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高校野球も五輪も気象に勝てない。

老体にことのほかこたえる、この猛暑。
老体でないものも、悲鳴をあげています。

やはり、この暑さは、ことしだけ特別に異常なのではなくて、地球温暖化の影響にちがいない。
だとすると、トランプみたいな温暖化否定論者が大手を振っている限り、来夏は涼しくなるという保証はない。
地球はもう後退は望めないかもしれない。

暑さにめげて、エアコンの効いた居間でTVの高校野球予選を観ながら、考えました。気象条件の変化に合わせて、夏の甲子園大会は改革しなければならない。

でなければ、選手や応援団から暑さによる犠牲者がでる可能性が高いと思います。健康管理を度外視すれば、死者や病者が出るおそれが大であります。

主催の新聞社と高野連は、緊急対策を取らなければならない。地方大会ではイニングの間に補水時間を設けたり、ベンチ内にエアコンを設置したりと、とりあえずの弥縫策をとっているようですが、炎天下のグラウンドや観客席はほったらかしです。

根本的な対策としては、
一、勝ち抜くために5.6試合もやる予選を前年の秋にする
一、その先にある夏の甲子園をやめて春に一本化する

これが一案。

一、春をやめて、予選を初夏にする
一、甲子園をドーム化する

これが二案。

一、甲子園にこだわらず、会場をエアコンがきく京セラなどドーム球場に変える
一、それでも聖地と美化する甲子園の名にこだわるのなら、例えば、京セラドームの名前を甲子園に変更すればよい。

これが三案。

昔は頭から水をかぶってがんばった。カチわりを頬張って応援した。こんなスポ根物語は、とうに問題外だが、そう思っていない野球関係者が多い。今,、大切なことは野外でやる野球を天災地変並みの気象条件に見合うスポーツにすることです。

ついでに言えば、2020年酷暑の候の五輪開催について。わざわざこの国の一番熱い時期に開く事情というのは、よく知られた不都合な真実で、実はアメリカのTV局の都合といいます。巨額の放映権料を払ったテレビ局にIOCはおさえこまれているわけ。

秋にはアメリカの人気スポーツ、アメフットやバスケのシーズンと被るからだそうだ。ちなみにメーン種目の決勝を朝早くに行うのは、アメリカの夜のゴールデンタイムに合わしてとのこと。

ここにも選手の健康管理や都合は一顧だにされていない。閑人は五輪はもう役目をおわった。やらなくてもいいと、かねてから考えています。

五輪は、もはや商業主義の横暴は目に余る事態にまで悪化しています。世界の優れたアスリートたちは、商業主義という手のひらで踊らされる気の毒なショー道具にすぎません。

こうした五輪のゆがみにそれぞれの競技連盟が、たいした不満不平をこぼさないのは、もはや競技運営が利権化しているからだろうと思わせます。



後味悪い後始末

災害は忘れたころ,、どころか、忘れぬうちにやってきます。人災は忘れられたころに後始末が明るみになります。その後始末も、遅すぎる、軽すぎるとあって、勝手気ままな公権力の行使のため苦しんだり、痛みを覚えたり、悔しい思いをした人たちにとって、まことに理不尽な話です。

野村修也弁護士。よくテレビでコメンテイターとして、知ったかぶりをしゃべっていますので、知る人ぞ知るですが、数年前、大阪市職員、または、そうであった人たち、労働者の権利を守ることに関わっていた人たちにとっては、唾棄すべき不適切なアンケ調査を引き受けた責任弁護士です。

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{2012年2月、思想調査アンケートを受け渡しする橋下徹市長と野村修也弁護士(当時・大阪府市統合特別顧問)}

この野村弁護士に対して、二弁(第二東京弁護士会)は業務停止一か月の懲戒処分をしました。(*1)野村弁護士は2012年ころ、当時の大阪市長、ハシモトの要請に基づき市特別顧問を務め、あろうことか、ハシモトの意向に沿って全市職員3万人を対象に組合活動や選挙運動への関与を尋ねるアンケート思想調査を実施しました。

アンケ項目には明らかに職員の団結権、プライバシー権、政治活動の自由の侵害など、憲法や労働組合法に違反する内容が記載されていた。市職員の猛反発に対しハシモトは、わざわざ、これは任意ではなく「回答しない場合は処分対象になり得る」と職務命令を出して強制しました。

この調査について野村弁護士に多くの懲戒請求が寄せられていましたが、ようやく二弁は質問項目や実施方法を考慮すると、憲法の保障する団結権(28条)やプライバシー権(13条)、基本的人権を侵害する内容だったと認定、、弁護士の「品位を失うべき非行」にあたると結論づけた。

一方、このアンケ調査では中労委が不当労働行為とみなしたし、組合側が提訴した損害賠償訴訟は、すでに大阪高裁(2015年)で違憲性があると判決、市側は上告せず、いずれもハシモトが敗れています。今回の野村弁護士の懲戒処分で、やっと両弁護士のやったことの後始末が一応の決着を見たわけです。

あのころ、ハシモトは公務員いじめがポピュリズムに合うと計算したのか、職員の入れ墨調査をやったり、職場での喫煙者を懲戒処分したり、人格・プライバシ―攻撃を盛んに行い、またそれに快哉を叫び、付和雷同する支持者が大勢いました。いわゆる維新信者たちです。あのいじめを受けた人のなかには、職場で処分を受けたり、退職した人もいた記憶があります。

アンケ調査については、ちょっと冷静に考えれば、明らかにやりすぎ、不適切だと思えるものでした。こんな思想の自由を侵す違憲性が強いアンケを、弁護士でもあるハシモトが依頼し、さらに野村弁護士は依頼人の利益のためならビジネスと割り切って違法な質問項目の作成などを請け負うのか。なんでもありの弁護士稼業との印象を受けたものです。

 なお、報道によると、野村弁護士は、日本弁護士連合会に不服申し立てを行う意向を示しているそうです。この顕示欲の強そうな特例弁護士は、世間では処分は軽すぎるとみているという空気も読めないらしい。もう一方の旗振り役で、弁護士稼業に戻った男は、この件について「コメントはない」とのこと。

いっときの熱狂の果てのクレイジーな権力行使が、いかにむなしいことか。ぜんぜんやる必要性がなかった。いまにして、そう思うことが多い世の中です。


(写真はGOOGLE画像検索から引用)


*1 2018年7月18日 読売新聞電子版
   https://www.yomiuri.co.jp/national/20180718-OYT1T50011.html?from=ytop_main7
    元大阪市特別顧問、野村修也弁護士を業務停止

 



 

裏口入学

文科省局長が教育支援事業に指名、補助金を出す見返りにバカムスコを医科大に不正入学させた事件が明るみに出ました。

このムスコ、一次試験から点数をカサ上げしてもらっていた。そういう風評もありますから、よほどのバカムスコだったのだろう。しかも、あのアべの出身高校卒だというから、この先輩にして、この後輩ありってこと!なんとなく、さもありなんかとを納得します。

事件はまことにわかりやすい。権力の片棒をかつぐモンが、わが子さえよしとして職権乱用した構図です。あのモリ・カケも根は同じ。モリの方は復古思想信条に共鳴して、カケの方は”腹心の友”優遇のため、アベが権力乱用した疑惑の案件です。

この局長親子は裏口入学のかげで見知らぬ、正当な誰かが不合格に泣いたことには思いが至らない。モリ・カケ案件にも見られる権力の驕りと利己心こそ、諸悪の根源でしょう。

この手の話、ああ、またか。そんな既視感があります。いまも昔も医師は、職業ヒエラルキーのトップグループ。ヤブ医と陰口叩かれても、それなりに世間さまの信頼をうけられるは、ゼニ儲けはできるは,、、、いわば押しも押されぬ社会の”勝ち組”とみなされている職業です。

成れるものなら、なりたい、ならせたい。不正を承知で、わが子のために画策した”親バカ”が露見した一幕です。今春から「道徳」を学校教科に格上げした矢先のことだけに、悪い冗談です。

この一事をしても、道徳や倫理というのは、政治や行政が音頭取って、どうなるもんでもない。なにしろ言いだし兵衛の方が身についていないことをいみじく立証してみせました。

それで思い出しました。昭和40年代、私大医学部(医科大学)が各地で新設ラッシュとなりました。”勝ち組”になるための裏口入学に必要な金額までひそかに流布したことがあります。当時、私大の理系学生から、突然、出来立ての医科大に転学した開業医の跡継ぎを知っています。なにかウラがありそうな気がしたものです。

昭和45年ごろ、浪速医科大学疑惑というのもありました。当時の堺市長が収賄で逮捕されました。設立準備側は、実際に校舎を一棟建ててみせて、医科大創設をうたい、多額の資金詐取をしたことが発覚したので、認可は頓挫しましたが、出資者の多くは開業医でありました。当時、へんぴなところに建てた校舎での家宅捜索を取材したことがありました。

昭和46年の昔、大阪大学と大阪市立大の医学部に大量の不正入学者がもぐりこんだことが発覚して、世間を騒がせた。その事件を追って、ほとんど不眠不休で大学当局はじめ親バカや、そのバカ息子、バカ娘を取材したことがあります。

街中の路上に放置された高級外車内で見つかった他殺体が、その事件の発端です。本筋の殺人事件捜査が進むにつれて、容疑者たちが女や不動産などに派手な金づかいをしていることが浮上、その元を追及した結果、意外なことにひそかに入手した入学試験問題をあっせんして儲けたことが分かり、事件は大学不正入試事件に様相を変えて、大変な騒ぎになりました。

長くなりますので、端折りますが、本筋の容疑者たちは刑務所仲間。、出所後のカネ儲けに所内で印刷している入試問題に目をつけて持ち出し、それを医学部進学希望の子弟を持つ親たちに高く売りつけていた。おおぜいのバカムスコ、ムスメたちをホテルの一室に集め、事前講習会まで開いていました。

その結果、,阪大11人,市大7人が合格していた。容疑者たちは、全体としては30数人の客を集め、一人当たり700万円~1000万円で売り付けていた。事前講習会を受けても落ちた方が多いのは、滑稽なことですが、なかには医学部をあきらめ、法学部に入学していたムスコもいました。

客になったのは、後継ぎがほしい開業医が多かった。また、教育委員長ら学校長や教員も多かった。余談ながら、今回の局長もそうですが、取材を通じて教育関係者の不正という場面を多く見る機会がありました。信頼で成り立つ表の顔が職業だけに、この裏の振る舞いに慨嘆することが多々ありました。

さて、不正入学したバカ息子の一人は「カネの世の中、カネがあるもんがトクして何が悪い」と。この親にしてこの子あり、でした。また中国地方の開業医は「1500万円払った。家業を継がせかった」と肩を落としていました。

阪大の教授も「あの年度の学生のなかには、ちょっと基礎学力が足りないものが多いなと教授会でも話題になったことがあったんですが、まさか、まさか、、」。それでも、あの年は大学紛争のあおりで東大入試が中止になった。そのまたあおりで、入試戦線が大混乱したので、そのせいかと見過ごされていたのです。

世間をうまく立ち回るには、ゼニと権力と思いこんでいる連中は、この先も絶えることない。バカ息子、バカ娘のためなら、他人を足蹴りしてでも、いい席を与えてやりたいという親バカも後を絶たない。

いくら制度をいじっても、文明の利器が発達しても、人間の業は変わらないもんだ。長く生きて、そんな感想しか出てこないのは、残念至極だが、そう思わせるような事態が多すぎます。

ルール

その一、 日本サッカーのW杯が終わりました。決勝Tに進出できたのは、オマケのせいだと思っていますから、まあ、当然の成り行きでしょう。

オマケというのは、こうです。予選の第3戦で劣勢にあるのに、攻撃をやめて、延々とボ―ル回しをして時間稼ぎをしました。別のところで戦っているセネガルが負ければ、日本に”勝ち”が転がり込む。日本とセネガルは勝点、得点、得失点で引き分けとなっていました。

当然、セネガルの戦い方へなんの影響力をもたないのに、負けるだろうという予想をアテに遅延行為というサボタージュしたわけです。これは博打みたいなもので、たまたま博打についていたから進出できたのですから、オマケだと思っています。

西野監督の指示です。従った選手に責任はありません。今大会から採用された”フェアプレーポイント”(警告数が少ない方が優勢)ルールを西野監督は着目したのでしょうが、こんな消極的な戦法でもってしても、妥当なルールの範囲とする方が驚きです。

このルールは、きれいなゲームを奨励する目的で策定されたのでしょうが、西野監督は、自己決定を捨てて、勝ち負けを博打に預けたのです。他のスポーツ競技には例をみない、お粗末なルールといっていいでしょう。攻めない柔道選手、シュートしないバスケやハンドボール選手。打率を落とさないために打席に立たないバッター、、、ありえないルールは即刻改めるべきでしょう。

その二、5月末の「党首討論」。入れ替わり立ち代わり出る4野党の質問にまともに答えないアベ。その逃げ回る貧相なアベの醜態だけがクローズアップされていました。なぜアベが答弁にもならない、牛のよだれのような、スピーチをするかといえば、時間稼ぎのためだからです。そうすれば、ルール上、逃げ切れるからです。

党首討論は、もともとは国家基本政策について与党と野党第一党の党首が、政権交代があり得る政治状況を想定して、質疑をかわすことを企図して発足したもの。二者による討論なので、時間も45分と決められていますが、いまのように野党が4党にもなってしまうと、各党の討論時間は、ほんの細切れの持ち時間しかありません。

この時間制限の枠というルールをアベが悪用しています。つまり、正面からの議論から逃げて、もっぱら時間をムダに消費しようとしているのです。

そんなアベの不誠実な態度について、こうした党首討論のありようでは歴史的な役割は終わったとエダノ立憲代表が慨嘆しました。今回は、アベはそれを口実に歴史的役割は終わったとして党首討論そのものをやめようとしています。要するにアベは、つつかれると、わんさかボロがでるから、討論なんかやりたくないのです。こんなルールは即刻、実効あるものに改めるべきです。
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