印象操作って

アベが先の国会答弁でムキになって乱用した言葉が「印象操作」。

あまり聴きなれないが、4字まとまれば、れっきとした学術用語で、心理学や社会学で使われているという。

そんな高等な言葉ならば、学力は中学並み(哲学者の判断 *1)と言われるアベが知るはずもない。
「だれかに教えてもらったのか」(共産党議員 *2)と揶揄されている。

要するに、まともに質問に答えず、はぐらかすために、一つ覚えの言葉を乱発したのにちがいない。

アベは「そんなことを言うのは、私をおとしめるための印象操作です」といった使い方をした。しかし、これは「印象操作」という言葉の本来の使い方を間違っているのです。アベらしい間違いです。

心理学では、当人が他人に対して言動や外観を装い、当人が望むような印象を他人に与える場合に使われる。アベは、他人がアベ自身の評判や評価をダウンさせる操作という逆の意味で使っています。

さて、それでは渦中の加計疑惑について、ネット上に散見されるいくつかの写真を見てみます。見れば、歴然たる「印象操作」を与えてくれます。状況証拠という言葉でくくれば、間柄は真っ黒けです。アベと加計の二人は”ずぶずぶの関係”と指摘した民進党議員(*3)の指摘は間違っていないことがよくわかります。

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ハギウダなる横柄な官房副長官がいる。アベの最側近とされ、前川前文科次官から、将軍の威光をカサに権勢を誇った御側用人、柳沢吉保と擬せられているような人物。いまもカケ系列大学の名誉客員教授でもあります。

この男、アベとカケが「腹心の友」だというのは、今回話題になってから初めて知ったと国会答弁でとぼけていますが、本人が開くホームページ、{■はぎうだ光一の永田町見聞録 }(2013年05月10日付け)に掲載されているのが、上の写真。

カケをはさんでアベと萩生田がBBQの場で缶ビールを飲んで楽しそうに談笑している様子。日刊ゲンダイ(*4)によると、アベとカケとハギウダは家族ぐるみの付き合いだとわかります。

連中は山梨・富士河口湖町の「富士桜カントリー倶楽部」でゴルフをしています。1組目のメンバーはアベとカケ、IT企業の会長とその親族の男。2組目にはハギウダが自民党の副幹事長ナカヤマらと組む。驚くことに、4組目には、あのアキエがカケの妻、ハギウダの妻と組んで遊んでいます。

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上の写真はアベ御用達新聞系のユニフォームを着て、ご機嫌のアベとハギウダ。左右はアキエとハギウダの妻です。一方、下の写真は、アキエ自身がFBに投稿していたもので、コメントには「男たちの悪だくみ」とあります。言い得て妙です。クリスマスの夜の歓談ショットです。左端がカケです。

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酒席でのずぶずぶ関係の様子です。

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次は、アベがカケ系列の倉敷芸術工科大学の式典へ。

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次もアベは、カケ系列の千葉科学大学式典へ。

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ネット上にはアベとカケが、どんな関係にあるか。われわれ国民の頭に焼きつけられる印象深い画像がぞろぞろ出ています。国家的行政がお友達の優遇のためにに歪められ、ハギウダがその取り持ち役に励んだ構図が一目瞭然です。

「百の文章よりも一枚の写真」です。伝説の名カメラマン、ロバート・キャパの至言です。

アベは最近、サンケイ系列の「正論」懇話会で、何をとち狂ったか「獣医学部はどんどん新設する。2校でも3校でも全国展開する」としゃべっています。それが可能であるなら、なんでカケ一校だったのか。謀らずも、”カケ獣医学部だけ新設”が自身の意向であることを”自白”してしまっています。

役人の書いた原稿を読むだけでも、読めないうえ,自身の発言が論理的に破たんしていることさえ気づいていないようです。もはや、つじつまの合う「印象操作」さえできなくなっています。

子どものころ読んだ本では、悪人はたいてい、しどろもどろになって、断末魔の泣き言を叫びつつ、お縄頂戴と相成ります。スガやらイナダやらハギウダやらと、森友がらみのヒラメ忖度官僚もろとも引き連れて”アベ学園”の閉校近し、を見守りたいものですね。

(写真はすべてGoogle画像検索から引用)

*1 『安倍でもわかる政治思想入門』 適菜収 kkベストセラ―ズ刊

*2 2017 年 6 月 03 日  http://www.asyura2.com/17/senkyo226/msg/703.html
  安倍でんでんが連呼する「印象操作」という非難の言葉の使い方、可笑しくないか 

*3 20175月9日 日刊スポーツ
  安倍首相、民進党議員の「ずぶずぶの関係」に不快感
  https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1820125.html

*4 2017年6月23日、日刊ゲンダイ 
   萩生田副長官 加計理事長とは家族ぐるみの付き合いだった





支持率36% まだかもうか

委員会審議をすっ飛ばして、採決強行した狂暴性を持つ「共謀罪」は、来月11日から施行されます。

怖いですね、怖いですね、おそろしいですね。何しろ、人の心の中をづかづかと踏み込んできますからねー。
あの映画評論家、淀川長治さんの口調にならえば、ほんと唇寒しの恐ろしい時代の到来を予感させられます。

この法案成立を見越して、早くから捜査機関は、事案の初摘発を挙げるべく、奔走していることでしょう。捜査当局が立法化を意義づける常套手段です。「それみたことか」、「だからいわんこっちゃない」とドヤ顔をしてみせたいわけです。

だいたい、新しい”武器”が手に入ると、使ってみたくなるものです。ましてやアベ政権が言うところの喫緊の課題だけに、ぜひとも該当事案を早々に摘発し、正当性を満天下に裏付けたいと躍起になっているのではと想像します。冤罪ものともせずであってはならないのですが、起こりうる可能性が広がりました。

なにしろ戦前と異なり、個人情報を監視するIT技術は日進月歩です。個人の立ち回り先を監視するGPS、何を買い、何を読み、どこで友人と会い、どんな話をしたか、盗聴盗撮は自由自在。あらゆる個人情報の収集とデータ化が可能です。ロシアに亡命中の元CIA職員、スノーデンが赤裸々に語っています。(*1)

とりわけ恐ろしいのは、密告の奨励が法律に含意されていることです。仲間を売れば、罪の減軽が考慮されるのです。現在でも捜査機関は必要に応じて密告者を工作し、協力費などの報酬を払っています。あらゆる組織や団体、地域に工作員とはいえないまでも積極的な協力者を抱えているのが、捜査の現実です。

平凡な一日を暮している庶民にとって、なんの関係もない法律だから、テロ摘発のためならやむえないんじゃない、などとのんきなことをTVで話している中年男性がいましたが、捜査当局は、一見物静かな生活者がからこそ怪しいと勘繰るのが仕事です。すべての国民の暮らしを掌握したいのです。

アベは「決して一般人が監視や捜査対象にならない」と繰り返していますが、こんな子供騙しみたいな説明が通るわけがありません。捜査してみないと、一般人かそうでないか、わからない。リンゴでさえ酸っぱいか、そうでないか、見分けるのは簡単ではないのですから、ましてや人間のメンタル部分なんか、常時監視しなければわかるはずがない。

国民を”三猿”状態に追い込む特定秘密保護法、戦争ができる安保関連法制、そして今回の共謀罪。アベ政権の戦前回帰施策は行きつくところまで行き着きました。あとは、とくに国家主義にもとづく国民一般の民生監視を徹底し、完璧な上意下達、つまり、有無を言わさず「右向け右!」体制を強化することでしょう。

本当に恐ろしいのは、そんな権力や時局の要請にこたえるということを口実に有象無象の阿諛追従者、つまり、おべっかする者が国民の中からかならず現れてくることです。率先して権力の提灯持ち、旗振りを買ってでる輩たちです。残念ながら、戦前の歴史は、そういう庶民でいながら、庶民を”売る”者がたくさんいました。

戦前の隣組制度は「トントンとんとからりと隣組」と、あたかも友愛の相互扶助を唱えながら、その背後で密告、監視の仕組みとされてました。町内会のおっさんが忠君愛国や国防について説教したり、婦人会のおばさんが、服装、化粧や生活の心得まで目を光らして、嬉々として権力に奉仕したのです。

権力の暴走は恐ろしいことはいうまでもないことですが、その暴走権力の尻にくっついて、トラの威をほのめかす輩、こういう連中がはびこるのも恐ろしい。今回の共謀罪は、戦前の治安維持法と並び称せられているように、一般人にとっても、暗い陰鬱な時代の再来を予見される内容です。

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ところで、なりふり構わぬアベ強権政治について、国会閉会後に行われた各社の支持率世論調査では、
朝日 支持率 41%    不支持率 37%  (*2)
毎日 支持率 36%    不支持率 44%
読売 支持率 49%    不支持率 41%
共同 支持率 44.9%  不支持率 不明

いずれも支持率が前回調査よりも軒並みダウン、不支持率が上回りました。「アベ御用達」とお墨付きをもらった読売もダウン、その同系統の日本テレビNNN調査でも支持率39.8%とありますから、一定数の国民は、アベ政権のやり方に納得していない結果となりました。

しかしながら、鳴り物入りだったアベノミクスは、5年たっても成果を挙げずにお蔵入りしたまま、高齢者の年金はじめ社会保障関連はじりじりカットされ、サラリーマンの給与所得は4年連続減少しているにもかかわらず、まだまだ多くのアベ政権支持者がいることが釈然としません。「政権を担う代わりがいない」という現状への代償とすれば、野党は見下されています。

たった70数年まえ、国民を阿鼻叫喚、地獄に追い込んだ戦前の体制へ回帰しようという動向に、これほど国民は鈍感であっていいのか。歴史の記憶というのは、これほど流されやすいものかと思いますね。

(イラストはGoogle画像検索引用)

*1 映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」
   第87回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞

*2 2917年6月19日 毎日新聞電子版
  内閣支持10ポイント減36% 不支持44%と逆転
  https://mainichi.jp/articles/20170619/ddm/001/010/164000c

アホらしやの鐘が鳴る

昨今の悪徳蕎麦屋”アベ亭”のモリもカケは中から腐り果てていて食えたたもんじゃーあーりませんか。
あんまりバカバカしくて、これについてモノを言う気が失せてきた。

こんなとき、現役でいた若いころは、飲み屋でよくぼやいたものです。
「アホらしやの鐘が鳴る」、、、「アア、南京豆の網渡りやなあ」

正確な語源も意味も不明ですが、なんとなく、バカバカしい気分を口に出して嘆くのには、もってこいでした。

さて、そのアホほらしやの鐘が鳴る三題。

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(*1)

その一、あのハシモトが訴えていた名誉棄損訴訟。今月、最高裁でハシモトがまた敗訴確定しました。月刊誌「新潮45」の記事で新潮社と執筆したノンフィクション作家に損害賠償を求めた訴訟です。

 月刊誌「新潮45」の2011年11月号。ハシモトの父親や叔父が暴力団員だったなどと取り上げた記事がありました。一審、二審に続き、最高裁は「政治家としての適性を判断するのに資する」との判断を支持しました。要するに、そういう環境に育った人なら人格形成になんらかの影響があったとみられてもやむ得ないということです。
 
この3月にもハシモトは最高裁で敗訴しています。同じく『新潮45』(2011年10月発売)の記事で精神科医が「大阪府知事は『病気』である」とのタイトルで、ハシモトに精神疾患の特徴が当てはまるとする記事を載せた。これを名誉棄損として訴えた損害賠償訴訟で、 最高裁は「真実と信じる相当な理由がある」とハシモトの請求を棄却しています。

ハシモトは法と正義を守るはずの弁護士資格を持っていますが、暴力団まがいの恫喝、口汚いモノ言いや目立ちたがり屋特有の言動には、それなりの資質があったということです。

自治体の長たる公人なのに、言論の自由が民主政治の根幹に当たるという根本原則には理解がない。この手の人物が大阪府知事、市長に選ばれていたことを、いまさらながら「あほらし屋の鐘が鳴り」ます。府民もまた不明を恥じなければならないなあ。

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その二、中学生のころ読んだ芥川龍之介の『「侏儒の言葉』に、こんな言葉があり、納得したものです。

「軍人の誇りとするものは、
小児の玩具に似ている。
なぜ軍人は酒にも酔わずに、
勲章を下げて歩かれるのであろう。」

偉そうな権威嫌い、画一的な制服嫌いの習癖はこのころに身についたのではないかと思います。階級章ならいざ知らず、北朝鮮の人民軍も自衛隊員も米国の軍人も平時に制服の胸にベタ金ぶら下げて得意然とする気がしれません。

さきごろ自衛隊トップの河野克敏・統合幕僚長は、「一自衛官としても(アベ首相の提示した)自衛隊を憲法に明記する改憲は非常にありがたい」と発言して物議をかもしましたが、政権側から「一個人の発言」ととりなしてもらったうえ、忠誠心に覚えめでたく、直後に定年延長まで認めてもらっています。

彼は安保法制案がまだ国会に提案されるまえに訪問中の米国で陸軍参謀総長に「夏までに成立する」」としゃべっていた前歴もあります。一自衛官が一個人であるはずがない。れっきとした公務員。自衛隊員の政治的行為は厳禁です。

実力部隊のトップが、順守すべき憲法への改変をありがたがってアベにすり寄ったり、国会審議に先駆けて法案成立の目途を他国の軍人に注進したり。あきれた振る舞いが見過ごされています。

極右のできそこない、田母神という人物も航空幕僚長だったことを想えば、自衛隊という組織は、トンデモナイ人物が昇進、要職に坐るものだと改めてがく然とします。防大卒で退官まで同じ穴の仲間同士というシステムに問題があるのかもしれません。

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(*2)

その三、
歴代の首相夫人で、ワースト1なのが、この女性。夫の権力をカサに傍若無人、軽佻浮薄、軽挙妄動の数々を積み重ねています。ご自身の振る舞いに内閣総理大臣の権勢が覆いかぶさっているから、忖度しなければ保身にかかわる人々へ影響力を及ぼしていることがまったく理解できていない。

公邸に一室をもらい、常勤、非常勤秘書5人を従えて、まるで「謁見する」かのように関係者を呼びつけているそうです。一介のオバサンだったら、どう?という自省心も自制心も、これぽっちもない。まさに嬉々として、権力者の七光りをを体現して、全能感に酔いしれています。

なんでも、幼稚園から大学までエスカレ―ターの名門校に良家のお嬢さんとして通いながら、遊び呆けて高校から直上の大学へは進学できなかったという.。「云々」を「でんでん」、「画一的」を「がいちてき」と読む夫と似合い。そんな詮索を聴くと、この女性にまともな良識や感性を求めるのは無理な話。アホらしやの鐘が鳴る極みです。

それこそ一日も早く夫とともに権力の椅子から降りてもらいたいものです。

(写真はgoogle画像検索から引用)

*1 http://seesaawiki.jp/w/wantok/d/%B6%B6%B2%BC%C5%B0 「スクラップブック」
  •2006年10月2日放送の『徹子の部屋』。徹子さん「ハシゲって読まれませんか?」の問いに橋下は次のように答えています。「高校時代のあだ名はそうでしたね。本名はハシシタなんですけど、僕の名前がトオル、ですから、はしのしたとおる、って感じでゴロが悪いんじゃないかってことで、戸籍上には振り仮名って打ってませんから、住民票の登録の時に無理やりハシモト、にしたんです」

*2 http://women.japantimes.co.jp/20160717/interview/first-lady/
 2016年7月17日 The Japan Timesでのインタビュー。安倍昭恵は、こう述べています。
「つながりを作っていくというのが、私の一つできること。何のとりえもないですが、私は日本の中で最も幅広く色々な人と話せる人の一人だと思うんです。天皇陛下からホームレスまで誰とでも話ができる。上流階級、経済界のお偉方もいれば、全くそんなところに縁のない若者たち、スーツも着たことのないニートのような若い子たちもいる。いろいろな人たちと話が普通にできるというのが、私の強みの一つです」
 (ホームレスを蔑視した、ひとりよがりの全能感がうかがえます)

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