捕鯨

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日本の捕鯨に反対する立場で、いぜんにも、このブログで書いた。

今回の反捕鯨団体、シー・シェパード所属の抗議船と日本の調査捕鯨船の衝突事件は、どちらが第一当事者か知らない。どっちもぶつかってきたのは、相手船だといっている。抗議船側はオランダで日本側に損害賠償等について提訴したようだ。日本側も応訴するだろう。衝突の真相がはっきりするのは、当分むずかしい。

それにしても、吹き矢のようなボーガンまで積み込んで実力行使の構えをみせる抗議船側の強硬な出方には驚くものの、このような危険な出会いを誘発しているのは、日本の調査捕鯨という名の”商業捕鯨”である。

南極における生態系の調査とか、鯨資源の調査とかの名目でもう十数年にも渡って、毎年、千頭ほどの鯨を捕獲している。これほど長期に、多数の鯨を捕獲して、一体、どんな意味がある調査が出ているというのか。鯨資源の保護という観点からの調査でなく、いかに都合のいい理由をみつけて鯨を捕獲できるかを探る、、という調査のようである。

しつこく調査捕鯨をやっている財団法人は農水省の外郭団体、理事長はじめ役員には水産庁OBガ多い。現理事長も二度目の財団を渡り鳥しているOBである。かれらは高額の年収を得ている。調査捕鯨の捕獲した肉や脂は「調査したあとの有効的活用」という趣旨で民間に販売されており、その収益が財団経営の重要な資金源になっている。

じっさいには財団法人の運営資金稼ぎに調査捕鯨があるのだろう。平たく言うと、財団のメシの種なんだろう。國際社会で軋轢を生む調査捕鯨を継続する意義があるのかどうか、それこそ事業仕分けの対象にして、吟味すべきだろう。

鯨漁業をやってきた沿岸漁民、あるいは鯨食の文化等は命脈を保つ道を別途考えることは必要かもしれないが、日本社会における役割はもう大きくない。捕鯨を生計とする漁民は、いまやほとんどおらず、鯨食文化も日本人の食生活にあっては、かつてののような依存傾向はぜんぜんない。たぶん、年に一回も鯨を食しない国民が大多数であろう。供給がないからではなく、食料事情が様変わりしているからだ。実態は珍味の食に過ぎない。

(写真はGOOGLE 画像)
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