国際社会が我が国歴史の認識を歪曲し、結果として我が国の評価、国益を著しく毀損した。朝日新聞の謝罪は国民の名誉と国益の回復には程遠いが、いわゆる慰安婦の『強制連行』の事実は否定され、性的虐待も否定されたので、世界各地で建設の続く慰安婦像の根拠も全く失われた」(同検討委員会PDF)



 慰安婦全否定です。上記の三段論法どおりの展開です。彼らは大日本帝国皇軍は清く正しく聖戦を完遂し、今日わが『美しい日本』があるのは、国家の繁栄と安寧に献身した『御英霊』の賜物ですというフィクションを広めたいと躍起になっています。極右思想がアベの信条とみるや、進んで御用新聞を務め、広報宣伝記事を垂れ流す一部メディアは、自らを貶めて恥じないようです。

こうした論調に対して10月11日号の『週刊現代』は世界のメディアは、このアベ政権と右派メディアの狂奔をどう見ているかを特集しています。題して「世界が見た『安倍政権』と『朝日新聞問題』。この週刊誌は一年以上にわたってハシモト首相待望論を毎週々々掲載していた、いかがわしい週刊誌ですが、この特集に限れば、きわめて有用な意味のある視点を提供しています。

以下の引用は、『週刊現代』の特集部分を紹介しているネット上のサイト『本と雑誌の知を再発見 LITERA』 によります。かなり長文ですが、朝日を反日、売国奴、非国民と口汚くののしる右翼メディアの洪水にあっては冷静に朝日問題を考察している海外メディアの目は、まことにまっとうなもので、新鮮でさえあります。

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たとえば、フランスの一流紙「フィガロ」の東京特派員のレジス・アルノー氏はこう語っている。
「今回の朝日叩きは、政府によるメディアリンチですよ。これは大罪です。そのうち『慰安婦を組織したのは朝日新聞だった』などと言い出すのではないでしょうか。それくらい馬鹿げたことをやっていると思います」

 テンプル大学ジャパンのジェフリー・キングストン教授の見解はこうだ。
「いま日本で起こっている状況は、報道問題というより政治問題です。安倍首相と保守派が、国家アイデンティティを再定義したいがために朝日に対して政治闘争を仕掛けているのです。

また、「ニューヨーク・タイムズ」のマーティン・ファクラート氏はこうコメントする。
「朝日問題にかこつけて言いたい放題なのが安倍政権です。朝日の報道がウソだったからといって、慰安婦問題自体がウソだったことにはなりません。(中略)朝日を執拗に非難する安倍政権や右派の人々と、世界の乖離を感じます」

 ドイツ高級紙「フランクフルター・アルゲマイネ」の元東京特派員、バーバラ・オードリッチ氏はこう話す。
「福島原発も戦争責任も、これまで日本政府が隠蔽してきたことで、朝日はそれらの追及を行ってきたからです。それを安倍首相は、右翼的言動で封殺しようとしている。(中略)安倍首相は『積極的平和主義』を唱えていますが、EUから見れば『積極的右翼主義』にしか見えません」

 さらに、米スタンフォード大学アジア太平洋研究センターのダニエル・スナイダー副所長はここまで断じている。
「今回のヒステリックな朝日叩きは、日本における言論の自由の危機、デモクラシーの危機、歴史的事実の危機という『3つの危機』を露呈させました。いまの日本で起こっているのは、ずばり『言論テロリズム』です。そのうち、安倍自民党の一党独裁国家になってしまう危険性を孕んでいます」

 ようするに、海外の特派員やジャーナリストはみんな、今回の朝日バッシングが安倍政権の仕掛けであることを見抜いているのだ。そして、この問題を使って右傾化が一気にエスカレートしていくことに一斉に警鐘を鳴らしている。

 ちなみに前出の「フィガロ」東京特派員のアルノー氏はこんな発言もしている。
「安倍首相を始めとする日本の右傾化した政治家たちは『朝日新聞は国際社会における日本のイメージを損ねた』と声高に叫んでいますが、事実は正反対です。仮に、日本の全メディアが、産経新聞のように報道してきたなら、今頃日本は国際社会において、どの国からも相手にされなくなっていたでしょう」(エンジョウトオル))


 
(写真引用はtwitter)



世間を賑わす三題話

近頃、世間を騒がせているのは、デング熱とテニスの錦織と朝日新聞たたき。
もっとも騒いでいるのは、テレビはじめメディアの方。
ただ、騒ぎ方が尋常ではない。

その1、デング熱を媒介するヒトスジシマカは日本にもいますが、刺されてもデング熱を発症しないタイプ。熱帯産のものが、代々木公園あたりで見つかったのは、温暖化のせいで棲息できるようになったのか、旅行者のバッグなどに紛れて渡来したものか。人から人へ感染しない一過性の病気だし、秋になれば棲息できないから、それほど恐れることはないtと思います。

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発症件数でいえば、昨年の方が何倍もたくさん出ています。国立感染症研究所のHPデータによると、昨年は全国249件。そのうち大阪でも33件あります。すべて渡航経験者です。これが騒がれずに今年はむやみに大騒ぎするのは、どういうわけか。棲息しないはずの媒体蚊が見つかったことにあるのでしょうが、生死にかかわる疾病ではない。恐ろしいのは、本当に温暖化のせいとしたら、日本の熱帯化の予兆かもしれない。その気候変動の方が怖いが、メディアの騒ぎ方には、そっちの観点はありません。

こんなバカ騒ぎ方に疑念を持ちますね。話題を作り、メディアと人々の関心がそっちに向いている方が都合がいい。そういう策謀を考える者が権力の側にいます。沖縄辺野古問題や原発再稼働、景気失速なんかがTV画面や紙面が埋まることを毛嫌いしている連中がいます。

その2、錦織圭の全米オープン決勝進出は、テニスの世界にあっては素晴らしい快挙です。しかし、四大大会は毎年やっていますが、これほど決勝進出が騒がれるのは、彼の国籍が日本人だからにすぎない。こういうヒーローが現れると、多くのメディアと人々は、急に同胞愛に目覚めます。

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それが証拠にテニス通以外の人は四大大会での歴代の他国の優勝者の名前さえ知らない。ふだんテニスになんの愛着もない人たちまで浮かれています。錦織は13歳、中学の途中からアメリカにテニス留学、向こうのコーチの指導を受けて大成した選手。日本人であることが大成に結びついたわけではない。五輪といい、他の国際大会といい、人物の国籍だけで熱狂する気が知れない。

そんなことより、興味深いのは彼の半生記。13歳の少年が、ひとかどのモノになるかどうか、まったく未知の未来に向かって一芸成就のために単身渡米して挑戦するという意気込みのすさまじさ、そして頂点が手に届くところまで成長したという努力と熱意。これには賛嘆をおしみませんけど、裏返せば、体育会系がはびこる日本にいたら大成しなかったかもね。

その3、朝日新聞は、めちゃめちゃに叩かれています。みっともないことに、読売や産経など同業他社は紙面で論難するほかに、朝日叩きを販促の商機とみて部数拡張にも利用しているらしい。文春(月刊誌も)や新潮などの週刊誌はこぞって朝日叩きの記事を満載しています。

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こうした事態を招いたのは、朝日新聞が過去の従軍慰安婦報道の一部を訂正した特集記事を掲載したからです。閑人は、なんでいまごろ、そうした記事を発表するのか怪訝に思いましたが、この訂正記事に火が付いた。さらに続報の補足記事や池上彰のコラム掲載拒否という一連の対応が油を注いでいます。

朝日の訂正記事は、次の二点です。
一、済州島で慰安婦にするため強制連行したという吉田清治の話は事実でなかったので、取り消す。
一、当時、勤労動員をかけられていた挺身隊と従軍慰安婦を混同していた部分があった。

閑人もこの業界の事情に少しはわかっていますが、32年もまえの報道について訂正記事を掲載しようとした背後にどんな事情があったのか、これは不可解なこと、真意がわかりません。ありていに言えば、誤報、虚報、誤った観測記事を出さなかったメディアはないでしょう。もちろん、あってはならないことですが、スネに傷もつことが十分にありうる業界です。いま朝日叩きをやっている側もわかっているはずです。

ですから、朝日の訂正記事をオニの首をとったように喜び、だから従軍慰安婦なんかいなかったのだと論点すりかえで朝日叩きの大キャンペーンを張っている読売、産経ほか週刊誌、月刊誌は見苦しい。この国のメディアのトップ、クオリティー・ペーパーの代表と目される朝日に対する妬みや対抗心も合わせて、権威引きずり下ろに躍起になっているようです。リベラルを嫌悪する右翼メディアが、この際とばかり叩いています。

右翼メディアは、過去の日本の歴史について修正主義的な立場をとっています。要するに歴史認識において事実と向き合わず、自分たちの立ち位置に都合がいいように歴史を歪曲します。まるで「明るく、清く、正しく」といった教室の努力目標にあるような自国の歴史だったと理解することでナショナリズムを満足させているようです。どの国にも、あるいは家庭にも、外聞をはばかるような事柄の一つや二つはあるものです。それを覆い隠して、クサいものにフタをしても始まりません。

朝日非難は、こんな調子です。
・従軍慰安婦そのものはいなかった
・世界に国辱を報道した
・嘘つき新聞は廃刊せよ、
などと喚き立てています。

朝日が吉田清治という怪しげな人物による「済州島慰安婦狩り」の詐話をマに受けて、報道したのは間違いだったことは明白です。しかし、先の大戦のさなかに国と軍部が関わり慰安所が設けられ、多くの慰安婦が軍とともにあったというのは事実です。それを裏づける資料があります。朝日はこの点については当然なことにこれ訂正していません。

そうした女性の人権無視があった事実まで覆い隠そうとする右翼メディアの意図はどこにあるのか。朝日のつまずきをこれ幸いとばかり、叩けば売れる、視聴率が上がる。そんな商業主義も思惑にあるのでしょう。

朝日叩きを掻き立てるメディアを一番喜んでいるのはアベ一派でしょう。アベ一派は朝日に遺恨を抱いています。リベラルで反戦の朝日を目の上のタンコブ視しています。朝日叩きに夢中なメディアは、結果として、アベ政権がもくろむ言論支配に加担しつつ、気がつけば政権翼賛報道しかできない戦前の愚行にからめとられることでしょう。

それにしてもメディアは、攻勢には強いが、守勢にはもろい。朝日も同じです。

(写真はGoogle引用)

追記 上記を掲載した夜、朝日新聞の社長が記者会見、福島原発発生時の東電対応についての誤報と慰安婦報道の一部誤報、さらに池上原稿の掲載拒否判断の誤りについて謝罪しました。朝日の信頼回復には非常に時間を要すると思います。政府はこの際とばかり朝日つぶしをたくらむでしょう。また政権御用のマスメディアが、過剰な朝日叩きに走るでしょう。言論の自由を封殺するような策謀や言説に要注意です。

女の声で「褒めあげ商法」の電話wwwww

見知らぬ若い?女性の声で電話があった。
いきなり本のことを褒められる。
なんだ、どうした?!
すぐ、なんか企みがありそうだと身構えます。

一部始終は、こうです。
「コウホウド―の○○です。東京の新聞広告を扱っているコウホウドーです。あなたが平成8年に出版された『夫婦へんろ紀行』という本を読みました。素晴らしい本です。四国お遍路の体験を生き生きと書かれていますね」
「はあ、まあ、ありがとうございます」
「土佐路を苦労して歩かれるところなど感動しましたよ。これから遍路される方には、いい参考になります」
「はあ、まあ、ありがとうございます」

「それで、こんないい本を私どもの方でサンケイ新聞東京本社版で、9月○日ごろに読書の秋ということで、2ページ見開きの作品広告を載せる計画をしていますが、それに作品をお出しになりませんか」

「えーと、どういうこと?広告を出せ、ということですか」
「そうです。たくさんの他の方の作品といっしょにです」
「広告出稿なら、する考えはありませんよ。広告なら出版社がします」

「自費出版されたものではないのですか」
「いえいえ、大阪の東方出版さんから出している一般の本です」
「著作権は出版社さんの方にあるのですか」
「いえ、著作権は私にありますが、出版の権利を出版社に委任しています」
「じゃあ、あの、印税をもらっていらっしゃる?」
「当たり前でしょ。とにかく広告出稿をするつもりはありませんから、出したければ出版社にあたってみてください」
ガチャン。

どこで本を見つけたのか知らないが、いきなり褒めているにしては、自費出版か一般本かの区別もついていない。だいいち作者自身が自分の作品を自分で広告出稿するって、そんなことはあまり聞かない話。(なかには売り込みがきついヘンな奴がいるのかもしれないが)。

電話を切れたあと、Google検索してみると、コウホウド―と名乗る会社は東京・虎ノ門にありました。漢字でなら「広報堂」。その社のHPによると、

私たち株式会社広報堂は1967年に設立。約30年にわたり産経新聞(東京本社版)の芸術企画を組んでいます。



要するに、芸術・文化関係に絞り、もっともらしいテ―マのもとに関連作品を集めてサンケイ新聞に広告を掲載、作者から広告料を取る広告代理店だと分かりました。見ず知らずの者に電話一本でいきなり作品を褒めて、広告出稿を促す商法は、いかにもウサン臭い。インチキ勧誘商法の手口と似ていなくもない。

こういうやり方が詐欺にもならず、「約30年」も続いているとしたら、対価に見合うかどうかは別にして、(喜んでか、泣く泣くか)広告料を払う者がいるからに違いない。

自費出版の世界ではよくある話。小説や詩歌の作品をベタ褒めして、わが社から出版してあげましょう。新聞広告も打ちますよ、と持ちかけて、編集、印刷、販売代行として高額の料金を取る手口。一度は自分の書いたもの、作ったものに陽の目を当てたい、認められたいと思っている人が少なくないから、結構、商売になっているらしい。かつて閑人のところに、そんな会社の一つから速達で手紙がきたことがありました。感動したとの手紙を速達で、、、というのがミソですね。

そんなことを思い出しながらネット検索していたら、広報堂から同じ手口で電話がかかり、あやうく高額の広告料をとられそうになった体験事例がうじゃうじゃありました。こうしたやり方は「褒めあげ商法」と呼ぶそうだ。そうした体験事例のブログの一つを引用してみましょう。

「あのう広報堂の○×と申します。(言い回しの変な初老の声)
「○○○○」を書かれた○山○平先生ですか?」
「はい、そうですが先生ではなく書き手です。」
「私は鳥取砂丘の近くの出身で昭和54年生まれです。(何だずいぶん若いではないか) 国立図書館で本を読ませていただき、島の活性化やアイターンの人たちの生活、少年時代のことなどがよく書かれていて感動しました。」
「読んでいただいて有り難う。」

「こちらは産経新聞の紙面を買い取り作品の広告を載せる企画ですが、あなたの作品が素晴らしいので是非(素晴らしい作品とオチョクリが始まったな)この度新聞に載せたいと思います。」
「はぁ、なるほど。」
 「来年一月七日の新聞に掲載予定で、葉書の半分の大きさになります。」
「ああ、そうですか。」

「出版社との契約も終わり何冊か手元に本が返されているのではありませんか」
「ああ、そうですが」

 「東日本版に掲載しますと三百万人の読者がいますので、こちらで本をお預かりして興味を持たれた人たちに販売させていただきます。経費は24万円かかりますがお手元に置かれているより売られた方が良いと思います。掲載された新聞を10部お宅の方にお送りしますので確認していただいて後に送金していただければ結構です」
「有り難うございます。折角ですが広告を出しても売れるような作品ではないのでそのつもりはありません」

「それは残念ですが、またお出しになったときはよろしくお願いします」
「続編も国会図書館にはありますよ」
「また読ませていただきます。失礼しました」

ネットで調べてみると産経一面の広告代は240万、20名騙されて480万手にして儲けは240万ということらしい。小説だけでなく自費出版した人間をターゲットにアクセスしているようだ。

こんな電話には用心しましょう。



(○○の伏字は引用者注です)

私のところにかかってきた電話とそっくりさんでしょ。女声、男声があるようですから、おそらく片っ端から電話をして、ノッテくるヤツをつかまえて商売にしていると想像されます。

この手の「褒めあげ商法」事例では、小説本のほかに短歌、和歌、絵画なんかにも及んでいるらしい。たとえば、趣味で永年,短歌なんかをたしなんでいる高齢者男女などは、褒められたうえ、新聞に作品が出るのは生涯の喜びだと舞いあがって、商談にノッテしまうようだ。あとで多額の広告料を請求されて嘆いても遅い。ツミ深い商法だなあ。

業界新聞なんかではあるかもしれないが、一般紙が記事に使う本や作品に広告料をとって載せることはない。新聞に載せるという持ち掛け方は正確ではない。正しくは新聞広告に載せるです。高齢者はだまされてはいけない。また「三百万人の読者」がいますなんてのは、ウソ八百。サンケイの東京本社版は71万部(同社媒体資料センター)しかない。

まあ、なんですね、詐欺にはなるまいが、よくまあ、懲りもせず、セコイ感じの口先商売をやってるものだ。その熱意に感動した。褒めてあげたい(笑)。 

それにしても、若い女の声で電話、、、なんてことはホントないなあ。

引用ブログ
http://takusan.grupo.jp/blog/493276

ポックリ寺のこと

過日、お墓参りの帰途、ポックリ寺に参りました。
ポックリ寺に参拝しましたと言いますと、怖いねえ、と言った女性がいました。

閑人には、ユーモラスな呼び名としか思わなかったのですが、怖いねえ、と言われると、確かにポックリと死は同じことを指しているですから、怖い話と言えば、怖い。死の話は、できれば避けて通りたい話かもしれません。

ポックリ寺は正式には「清水山吉田寺「といい、奈良県斑鳩町にあります。かの有名な法隆寺から西南一キロくらいのところ。付近には龍田神社もあり、それらを含めて、そぞろ歩きの散策路になっています。あたりは鄙びて、寺も小ぶりな規模で、静かでした。
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寺の縁起によりますと

吉田寺の創建は古く、天智天皇の勅願によると伝えられている。その後、平安時代末期、永延元年(987年)に恵心僧都源信が開基された。 浄土教の先駆者として知られる恵心僧都源信はお念仏のみ教えを早くから世に広められ、その著書の「往生要集」では、お念仏による衆生救済の功徳を理論付けられた。浄土宗の法然上人や浄土真宗の親鸞上人にも多大な影響を与えられた。</p>



由緒正しい古刹なんですが、ここが一般に知られているのは、こういう縁起があるからです。吉田寺公式ホームページから一部引用しますと、

「ぽっくり往生の寺」としても広く知られている。開基上人・恵心僧都が臨終の母に浄衣を着せかけられ、お念仏「南無阿弥陀佛」をお称えになると、恵心僧都の母は安らかに極楽往生を遂げられた。吉田寺の御本尊・丈六阿弥陀如来像は、恵心僧都が母の三回忌追善供養と末世衆生救済のために発願されたものである。

これが由縁となり吉田寺の御本尊前で御祈祷を受けると、長患いすることなく寿終の後には阿弥陀如来のお迎えがあるという霊験がある。現在ではシモの世話にならないようにと、肌着を持参して御祈祷をお受けになる方も多い。



シモの世話にならずと、具体的で切実な問題を回避できるとあるのが、この高齢化時代の男女の人心にうまくマッチしているようです。この日は、お参りしている人の姿はひとりも見られませんでした。お盆明けの翌日だったせいかもしれません。休憩所や手洗いのあたりで、普請工事が行われていました。

この寺に行くすがら、ポックリ往生の願いごとなら、長野で起きたPPK(ピンピンコロリ)運動のことを想い起していました。
こちらの運動も、命名がユーモラスで、しかし、高齢者たちの日頃の懸念を言い得て妙なのに感心します。もうとっくに逝った母にピンピンコロリとなるまで頑張ってや、と話した記憶が蘇ります。

改めてネット検索しましたら、発祥地の長野県には「ピンピンコロリ地蔵」というものまで建てられているのに驚きました。三十数年まえに地元の体育教師が健康長寿体操を考案。日本体育学会に「ピンピンコロリ (PPK) 運動について」と題し発表したのが始まりだそうです。

実際の運動というのは、「健康で長生きして死ぬ時はあっさり」という願いを込めた健康長寿体操。今時はやりのヨガとか、アスレチック・ジムと同じようなものかもしれないが、なんといっても、わが身、他人の身の往生際にとりわけこだわる高齢者の心をつかんでいますね。

ポックリもピンピンコロリも、言ってみれば、古今東西かわらぬ、生けるものの永遠の課題です。どうしようもないことは、祈るとか、成り行きに任せるしかないか。

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(ピンピンコロリ地蔵の写真はGoogle引用)







空蝉 夏の終わり

あの光源氏が見染めて、近づいたら、衣一枚うち捨てて、姿を消した女を、その後、名付けて空蝉という。源氏物語にも出てくるのだから、蝉の抜け殻は昔から、その存在がよく知られていたのに違いない。

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お盆を過ぎると、蝉しぐれもいくらか静まった感じです。閑人宅でも家屋の壁や駐車場で羽化し、あとに透明な薄茶色の抜け殻がいくつかくっついています。空蝉です。豊かな庭木があれば、幹を伝ってに上り、羽化するのでしょうが、そういう環境ではないにもかかわらず、砂利敷きの硬い庭土を穿って出てくるからすごい。生命力の不思議です。

羽化作業は天敵にねらわれない夜に行われるそうです。裡科観察でもしない限り、普通は目にしない。蝉の生態についてはまだ分からないことが多いうえ、地中に3年とか、長いのになると十数年とか潜伏し、地上に現れては、火がついたように鳴きますが、ほんの短い生涯を送ると信じられていますので、カゲロウと同じように儚い存在とみられています。

こういう不思議な生態とともに羽化したあとの命の儚いところが、日本人好みの無常感に通じています。蝉にもいろいろ種類がありますが、閑人が好きなのは、山中で耳にする日暮らしの鳴き声。カナカナ、カナカナと低く、か細く、余韻のある静かな趣がいい。

日暮らしを秋の山道を下りながら、耳にすると、しみじみ心が安らかになります。コオロギや鈴虫の鳴く声とおなじように心を打ちます。この世を謳歌し、世界をひとり占めするような燃焼したとしても、生あるものはいずれは虚しく果てるという無常感と重なります。凡々たる閑人なら、なおさらのことです。

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(日暮らしの写真はGoogle引用)

野球の監督

7月末のこと、復調した岩田投手が好投したのに、打線の援護がなくて敗けた。(7月29日、対ヤクルト戦)。8回自責点2で負け投手とは気の毒なことです.。あとを継いだ新加入の建山が傷を深めてしまった。ガックリ連敗です。阪神には首位巨人に肉薄する気迫が感じられない。

岩田が苦杯した、この日のナイターでソフトバンクのスタンリッジは8勝目、横浜の久保がなんと9勝目をあげています。二人合わせて17勝!!阪神にはまだ、この時点では9勝投手はいませんでした。二人の投手はタイガースが今季昨シーズン末に放出した投手です。皮肉な話じゃーありませんか。

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(阪神当時のスタンリッジ投手   Google引用)

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(阪神当時の久保投手  Google引用)

球団はどっち向いて投手陣の編成しているのかいな。和田監督や中西ピッチングコーチの目は、どうなっているのか。今の時点では明らかに手放した側の失敗ですね。スタンリッジは阪神の残留を希望していたが、球団からのオファーがなかったと移籍時に悔しがっています。在籍4年、35勝勝利をあげている投手に冷たい仕打ちでした。

プロ野球協約によれは外国人選手のチームの出場登録枠は4人が決まりです。抑えに韓国からオー・スンハンを獲得すれば、メッセンジャー、ゴメス、マートンといるため、だれかがハミ出します。この枠はベンチ外には通用しませんから、スタンとメッセを同時に取り込み、一軍とファームを休養日を挟んで交互にでもベンチ入りさせれば、抱えることは可能だったはずです。

契約金などの問題があったかもしれませんが、二ケタ勝利が可能な投手を手放すほど阪神投手陣は人材豊富ではないはず。久保にいたっては5年在籍、14勝あげたシーズンもあるのに、昨シーズン、藤川に代わるクローザーの役を押し付けられた。久保は抑えには向かないタイプです。監督の誤った采配から一気にやる気を失わせました。

久保はイヤ気をさしたのでしょう。新天地を求めてFA権を行使、横浜に移りセ投手陣のハーラーダービー争いに加わる勝ち星を、あの下位球団で積み上げています。

現時点で二人合わせて17勝の実績と見ますと。いかに阪神球団のおえら方たちに見る目がないか、歴然です。こうした不見識な編成について、球団側がフアンに反省の弁を述べたことがないのも不思議です。スタンリッジや久保にはもともといい腕があります。それを生かせない和田監督はまったく優柔不断な人物で、選手起用や作戦を見るかぎり拙策が多い。

監督という仕事をオーケストラの指揮者を同じように高く評価する向きもいますけれど、閑人はそうは思いません。勝負ごとには自然に備わった闘争心、競争心が動き出します。子供の鬼ごっこ、イス取りゲーム、徒競走をみてもわかります。争う場を設定すれば、自ずと闘うものです。

プロの場合、その仕事が賃金や名声に結びつくわけですから、チームの枠組みさえしっかり支えれば、だれだってて職を失う方向に走るはずがありません。つまり勝負ということからすれば、勝ったり負けたり、シーズンを終わってみれば、いくらかの差がついた、というのがペナントレースです。

そこで、勝つ監督と負ける監督とは、どのくらい力量の差があるものかを考えます。資料によれば、500試合以上のプロ野球監督経験者の通算勝率ベスト30位リストをみますと、
ベスト3は
1位 鶴岡一人 0.609
2位 川上哲治 0.591
3位 藤田元司 0.591

つまり、名監督といえども勝率6割そこそこなんです。五分五分にちょっと毛が生えた程度なんです。ぶっちぎって強いとか、スーパー監督はいないのです。言い換えれば、トーナメント戦なら優勝できない監督ばかりです。

ワースト3は
28位 別当 薫  0.517
29位 山内一弘  0.518
30位 若松 勉  0.518

どうですか。こっちは限りなく五分五分に近いけれど、監督30人を比較すれば、みんな似たり寄ったり、五分五分同然のレベルです。トップ監督と最下位監督との差を比べても勝率1割の差に達しません。年間145試合のペナントレースで言えば、14.5差にもならないわけです。あのブツブツ言いで知られるノムラさんなど30位以内にはいません。

別に歴代監督を貶めているわけではありませんが、ほぼ五分五分なら、だれが監督の座にすわっていてもつとまるんじゃないか。そういうことがわかるデータです。

ちなみにわれらのタイガース監督では30位のなかで
8位  岡田彰布 0.561
13位 若林忠志 0.546
16位 星野仙一 0. 538

当たり前の話ですが、監督が試合中の選手に、
「ここでファインプレーして守れとか」、
「ここで三者凡退にしろ」、
「ここでホームランを打って逆転せよ」
とか指示できるわけもありませんし、指示しても無意味です。ラグビーなんか監督はスタンドで試合をみています。

だとすれば、監督の役割とはなんぞや。

今夏、高校野球大阪大会で監督不在のPL学園が決勝戦まで勝ち上がったのは、監督がいても、いなくても選手に優勝を目指す意欲があれば自然に競争心を発揮するいい例です。

野球の監督というのは、選手の向上欲や競争心をうまく引き出すメンタル面と投手起用などの作戦面で、ほんの少しばかり気配りできればいいんです。和田監督のように敗戦につながる拙策をしないことです。みすみす無駄な打線組み換えや投手交代やバント作戦をしないことです。いたずらに思いつきの策を弄するから敗けるのです。なにもしないでも、おおむね五分五分は行けるのですから。

監督の最大の役割は,、もって生まれた才能ある選手を掘り出して、レギュラーにすることです。昨年のマー君がいた楽天しかり、、オー・ナガシマがいた巨人しかりです。タイガースであれば初めて日本一になった1985年、バース、掛布、岡田と役者がそろったときです。強い監督がいたからチームが強かったのではなくて、天賦の才に恵まれた選手たちを集めて、のびのびやらせた結果、強かったのです。

プロ球団は、チーム編成さえ強固にすれば、あとは選手が自発的に燃えるものだと思います。監督の采配で勝てるとしたら、勝率9割や8割の監督がいても不思議ではありませんが、実態は数字に現れています。敗けるのは、編成自体が弱体なのと監督の拙策のせいです。いい選手を揃え、いい選手を手放さないことです

阪神フアンの知人は、阪神フアンをやってると、シーズン中、だいたい8割方はため息や愚痴になり、残り2割でなんとか喜ばせてもらっていると述懐してましたが、まったくそうなんだな、われらのタイガースは!!
まあ、仏頂面の和田監督とはいっしょにビールを飲みたいって思わないネ。

*監督通算勝率は以下のサイトから引用させてもらいました。
『プロ野球データ管理室』
http://www.din.or.jp/~nakatomi/record/total/k_syoritu30.html

バカな市長選

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あほらしい市長選が終わりました。
不毛の公金ムダ使い選挙。
悪態をつくハシモトの口調にならえば、まことにバカな選挙、オナニー選挙というべきか,便所紙選挙というべきか、くだらない選挙でした。

ハシモトの盟友、シンタロウもさっそく「大義がないじゃん」と一蹴してましたね。翌日は「もうついていけない」と泣きごとを言って維新府議が会派を離脱しました。離脱なだれ現象が起きる可能性が大いにありますね。

わざわざ日曜日なのに、投票所に足を運んで、なおかつ投票紙に「なんにも書かなかった」票が、なんと45018票。
書いたものの「ふざけるな}、「無駄使いだ」「X」など候補者選択には無関係な票が、これまた20240票。合わせて6万強の無効票が飛び出しました。中小都市なら人口に値する数字ですね。

こんな市長選、見たことも聞いたこともない。ごくごく普通に考えれば、これら大量の無効票の意味は、あのハシモトへの積極的な批判票とみるべきでしょう。選挙には賛否を問う政策や主張があるものだが、今回は、まったくその賛否を問うどころか、選挙自体に抗議が込められたとい言っていい。

なにしろ落選3候補の総投票数よりも、無効票が多いのダ。“次点者”は無効票という世にも不思議な開票結果です。


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いまさらですが、ハシモトは政治的にはいわゆる旬が過ぎた人物、週刊紙であの「たかじん」の後狙いでお笑い芸人に戻った方がいいのではないかとからかわれています。威勢のいい弁舌も出まかせ放題だったことがばれて愛想づかした有権者の数は、前回得票数の半分になったことでも現れています。

もっとも、いまだに半分もがハシモトがいいと踏んでいる市民がいるのか、そのあほらしさ加減にア然としますけれど。まだハシモトデビューのころの甘い呪縛から解放されていない人が大勢いるみたいですね。


なんにも成果をあげていないハシモトですが、最強の軍隊である米軍の綱紀粛正の一環に売春婦を活用したらと進言したり、慰安婦発言で世界に冠たる大阪市長の存在を知らしめましたほか、あらたに以下のようなレコードも達成しました。ながく大阪市政史上に記録を留めることでしょう。

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(写真、イラスト,表はすべてGoogle引用)

大阪市長選の顔ぶれ

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寒々した風景じゃぁ―あ―リませんか。
えっ、選挙やっとるんですか。
街角に見るハシモトの自作自演による出直し市長選のポスター掲示板です。

なにしろ事前の説明会に13陣営(というか、冷やかし組)が出席したので、急きょ、資材無駄遣いのバカでかい掲示板になった。これによって選挙への市民の血税投入額は6億円に上るという。ハタ迷惑なことだと主要政党や面従腹背のお役所は思っているだろう。喜んでいるのは、不意の収益事業が転がりこんだ掲示板制作業者だけという珍しい選挙戦になりました。

結局、立候補したのは、ハシモトのほかには、いわゆる泡沫候補と呼ばれる選挙マニアや大胆果敢な挑戦者ではないかとみられる人物ら3人です。どんな人たちなのか、それぞれのHPないしブログから経歴や人物紹介を拝見、引用しました。

なお、持論の慰安婦問題を持ち出して、哲学者、適菜収さんから「世界にはばたくようになった」と揶揄され、あの北野武さんからは「落ち目のアイドル」と一刀両断されたハシモト候補については、もうあらためて紹介するまでもない、全国で知らぬものはおそらくいない稀代の大人物ですから、ここではこの人は措いといて、他の3人をみて見ましょう。(届け出順)

元派遣社員、二野宮候補はこのような人物です。

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2009年尼崎市議会議員選挙で、59人中56番目の291票で落選(涙)

小・中学校不登校で卒業し、大検に合格しました
信念 大人は自分の信念をつらぬいて、他人の言動でコロコロと意見を変えたりしない
人生 自分の人生をつまらなくしてるのは自分自身にあると自覚し、楽しいことや嬉しいことを考えれば今よりも幸せになるんじゃないかと願ってる
資格・漢検2級、秘書技能検定2級、危険物取扱者乙4類、二級ボイラー技士、第4級アマチュア無線技士、甲種防火管理者、日商ゴールドホルダー
発達障害、双極性感情障害



この人の選挙歴は今回が二度目です。まだまだ若いようですから、こんごも選歴の経験を積み重ねて挑戦して行かれるのでしょう。それにしても資格マニアでもありますね。


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政党代表、マック赤坂候補は輝くばかりの歴戦の勇士であることが分かります。すべての選挙で得票率が2・1%を超えたことがありませんので、今回の市長選は注目の一番ですね。おそらく候補者は唯一のハシモト対抗馬と自認していることでしょう。

2007年4月22日 東京都港区議会議員選挙 落選 179票 0.3%
2007年7月29日 第21回参議院議員通常選挙東京都選挙区 落選 6,408票 0.1%
2009年8月30日 第45回衆議院議員総選挙東京都第1区 落選 987票 0.3%
2010年7月11日 第22回参議院議員通常選挙東京都選挙区 落選 7,599票 0.1%
2011年4月10日 東京都知事選挙 落選 4,598票 0.1%
2011年11月27日 大阪府知事選挙 落選 21,479票 0.6%
2012年10月21日 新潟県知事選挙 落選 17,884票 2.1%
2012年12月16日 東京都知事選挙 落選 38,855票 0.6%
2013年7月21日 第23回参議院議員通常選挙東京都選挙区 落選 12,228票 0.2%
2014年2月9日 東京都知事選挙 落選 15,070票 0.3%



マック候補が心中おおいに期するところがあるのは、公約をみても分かります。

道州制には賛成するが、大阪都構想に反対
スマイル教育の普及
市民税・事業税を半分にカット
大阪市の職員の給与と大阪市議会議員の人数と報酬を半分にカット
大阪市長の報酬をゼロにする
市の業務の効率化
大阪市を『完全永世中立都市』として世界に宣言する
少子化高齢化対策・クラブ文化の復活・バリアフリー化
個性のある人間教育の実施
大阪の象徴といえる吉本興業の市営化
当選したら市長として吉本新喜劇に出演
大阪スマイル条例を制定し、御堂筋特区を作り、眉間にしわを寄せて歩いていたら罰金3万円



「吉本の市営化」やら「眉間にしわを寄せて歩いていたら罰金3万円」などというのは、スマイル党総裁ならではの着想です。

元衆院議員秘書、藤島候補も近年は選挙に人生をかけているみたいです。

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1996 衆議院議員(旧民主党)五島正規(四国比例・高知)の公設第1秘書
2007 高知市長選挙に立候補/地元小学校の廃校に反対(落選)
2010 参議院高知選挙区に立候補/高知白バイ事件の解決を訴える(落選)
2011   統一地方選挙(高知県議)/日本初の「脱原発」を掲げるも落選
2012    衆院選 日本未来の党公認で埼玉5区から出るも落選
2013    参院選 無所属で大阪選挙区から出るも落選



この選挙は、ハシモトのひとり夢芝居ですから、例のない茶番劇にどのくらいの観客が見にゆくか。マック候補の健闘とともに投票率が楽しみではありますが、本来あってはならない公金無駄遣い選挙でであることは、言うまでもないことだと思います。

(写真はGoogle引用)
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