インツゥー ザ ワイルド

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ビデオで見る。アメリカ映画の世界では、きわめて良識のある俳優のショーン・ペンの製作、監督。本はエベレスト大量遭難のドクメントで知られる作家、ジョン・クラカワー。本の題は忘れたが、印象深いいいい本だった著者の作品、邦題にすれば「荒野へ」ということになろうか。

話は簡単。地方大学を優秀な成績で卒業、ハーバート・ロースクールへの進学も可能と太鼓判を押される22歳の若者が、貯金も身分証明書も破棄して、馬鹿でかいリュックを背にバックパッカーの旅に出る。めざすは大自然が手付かずで残るアラスカ。辺境に遺棄されたバスの廃車のなかで自給自足の暮らしを送り、ある日、毒性の強い植物を食べたために悲惨な衰弱死するまでの物語。

彼の旅に出る決意は、フラッシュバックで織り込まれるが、NASA出身で、エリート意識と権力欲が強く、不品行の父、その父と喧嘩の堪えない母、嵐がふく家庭で萎縮する妹、、、。ようするに世俗の打算や虚栄、みせかけの豊かさ、、、に嫌気をさした。

かくして22歳は世俗的な成功よりも裸一貫、自然のなかでカで生きる道を選ぶ。ヒッチハイク、貨物列車のタタ乗り、生活費稼ぎの短期バイトを重ねながら、22歳が体験する世間、彼が目を奪われる大自然を共に味わえる。この旅の途中に出会う人たち、山河が素晴らしい。

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アメリカには西部開拓のパイオニア精神があった。その影は潜めたが、かつてのヒッピーのように物質文明や功利主義の愛想づかしして現実逃避を試みる若者がまだいるのだ。精神の自由を求めて
人跡未踏のような辺境を訪れる若者がいること、そしてヘラジカやヒグマが棲む
広大な自然に包まれる余地がまだあるのだ。

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