情けなくも,怖い怖い話

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その一、阪急阪神ホテルズの系列、20数店で凡そ47品目ものレストランのメニューを偽装表示していた不祥事が明るみにでました。食べ物にまつわる不正不当な事例が昔から跡を絶たない。宗の時代から「羊頭狗肉」というの熟語があるのをみてもわかります。近年では「日本ハム」「ハウス食品」などメーカーや「吉兆」など有名店でも発覚したり、米や魚介にいたっては産地偽装などは日常的といっていいほです。

食品のこうした不祥事が多いのは、おそらく偽装すれば、利益が膨らむことが一番でしょう。当該の品物や商品が入手困難なために代替品に密かに変えていたというケースもあるでしょうが、これは少ないにちがいない。やはり意図的に不当な利益をあげる狙いが普通なのでしょう。

阪急阪神ホテルズの不正は、七年半前からやっていた。メニューの誤表示について、いくつかの品では仕入れ者や調理人が気がついていながらやっていたとの関係者証言も報道されています。出来心や一時しのぎの弥縫策ではなかったのです。

半値以下の仕入れ値で正規の品物の相当する料金を取ってたのですから、暴利です。この儲かってしようがない不正こそが、阪急阪神ホテルズの真の目的でしょうから、これは企業全体の不正であります。消費者庁では景品表示法違反の疑いで行政指導をするとのことですが、こんな常習的悪質事案は詐欺罪を適用すべきです。

うまかった、美味しかったという客の陰でレストラン一同が嘲っていたのではないか。そう思うと、地に堕ちた商い倫理にア然、情けなくも怖い話ですね。

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その二、大阪河内長野市の生活保護課のベテラン職員が2億数千万円の公金を着服していたとの事件が起きました。彼は、すでに亡くなった人、架空の人物の名義を使ったり、保護費を水増しする方法で生活保護費をポケットに貯め込んでいました。

職場では遅くまで残業する働き屋さん、保護費関係の事務に精通した職員と信頼されていたといいます。露見されてみると、保護費申請から審査、支給まで全部を彼が一人で担当していたというから、その気になれば、ツケこむ余地が十分にあったわけです。

そして、いつも下司の後知恵ともいうべき反省点として、組織の不備を論ってお詫びする幹部連がTVに映っていましたが、万事よかれと彼に一任していた責任はどうするつもりなのか。市役所にとっては所詮自分のハラの痛むわけでないからか、お詫びにも切実さがない。いいツラのカワなのは、納税者一同です。

それにしても着服した金を、この手の事案に定番の投資やギャンブルや女に湯水のごとく注ぎ込んでいたのではないかという想像はどうやら当て外れのよう。いまのところ現金のまま3k団地の自宅に隠す一方、PTA会長もして、生活ぶりが質実であったというから、人間というのはほんと見かけではわからないもの、怖い、怖い話ですね。

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その三、国会開会中なので、野党のなかにはリオでの五輪招致の際のアベの演説、フクイチの「汚染水は完全にコントロールされている」発言の趣旨を入れ代わり質問しています。

アベは決まって「全体としてはコントロールされている」と多少オクターブを下げてはいるものの、発言の誤りを認めようとしません。このようなテクニカルな問題をシロウトのアベが判断できることは決してないと思えますので、アベ発言は招致のための政治的発言にすぎません。多くの国民はアベ発言の直後に東電の技術担当者が「ブロックされていない」と言った言葉が真実にちがいないと思っています。

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その後も汚染水は連日のように垂れ流し事案が発生しています。東電はじめ原発関係者がアベの虚偽発言を支えるために、汚染水問題の真実を隠蔽したり、故意に歪曲している可能性が高まっていると推察します。これほど怖い話は国内外にも比類がないことです。アベには三度三度、福島産の米穀や魚介類を食べて、そのコントロールされている実情を立証してもらいたいものです。

その四、このところ極め付きの怖い話をアベ政権は来月にも国会審議に上げたいを言い、閣議決定しています。「特定秘密保護法案」です。国民を見ざる、言わざる、聞かざるの環境に囲ってしまおうという天下の悪法です。アベ一派は「外交」、「防衛」、「スパイ防止」「テロ対策」の4分野にわたり、秘匿が必要なものの漏洩を防ぎ、それらを漏らした公務員や共謀したりした民間人を厳罰にしようと考えています。

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一見、国家の安全にかかわるまっとうなようなことと錯覚しますが、政府サイドが、これは秘密にしなければならないからと恣意的に判断して秘密扱いにし、国民の目から隔離保護しておこうという趣旨です。なぜ秘密扱いしたのか、その理由さえ国家秘密だとして公表しないのですから、これは完全に政府独断専行を許す法案です。

秘密に指定するのは政府ですから、当然のことながら、政府は一切の不都合なことは秘密にするに違いありません。戦前戦中を思えば、このような立法や権限を政府に認めると、何事も一挙に拡大解釈、乱用が起きるのは歴史が証明しています。国民の生活の隅々まで監視の目が光ることになります。

尊い膨大な人命と巨額の資産を犠牲にしたあげくの敗戦で得た近代国家のかたちです。国民がせっかく築いてきた言論の自由、知る権利、基本的人権が蹂躙されるには目に見えています。

アベは、社会保障を切り下げ、大企業優先の施策に熱心で、国家主義の言動でもって、いたずらに近隣諸国との関係を悪化させ、従属したいアメリカから胡散臭い目でみられながら、軍事力の強化に奔走し、戦争ができる國にしたいうえ、国民の基本的な自由まで束縛しようと謀っています。いったい、アベはこの國をどうするつもりなのか。

戦後60有余年、国民が営々と培ってきた自由と民主主義が、この超国家主義者で大東亜戦争開戦時の閣僚、A級戦犯の岸信介なる爺さんかぶれのアベに揺さぶられています。ななんという怖い、怖い、怖い話じゃーありませんか。議会や演説で「まさに」「まさに」を連発して、むやみに高揚しているアベの声をいつまで聴かねばならないのか。

マスコミは、我田引水の消費税の軽減税率化の対象にしてもらいたいためか、アベ批判の矛先は鈍ったまま。最近では露骨にアベに擦り寄る論調が目立ちます。マスコミや骨抜きされた野党に多くを期待できないならば、この国の間違った国策の軸を揺るがしてもらうには、外圧しかないのかなあ。
情けなくも、怖く哀しい話です。

(写真はgoogle引用)

人命救助を美化するな

神奈川で鉄道の線路上に横たわるお年寄りを助けようと、女性が踏切をくぐって助けたものの、ご本人が落命した事件がありました。女性のおそらくとっさの行動を批判するつもりは毛頭ありませんが、胸キュン、感激を強要するような過剰な美化ドラマにすべきではない。あれは不幸な突発事案であって、あの行動を国民の行動規範にすべきでもないと思っています。

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TVやアベが好む題材です。TVはここぞとばかり果敢に人命救助に走った女性を褒め称え、涙をそそる美談に仕立てています。思慮のない話です。TVがやっていることは、不運にも絶命した女性をネタに視聴率を稼いでいる、アコギな話です。

アベはさっそく感状と褒章と捧げて敬意を表しました。「一般的に他人にあまり関心を払わない風潮の中、他人のために自らの命の危険を顧みずに救出に当たった行為に対し、国民とともに胸に刻みたい」と管官房長官に語らせ、通夜に管官房長官を行かせております。他人のために命を落とす自己犠牲こそが国民にとって大変大切である行為だとことさらに強調している意味がそこにあります。

アメリカと組んで戦争に参加できるように改憲を企図したり、集団的自衛権の行使可能しようと企んでいるアベ政権にとって、こうした自己犠牲は、ノドから手の出るような、いちばん国民に植え付けたい心性なのです。国家国民のために有事の際は、果敢に命を投げだしたい。そういうことをフツーに考える若者がいないと兵隊は編成できないからです。

整然とした行動、カッコいい制服、周囲からの賞賛や敬意の目に囲まれて「サクラ散る、残るサクラも散るサクラ」などと自己陶酔する感傷的心情を醸成したいとアベ軍国主義者はひそかに考えているのだと思っています。いつも思うことですが、アベら国防軍一派が、ひそかに描いている夢は、日本軍兵士が異国で戦い、戦後初の「名誉の戦士」者が出ることにあるのではないか。

彼らは最大級の荘厳厳粛な戦死者を悼む国家的祭礼を行い、国民の目を一挙に引きつけたい。戦死者に最大限の名誉と手当を授与することで、戦死が国家有為の最高の行為であることを普遍化したいと考えています、そして最大級に丁重な永眠の場こそ、やはり靖国神社しかないという空気を作りたいとアベ一派は考えているのだろうと思われます。次元はまったく違うとはいえ、アベがお年寄り救出の女性に褒章を贈った裏の意味はこういうことだろう。

私は山好きです。山で命を落とす人は少なくありません。しかし、遭難者を目撃しても行きずりの登山者が救出に向かうことはまずありません。複雑な絶壁や谷底では自分を守るのが精いっぱいです。下手に動くと二次遭難に繋がります。救出作業は専門の山岳警備隊に通報、任せることです。

フラットの路上にある踏切には、この山岳警備隊に比すべき通行人を守る設備が常備されなければなりません。考えられる第一のことは、遮断機は降りた踏切内に決して進入できない仕組みにすることです。現況のように棒一本が路面を横切っているようなチャチなものでなく、腰高までの面を持つ遮断機が望ましい。

さらに、電車を止めるための「非常ボタン」の存在をもっと目に付くようにすることです。交通量が非常に多いところでは、もう平面の踏切ではダメです。高架ないし地下式を検討すべきです。

優しい女性が二度と命を落とさないためには、褒章なんか贈るよりも、すぐにももっと抜本的な対策を口にだす為政者はいないのか。オスプレイは一機百億円、次期戦闘機はゆうに一機100ー150億円だという。軍備は聖域化し、国民の命は、自己犠牲を賞賛する精神論でごまかすアベ政権です。

(写真はGoogle引用)
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