阪神連敗

阪神ターガースファンは哀しからずや
中日に及ばず 巨人に追い抜かれ
はや首位争いはカヤの外
ひとり漂うか

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セ・パ交流戦4連敗。開幕当時の勢いが廃れて、いつのまに4位に転落、いまのままでは5位に転げ落ちるのも時間の問題か。

なぜ、この老舗のチームは、弱いのか。
なぜ、弱いにもかかわらず、日本一ファンが多いのか。

3年続きで沖縄、安芸、沖縄と春季キャンプを追っかっけしてきたものとしては、言葉が見つからない。ただただ、情けなく、ふがいない。マユミと同様、ワダも目を見張るような采配の妙を発揮しない。ここまで40戦やってきて、それが見えないとなると、もう今後、鮮やかな手腕を期待できないかもしれない。

今季のタイガースは、ほぼ選手補強をしなかった。戦力補強をしなかったのは、昨年わずか1ゲーム差で優勝を逸した結果から、チーム戦力は十分、あとは運用次第である考えたからにちがいない。その運用を任されたワダが、効果的な戦術を見せず、腕組みしているだけです。

昨日(5月20日)の対楽天戦はひどかった。一回先制をひっくり返す3点を入れて幸先よいスタートを切りましたが、久保が打たれ、筒井が崩れ、援護の打線が肝心なときに火を噴かなかった。あまりの大量失点に7回で一斉に上げるフーセンがてんで勝手にどんどん離され、席を立つファンが続出しました。小2の孫が観戦に行っていただけに、まことに残念でした。

今季の阪神。これまでのところ投手陣が最低失点でがんばっているときは、打撃陣が沈黙し、ここにきて打線が上向くと、投手陣が崩壊しています。チグハグ、なにか噛み合わない。打線で、ベスト10に入っているのは、鳥谷ひとり。ブラもマートンも金本も2割そこそこ。本来、軸になるべき新井兄は、チャンスに弱すぎる。打線がラインにならず、点が散発しているのに過ぎない。

まえにも書きましたが、金本は復調の兆しが見えて、4番に座っています。しかし、4番らしさの強みも凄みもない。さらに守備は見るにたえない。いつまでも情に縛られず、代打専門にすべきであります。桧山、金本は代打としてなら、まだ重みがあります。

ワダには選手起用に迷いがありすぎます。センターは、どうですか。大和、俊介、田上、浅井、平野。コロコロと日替わりします。打撃を買うのか、守備を買うのか、老練を買うのか。ぜんぜん腰が定まらない。こういう起用の仕方では選手が育たない。

なぜ、この老舗のチームは、弱いのか。
なぜ、弱いにもかかわらず、日本一ファンが多いのか。

この大きな設問は、まだ自問自答できていません。

古書市体験

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パソコン仲間の主婦が趣味の陶芸品などを展示販売することになり、小さなお店を出します。

地元のNPO法人が主催する町おこしの古書市なのですが、その話に厚かましく乗りまして、お店に居候参加させてもらいました。出店の決まりはリンゴ箱ひと箱を土台に、商品の半分は古本であることくらい。あとは木工や陶器、衣類、手芸品など雑貨を並べていいことになっています。気分はフリーマーケットみたい。

さて、屋外での出店ですから、空模様がいちばん気になりました。あいにく五月の薫風というわけにはいきませんでしたが、まずまずのお天気。主催者側に指定された旧家に行きましたところ、立派な門構えをくぐった入口が提供されました。

主婦の娘さんの大学生といっしょに紙箱を重ねて、粘着テープで強化して陳列ケースをつくります。ときおり一陣の風が吹きますと、倒れそうになります。ヒヤヒヤのインスタント・ショップです。私は自著や人様の山の本を並べました。また木工作家からお預かりしてきたケータイストラップや杉の木で作った箸も並べました。大学生はお手製のペンダント、御椀のような器など陶芸品をていねいに陳列しました。

開催は朝10時から16時まで。飾りつけが終わったころは、もう開店時間に入ってました。さて、ここからが正念場です。私はサラリーマン時代を通じても、対面でモノを売ったりしたことはありませんので、お客さんとの応対は楽しみでもあり、不安でもあります。

最初にサイクリング途中の男性二人が入ってきて、あれこれ見たあと、山歩きにも興味があるなあと言いながら、本を手に取って、中身をペラペラめくります。このとき大学生がいいタイミングで、その本はここにいる人が書いたものですよ、と声をかけてくれまして、それをきっかけに購買決定。二人とも買ってくれましたね。これはまことにドキドキするような嬉しい成り行きでしたね。むろん、新本ですけれど、古本市の趣旨にあわせて、定価よりも格段の安い値段でした。まあ、今回は儲ける気がない、ビジネスではありませんので、それでも十分、面白く、楽しかった。

主婦と大学生の方は、せっせと創ってきた陶芸の作品が、よく売れました。並べた文庫本や、そのブックカバーなどよりも、陶芸品が売れましたので、納得の様子でした。居候としては、大家さんがうまく行って貰わないと、とても困りますのですが、それはまったく大丈夫でした。

こうして、一日古本市を体験しました。私の成果に限って言えば、自著8冊、人さまの本1冊が売れました。じっくり時間をかけて陶芸品をためすすがめつして、お買い上げかなと思うと、手を離してゆくお客さん、パッとみて即決するお客さん。いまさらながら、人は様々ですね。ただ、腕のいい販売員になるコツというか、感じはよくわかったような、お店ごっこ体験でした。

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                             (写真はエンピツ画ふうに加工しています)

中国映画『サンザシの樹の下で』

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中国映画の巨匠、チャン・イーモウ監督の映画を久しぶりにDVDで見ました。遅ればせ、です。チャン・イーモウの作品はデビューの『紅いコーリャン』いらいずっと見ていますが、今回の作品はかつての『あの子を探して』、『初恋がきた道』、『至福のとき』の三部作に連なる純愛もの。

一途に思いつめる青年と純真無垢な娘の恋、姿を消した青年の消息が届いたときは、青年は白血病で亡くなる寸前の病床。という筋だけ取れば、よくある陳腐な話ですが、時は毛沢東が号令をかけた文化大革命のまっただ中、不条理な身分制度や息苦しい監視管理社会のなかでの、人目を偲ぶ貧しいプラトニックな恋は切なく悲しい。昔の大映映画なんかなら、「三倍泣けます」という宣伝文句がつきそうな正攻法の純愛路線。

あらましはーーー。文化大革命で統制管理が強まる1970年代。走資派とみられた家の子弟は、農民に学べと都市から下放されました。女生徒、ジンチュウが派遣された村にあるサンザシの樹は、白い花が赤く咲くといいます。抗日戦争で亡くなった中国軍兵士の血に染まっているからだといいます。預けられた村長宅で、地理調査に来ていた党幹部の息子、青年スンと出会う。スンとジンチュウは、やがてお互いに恋心を抱くけれど、彼女にとって身分違いの恋。反革命分子と見なされた父は投獄され、母は職場でいじめ抜かれています。

ただ、ちゃんと学習すれば教職に就く機会がある彼女は、絶望から抜け出せる家族の希望の星でした。もっとも大革命の本分に背いて学生が道ならぬ恋をしていることがバレると、すべてを失ってしまう。あるとき、スンは健診と称して入院する。病院を見舞ったあと、ジンチュウは、色鮮やかな赤い布を見つけスンと約束をする。「サンザシの花が咲く頃、この布で作った赤い服を着て、あなたと一緒に見に行くわ」……。

青年の恋さえも許されぬ管理命令と密告監視のなかで、逢瀬の二人のシーンが清楚で美しい。清流での水浴び、自転車での二人乗り。見舞い時間外で追い出されたジンチュウがスンの病室を見上げて座り込む病院の玄関のシーン、そして,スンの危篤を聞いて駆け出す青い服のジンチュウが、病室に飛び込んだときは、約束の真っ赤な服を着ていた、さらに病床の青年が二人で撮った写真が思いがけないところに貼ってあるショット、、、、、。チャン・イーモウ監督は、こうした恋心の機微に触れた場面創りが実に巧みです。心打ちますね。

のちにチャン・イーモウはハリウッド映画まがいの『HERO』や『LOVERS』などで作風を大転換したころがありましたが、09年の北京オリンピック演出のあとは、また元の人の生きる喜びと哀しみを細やかに描く路線に戻ったようで喜ばしい。


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いまの日本映画はTVドラマ、人気コミックのアホらしい焼き直しばかりで、大人が見るに堪える映画が数少ない。ここは中国、台湾、韓国がいい映画を作って楽しませてほしいものです。

それにしても、チャン・イーモウ監督が見出したコン・リー(上)とチャン・ツィイー(中)は国際的な大女優になりましたが、今回のチョウ・ドンユイ(下)はどうだろうか。色白、細おもて、笑顔が寂しい、どこか薄幸な顔立ちがする女優なんですがね。あの映画の役柄のせいかな。

                                       (写真はGoogle引用)
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