サムライニッポン

原辰徳が監督をするWBC日本代表チームの通称名を「サムライニッポン」と称している。
またか、と思う。なんで日本人が外国勢と伍してなにかしようとすると、こういう懐古趣味になるのか。百年も二百年も前の身分制度をお手本にしなければならないのか。サムライなんてものは、藩主、君命に忠実な武闘集団でしかない。彼らにフェアプレイの精神、ルール遵守の心、正義や強靭な強さがあったわけでない。手段を選ばず斬った方が強い連中であった。

北京の前の五輪で水泳シンクロ競技でも井村雅代ヘッドコーチは選手たちの演技に忍者を動きを取り入れ、手裏剣を投げるようなしぐさを取り入れていた。それがニッポンを他国と差別化し、ニッポンを表現するのにふさわしいと考えたのだろう。忍者なんてものは戯画化するから面白い存在で、実情はこけおどしの者に過ぎない。

ベストセラー「国家の品格」では藤原正彦は日本人は武士道の原点に戻れなんてことを言っていた。
なんで留学経験の豊富な数学者が、「ブシドー」などとありもしない観念を持ちだすのか、わけがわからい。

外国勢に強さ、軽やかさやチームワークを誇示したいのなら、ゴジラや鉄腕アトムや千尋でいいじゃないか。プリウスや液晶テレビでいいじゃないか。あるいは高橋尚子や田部井淳子さんでいいじゃないか。現代日本を顕すのは、マンガやアニメ、工業製品やスポーツの世界で完たる栄誉に輝く女性たちのイメージでダメなのか。

なんで、この國際化の時代にサムライとか忍者とか武士道なんて古臭く、実体のないいものをありがたがって、前面に押し出すのか、そのうち唐人お吉、ゲイシャ、蝶々夫人をイメージにチーム編成する手合いがでるかもしれない。

コメントの投稿

非公開コメント

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
プロフィール

tajifu

Author:tajifu

ブログ内検索
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる