師走寸感

一、ことしは、二度ダウンしました。夏と冬、いずれもノロウイルスに似た症状。あわせて40日間も臥床の身。こんなことは例年にないこと。昨年の帯状疱疹、脊柱管狭窄症に続く体調不良。これは、まあ、否応無しの経年劣化、確実に老いの坂を下っているのだろう。点滴さまさま、トホホ

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一、ダウンといえば、臥床の身に、愛するタイガースの惨めが敗戦続きは堪えましたね。ワダ監督は高校野球以下の拙い采配でした。金本、藤川、平野、ブラゼル去り、MLB出戻り組みの福留孝介、西岡剛、オリックスから日高剛来りて、春夏連覇の主戦、藤浪晋太郎が参入した。福留、西岡はかつて中日とロッテで実績を残したが、いまも力があればMLBにとどまれるわけだから、要する、落ち武者たち。こういう連中を助っ人にするより
上本や伊藤など素質がある若手をちゃんちゃんと育てんかいな。

無題


一、週刊誌の今週号の見出しによれば、「維新は犯罪のデパート」。幹部の学歴詐称も出てきたようだ。あの大阪だけ特化した選挙結果のあと、出るわ出るわ、維新候補運動員の公選法違反の逮捕者。橋下得意とする用語に「マネジメント」というのがありますが、自分の陣営のマネジメントもロクにできたてなかった証拠。キャンガル(宣伝キャンペーンガール)出身で、棒読み演説を5分間しか喋れないという女性候補(重複比例で復活当選)からも運動員が逮捕されてるじゃあ、あーりませんか。カネがないはずなのに、なぜか買収容疑ばかり。どっから出たカネかいな。それにしても、質問されたら「勉強して出直しますっ」と明るく逃げるだけの女を選んだ方の責任も、大いにありまっせ。まったくハシボウ(箸にも棒にもならない)のトンデモ政党です。

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一、漫画『はだしのゲン』の作者、中沢啓治さんが亡くなりました。広島勤務時代、職場の本棚にあって、何度もゲンを読みましたよ。全くの同世代ですから、彼氏の凄惨な被爆体験を、その被爆の地で読むのは、特別に身につまされました。訃報の記事は予想通りの展開でしたが、ほんとうはもっと生前に中沢さんの活動を熱心に記事にすべきでした。忸怩たる思いです。後で後悔し、赤面することばかりの人生じゃな。

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一、臥床して食欲がないとき、お粥かリゾットをよく食べました。お粥はいうまでもありませんが、伝統的な病人食でもあります。リゾットは、いうなれば西洋雑炊。これが彼の地では病人食にされているかどうか知りませんが、ホタテ味やトマト味にしたら、実に美味しい。やや水分を多めにすると、口当たりもよくて、一膳相当のご飯を食べきってしまう。筆者は夜はアルコールを飲み、朝は牛乳とコーヒー、昼は麺類を好んで食べるので、一度も飯をたべることがない暮らしをしてきました。老いて、食が変わるのはいい兆候ではないそうですが、なにをもう、今更という心境ですね。

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一、おそおそに安倍第二次内閣発足。顔ぶれをみると、安倍好みの右翼強硬派がずらり。いよいよ憲法、教育、安全保障などを改悪する準備に踏み出した。世襲三代目の政治家。大学入学も就職も、おそらく森永製菓社長ご令嬢のアッキーとの結婚も、そして初当選も、みんな血筋任せできた坊ちゃんが、なぜウルトラ右翼なのか。

彼は満州国という名の傀儡国家作りの寄与し、自ら副首相になった祖父、岸信介を尊敬している。戦争遂行の東条内閣の商工大臣、A級戦犯でハンギング(絞首刑)になる前、アメリカの政策転換から、あやうく釈放されて政界復帰、悪名高い安保条約改定を進めたときの首相だった。尋常な人間なら、そんな祖父を重荷に思い、「もう爺さんのことは爺さんのこと、わたしゃしらないよ」というセンスになるもんだと忖度しますが、坊ちゃんはこともあろうに、その軍国、皇国史観の戦前に日本を戻したいそうだ。彼はきっと、爺さんのようになりたーいと内心思っているのでしょうね。

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一、長生きすると、ロクでもない世の中の変遷を目の当たりにしますね。せめて同感される部分がありましたら、掉尾を飾る「拍手」をプチッとクリックしてくださいませ。読者諸兄姉さま

  (写真、イラスト引用はGoogle)



選挙は終わった

師走選挙が終わりました。
イヤな時代の始まりになるのではと気がかりですね。

落選した真紀子節では「自爆テロ解散」と評しています。昔からサルは木から落ちてもサルですが、議員は落ちたら、タダの人です。ノダさんの采配を非難していますね。

結果は、民主党の自滅凋落。
敵失をたっぷりもらった自民党が政権回帰。
「民」も「自」も頼りにならへんと思った第三の層が、中小政党をさらに分散化させました。

これでわかったことは、

一つ、小選挙区制比例代表並立制というのは、改めて得票率と議席数がアンバランスになる仕組みだということ。
二つめは、鳴り物入りで維新は国政政党を目指したが、しょせん地域政党にすぎなかったということです。

二つ目から述べますと、維新は小選挙区で14、比例代表で40(うち近畿ブロックで10)の議席を獲得しました。14のうち12までは、発祥地元の大阪府内の選挙区19のなかで制したものです。あとは岡山3区と熊本4区で自民党から鞍替した各一人です。全国300議席からすると、この結果は、完全に大阪バージョンです。その拡散の狭さでは、浪速の味として全国展開しているお好み焼きやタコ焼きにも遠く及びませんでした。

こうした結果の第一の理由は、橋下人気を関西エリアのTVや新聞が、橋下の知事選立候補いらい、むやみやたらにヨイショしてきたことが府民に深く浸透していたからです。府政にも市政にも大いに問題行政があるのに、ロクに批判せず、追従しました。大阪を離れると、犬の遠吠えみたいな存在であったということです。国民に普遍性のない橋下維新を持ち上げてきたマスコミの責任重大です。

第二には、政治に対する大阪人の独特の外野スタンド的意識です。これまでに西川きよし、ノックを選んだ実績と同じもので、なんかオモロイことあらへんかなあ、そんならやってみいや、という感覚です。必ずしも無責任な部外者意識ではないのですが、お上のやることや、制度の運用なんかをハナから信頼していない態度の現れだと思います。維新やったら、なんかやるんとちゃう、という感覚が大阪バージョンの維新を押し上げました。

公明党や共産党には、大幅な党勢拡大は望めませんが、一定の固定支持者がいますので、独自の安定がそれなりにあります。一方、維新はまったく浮動層、B層依存ですから、風向き次第で伸びる余地も消滅する余地も大ありです。私は後者を期待していますけれど、ね。

今朝の毎日紙が指摘していましたが、大阪府19選挙区で前回選挙の当選者が連勝した選挙区は皆無です。ぜんぶ入れ変わっています。長けれないいというものではありませんが、同時にコロコロ入れ変わっていいんかいな、ということを考えさせられます。ならば、この現象は次回もまた、そうなるかもしれない、という示唆をしていますね。

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              (筆者注  イラスト上でクリックすると、拡大します
              維新=黄色=が、大阪特化政党であることが一目瞭然です)


最初の一つ目の問題ですが、12年ほど前に導入された小選挙区比例代表制選挙がすでに指摘されている問題が、今回もまたモロに出たということです。一選挙区一議席制というのは、一票差でも当選者が出るわけですが、その結果、他の複数政党への投票総数が、当選者票を上回っていても、全部死票とされてしまうことです。

今朝の毎日紙の分析では、民自第三極など複数政党が、三つ巴対抗した204小選挙区で、自民党は8割を超す168議席を獲得していますが、そのうちの6割に当たる109選挙区では、民主党プラスいわゆる第三極政党の合計の方が自民党票を上回っているとのことです。つまり民プラス第三極政党という「非自民」が数の上では勝っているのに死票となっています。

これは今回の結果が、自民の圧勝とはいえ、自民人気が燃え上がったという背景にあるのではなくて、まあ、相対的にいえば自民か、という投票先に迷った人たちの集積であることを物語っています。

今回の選挙では、こうした傾向を踏まえて小選挙区をみると、自民は得票率35・26%なのに、237議席(全議席の49・4%)を獲得しています。数字だけ見れば一目瞭然ですが、得票率3分の1強ですが、議席は半分かっさらっています。つまり、得票率=民意とすれば、民意以上の議席を取ってしまっています。

このことは2005年の郵政選挙の自民党、その反動で2009年、政権交代した民主党、そして今回の自民党の圧勝という揺り戻しのサイクルを生み出しています。小選挙区のデメリットを補うために比例代表並立制が同時に採用されていますが、これとても得票率と議席数がアンバンランスになります。これは地域ブロック制度であるため一層ややこしくしています。

ちなみに今回の比例代表では、自民党は得票率27・62%にすぎないのに、57議席(全議席は180)を取っています。まことにマジックみたいな結果です。これは重複立候補制でもあるので、小選挙区当選者はパスして、次の順位のものに回されるから起きる矛盾です。

結局、ベストの選挙制度というものは、いわゆる民意を正しく反映するものですが、党利党略がからんで、なかなか見つからないということでしょう。

最初の、イヤな時代が始まるのじゃないかと書きましたが、筆者は橋下とか安倍とかいうタイプが嫌いなんです。

(イラストは、12・18付け[毎日.JP]から引用)

落選運動とツイッターと

[落選運動」といいますのは、気にいらない選挙立候補者を積極的に落選させるための政治運動です。アメリカや韓国で一時、日の目をみましたが、制度的には定着していないようです。目下たけなわの選挙。できることなら、当選させたくない候補者が山ほどいます。有権者のなかには、それぞれに、そう思っている人も少なくないでしょうが、日本では落選運動は盛り上がらないようですね。

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公選法によると、選挙運動というのは、「特定の候補者を当選させるための合法的な範囲での政治運動」というように理解されています。ということは、「当選させるためでない」運動は、選挙運動ではありません。したがって理屈上は、あってもおかしくないのですが、この運動の泣きどころは、「●●候補者を落選させたいが、○○候補者は当選させたい」という含意があると解されることがあるものですから、同一選挙区内で●●候補の落選運動をやることは、代わりの○○候補を当選させたいということにつながり、結果として「特定の候補者を当選させるための選挙運動」と看做されてしまいます。

結局、名指ししての落選運動は、公平公正な選挙運動を妨害したものと解され、公選法違反に問われるおそれはあります。広く政党名を挙げたり、候補名を前面に出さないとか、ああいう主義主張の党にはゴメン蒙る、というような言い方なら、OKなんですが、歯がゆいことですね。むかし「こんなものいらない」と称して、つまらぬ商品をリストアップした本がありましたが、「こんな候補者いらないリスト」があれば面白いのですけどね。。

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公選法違反と言えば、維新の橋下はおおっぴらにツイッターで選挙運動をしています。本人は公選法に違背することは百も承知で、いまどき「ツイッターが使えないなんてバカげたルール」だと息まいています。昨今では街頭演説で「選挙後に逮捕されるかもしれない。みなさん助けて」と田舎芝居を打ってますが、公選首長であり、弁護士である人物が、これほど自国の法律を無視して公衆の面前で違法行為を続けているとは、もはや法治国家の体をなさい。

官房長官は、橋下のツイッターによる選挙発信を牽制する発言をしていますが、違反かどうか、肝心の法律違反を認定するのは捜査当局の仕事。いまのところ捜査当局が、注意喚起や警告、中止等を呼びかけた形跡がないですね。誰の目にも現行法の照らせば違法な行為。捜査当局はこのようなまかり通る無法をどうするつもりなのか、まさか見過ごすことはあるまいだろう。万が一にも横紙破り男を看過するようなら、ナメられたものでは済まない問題です。

このIT情報時代、ネットやツイッターが選挙運動に利用できないというのは、確かに時代状況にマッチしない面が大いにあります。けれども、その必要性の是非が問われながら、文書図画の頒布について改定されていなかった大きな理由は、選挙の「ヨー亻ドン」というのは万人平等が建前で、資金力がある者が資金にモノをいわせて選挙運動し得る余地を極小にしておきたい理念からでしょう。

ケータイやパソコンからだれでもが、どこからでも発信できるツイッターやネットの文言は、ポスターや電話よりも安価ですが、それだけケータイをかき集めての人海作戦、コンピュター処理発信をカネにモノを言わせて展開することが可能です。正当な主張とうらはらな中傷誹謗罵詈雑言の渦が巻き起こることに歯止めが効きません。なにより、カネのあるヤツが得をする仕組みを押させておくことには意味があります。

さらに考えられるのは、国民の8割強がネットやケータイを愛用しているとしても、それは業務用や仲間うちの交流であること。その利用の大半は十代から四、五十代の現役世代に普及していて、高齢社会を構成する年配者、あるいは都市部よりは農村部ではまだ十分に認知されていない。

身近な例でいえば、都市部に住む私の周辺におられる六、七,八十代の方々は、ほとんどネットにもケータイにも無縁です。つまり有権者の各世代に都市部まだ公平性が担保されていないと思います。

膨大なツイッター発信はOKとなり、落選運動相当の膨大な文言が発信可能となり、カンカンガクの空中戦をやって実施される選挙というものが、将来予想されますが、それでもって政治がよくなる保証は何に一つないと思いますね。

制度というのは、「そのときど」の合理的な?必要性で生み出されるものですから、「そのときどき」が変化すれば、用をなさなくなります。いまの選挙制度で考えると「有権者一人につき一票」[公平平等」という根本が不変な限り、選挙運動の方式や道具の伸縮させても、似たようなものしか利用できません。ツイッターやネットが選挙運動に公認されたからといって、幸福感に包まれる政治ができる、ということはぜんぜんないと思っています。

                                   (カットはGoole引用)

文鳥を飼う

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むかし、若いころジュウシマツをたくさん飼っていた記憶が甦りました。いまの所在ない日々の暮らしにアクセントになるかもと思い、ペット屋さんから生後3週間くらいの文鳥のヒナを連れて帰りました。

急に思い立ってのことですので、鳥カゴもエサ入れも水浴び用具もなにもかも用意していませんでしたの、泥縄式に次々と揃えました。厳寒の候にむかう時期ですので、防寒も重要な条件です。あれやこれや、大あわててで文鳥さまをお迎えしました次第です。

なんと言っても、小さな繊細な生き物ですから、ペット屋さんが教えてくれました一日4-5回の給餌を守ることが、いちばんの大変。殻むきの粟玉をレンジでチンして、人肌に温めてやっています。

ようやく二週間になりますが、いまのところ完全に文鳥の生活に調子を合わせたリズムになって、ヒナを見守っています。なかなか可愛いい。愛らしい気持ちがつのります。やっと手の上にも乗ってきてエサをねだるようになりました。

文鳥には白、桜、シナモン、クリーム文鳥などと姿かたちや模様によって種類があるそうです。ウチに来ましたのは、白文鳥で、成鳥になれば純白の羽毛、ピンクのクチバシとあざやかに美しくなるそうですが、まだウチのは灰色のうす暗い羽毛が目立ちます。山出しの田舎モンが、いつから美しくなるか、楽しみです。

ただ、まだ雌雄はわかりません。ペット屋さんにもわからないそうで、分かるのは、やがて高らかに囀るかどうか、だそうです。歌を唄うオスかどうか、無口な美女になるかどうか。

文鳥というのは、日本の自然界にはもともと棲息していない。原産地がインドネシアあたりの熱帯産らしく、寒さに弱い家禽です。この冬場をなんとか乗り切らせてやりたいものです。

総選挙が始まり、右傾化のなか多党乱立、いずれアヤメかカキツバタか、というような風雅な話ではもとよりない。いずれも、ああ言えばこう言う瓢箪鯰(ひょうたんなまず)みたいな不実な連中ばかり。
喧騒の師走を文鳥のヒナを過ごしています。

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(2012・12・06)
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