そもそも (抑々)論

そもそも、一体、なんでそんな喧嘩になったんや?。
そもそも、こんな事態になったんは、なにが理由かいな?

そもそも論は、こういう使い方をされる言葉ですが、いま進行中の過激派、イスラム国(IS)に拉致されて身代金を要求されたり,人質交換の材料に翻弄されている問題ついてなんですが、そもそも、なんで日本人が巻き込まれたのか。

そもそも、この国は原油を頼っているので中東諸国とは、表向きは友好的な関係を維持しています。ただ、米国追従のお国柄なので、多くのイスラム諸国が対立する米国の同盟国、イスラエルには一目おいています。原油産出国は、もちろん、日本のポジションを承知のうえで友好関係をとり続けています。まあ、阿吽の呼吸というか、大人の関係です。

ところが、国際社会で大きな顔をしたいアベ首相は、今回の中東4か国歴訪に軍事産業を含めた23社もの企業人を引き連れて行き、対イスラム国(IS)として2億ドル(235億円)という巨額の支援金を送ると表明しました。これが、イスラム国を刺激したのは明白です。

アベ首相演説の三日後にイスラム国が後藤さんや湯川さんの身代金として要求した金額がアベ首相が表明した2億ドルと同額であったことを思えば、容易にわかります。1億ドルでも3億ドルでもありません。つまり、あてつけです。こう考えれば、今回の日本人人質事件は、そもそもアベ首相の国際情勢の無知によるか、誤った金権大国意識の誇示にあります。

この地域に対してほぼニュートラルであり続けられたのに、イスラム国をわざわざ誘発し、テロリスト集団の標的にされたと推察できます。テロリスト集団に一点の有理もありませんが、寝た子を起こした軽挙がアベ首相にあります。

そもそも、なんでや、という疑問に対して、国会で、この一件をただしたのは、日本を元気にする会の松田公太代表です。首相との問答は、以下の東京新聞の報道(1月29日付け電子版)にあります。



「安倍晋三首相の演説をめぐり、政府作成の英訳版に軍事支援と誤解されかねない表現があると、野党議員が二十八日の参院本会議の各党代表質問で指摘した。(中略)

 「(英訳版は)日本が戦争に加担するととらえることができ、ISIL(イスラム国)に口実を与えてしまった可能性がある」
 質問したのは日本を元気にする会の松田公太代表。首相は「指摘は当たらない。読んでもらえばよく分かる」と反論した。

 首相の演説は十七日、日本語で行われ、二億ドル支援に関して「ISILの脅威を少しでも食い止めるためだ。人材開発、インフラ支援を含め、ISILと闘う各国に支援を約束する」と述べた。英語版は日本語の原文とともに、首相官邸と外務省のホームページに掲載された。
 
松田氏は英訳版を読み上げ「(日本語に)訳すとISILと闘う国の戦闘基盤を構築するための支援になってしまう。日本人が人質になっていると知っていた政府としては、配慮がなさすぎる」と述べた。

 英訳版では、ほかにも「食い止める」の部分を「拘束」「抑制」を意味する「curb」という言葉で表現するなど、日本語より強めの印象がある。「イスラム国」とみられるグループも当初、日本の支援は軍事目的だと主張していた。

 早稲田大大学院の春名幹男客員教授(国際報道論)は「英訳版は軍事目的を完全に否定していないように見える。人道支援だと明確に打ち出すべきだった」と指摘する。 (上野実輝彦)」
 

 


松田公太代表は、英語での人材開発は、戦闘員養成、インフラは軍事施設と解することができるとしています。
アベ首相の演説は外務省ホームページで和文、英文で掲載されています。
http://www.mofa.go.jp/me_a/me1/eg/page24e_000067.html

アベ首相は好んで外遊をします。すでに昨年11月までに歴代首相で最多の外遊経験を更新しています。国際社会に支援金をすでに数兆円超す大盤振る舞いしています。彼の狙いは、この国を大国だと誇示することと、いずれ国連常任理事国入りができるように各国の支持を取り付けることにあると思われます。

しかし、今回は重大な過ちをしました。昨年8月中旬に湯川さん、10月後半に後藤さんが彼の地で行方不明になっていることを承知しながら「イスラム国の脅威」とか「イスラム国と戦う」と資金援助をと演説しているのです。しかも、イスラム国と多くの中東諸国と敵対するイスラエル国旗を背景に表明しています。

思わぬ展開にアベ首相は、いまになってあれは非軍事の人道支援金だったとすり替えでいますが、イスラム国と対峙する米英有志連合やイスラエルのご機嫌とりだったことは明白です。渡した金の使い道まで送り主がコントロールできません。

コントロールついでに言えば、東京五輪誘致のため世界に向かってフクシマ原発の汚染水は「アンダーコントロールされている」と大っぴらにウソをつきました。慰安婦問題で「いわれなき中傷を受けて日本のイメージを損ねた」と朝日新聞誤報騒ぎのとき、アベ首相は、こう言い放ちました。

しかし、アベ首相の第一次政権のとき、ブッシュ米大統領と、会見した際、「辛酸をなめられた元慰安婦の方々に人間として、総理として同情するとともに申しわけない」と述べ、同席したブッシュ大統領も、これを「謝罪と受け入れる」としていました。ところが、アベ首相は帰国した途端、謝罪なんかしていないと開き直って物議をかもしました。

当時の会見模様は以下の「YOUTUBE」で閲覧できます。
https://www.youtube.com/watch?v=wR8IeWcL2ho

アベ首相は国内と海外では平気で二枚舌を使います。この国の国民をひたすら危険にさらす一方、それを口実に国民を自在に統制できる全体主義国家を目指しています。そうでないなら、、こうした事件さえも利用して、だからこそ自衛隊の集団的自衛権の行使ができる態勢が必要だ(26日 NHK日曜討論での発言)などと言えるはずがない。なんという無思慮で非情な人物なんだろう。

軟飯軟菜食

年初のブログは、これが初めて。サボっていたわけじゃーなくて、早々から不覚にも内臓の造反にあって入院してました。

トシのせいか、この足掛け4年間で3回目の入院です。それぞれに病名が異なりますから、いろいろと搦め手から、老体が ムチうたれつつ、彼岸へ追い立てられている感じですね。

ことしは、アベ一派がアベノミクス、アベノミクスと目くらましに叫びながら、陰で集団的自衛権の行使についての軍国主義的な法整備を進めるだろうし、国民を三猿に追い込む特定秘密法の本格的適用や沖縄・辺野古基地建設を地元意思を完璧に無視して強行するだろうし、大阪のハシモト一派は、愚かしいご都合主義で不毛の都構想への悪あがきに徹するだろうし、、、、なんでロクでもない年になりそう。思うだけで気が滅入ります。

といいつつも病床に臥していても,子規のように「起きて半畳、寝て一畳」 とばかり、泰然、才覚があふれだすこともない凡人。絶飲食3日のあと、楽しみになったのは、三度の食事くらい。朝8時、昼12時、夕18時。ナースないし介護士が運んでくれた。

その前に3日も絶飲食すると、いちばん体に現れる変化は、脱水症状ですね。手や足がシワシワになりだす。シワのみぞが深まり、そのうち指でギュッと皮膚をつまみあげられるようになります。譬えはなんですが、難民の子供たちの映像と似た状態になった。この状態は、ほんとつらい。情けない。年齢以上にふけた相貌になるのは、水分が切らすことだということがわかります。瑞々しいというのは、ほんと水々ということなんですね。

再開された食事は、さいしょ五分粥。期待してドンブリのフタをあけると、濃霧のように先が見えない乳白色の液体!!。スプーンで深く掬うと、やっとふやけた米粒が浮かぶます。半分より多めの水分を含めて230グラムとありました。

毎回の食事にメニューが小さな紙片に印字されてつきます。その紙片に「五分粥」とあるのはわかりますが、次の段階から「軟食軟菜食」とあったのは、はじめて知った言葉です。

この医療食の世界では、常食、軟食、流動食、ソフト食などという区別があって、患者の病状と栄養面の双方をにらんで調理しているらしい。粥にも全粥、七分粥、五分粥、三分粥と細かく分類されています。糖尿病食などとズバリ病状に合わせた特別なメニューがあることは、経験ずみでありましたが、軟食とは、ソフト食とは、流動食とはなにか

以下は軟食軟菜食メニューの実物写真です。



朝食は決まってパン。食パン一枚かクッペパン二個。上のは菓子パンふうの甘味がありました。冷たいままなので、食事談話室に置いてあるトースターで焼きに行きました。あと小鉢のサラダ、牛乳一パック。




昼夕食は米飯250グラムがつきもの。これが軟食らしい。こころもちベタついて食感がよろしくない。軟菜は、ハンバーグ、ユリ根の卵とじ、冷奴。入院中で唯一、肉気のものが出たのは、このハンバーグだけ。わずかにかかっているソースをつければ食べられたが、全然うまくなかった。卵とじは、口当たりはよく美味しかった。




三枚目のは、山芋おろし、野菜のあえもの、白身の魚、麩のみそ汁。ふだん米飯を食べない閑人には250グラムは多すぎたが、ほかに何も食べないものだから、しぶしぶ食べて、、すこし残しました。白身の魚はタラかメルルーサのような味がないもので、うまくなかった。

総じて、すくない予算で調理師や栄養士が工夫を凝らしてくれているのは、ありがたいことでした。ご苦労なのは承知のうえで注文を付ければ、やはり美味しくしてほしい。楽しみ少ない病人にとっては、大きな憩の時間ですから。

軟食軟菜食というのは、健康人がふつうに食べている食事を常食というとすれば、常食を摂るようになれる前の献立ということのようでした。
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