静岡県知事選

国政に関わる政党は、負けたら地方選は地方選と言い放つ。
勝った場合は、国政の成果と直結したなどと牽強付会する。

静岡県知事選と都議選は目前に迫る総選挙の前哨戦とマスコミは騒ぎ、各政党もその気になったようなことを言っている。地方選は地方選に過ぎないと表向きは言っていても、頭だけが身体でない。
手も足もも身体であって、都合よく切り離してモノがいえるわけがない。

ところで、昨今、政権交代の可能性が濃厚になってきたことから火花を散らしている自民と民主両党だが、遠い静岡知事選に当選した人物を見て、仰天。こんな経歴の人物がなんで民主党筋なのか。

経済と歴史が専門で、早大教授から日文研に移ったあと、前知事に請われて地元の大学学長になっているが、その著作を買われて元小渕首相のブレーン役、なかでも自民党でももっともライト・ウイングの元安倍首相が提唱した、あの教育再生会議、あの美しい国つくりのメンバーというではないか。

戦前回帰、教育勅語を信奉するようなアベさんのもとに呼ばれて、知恵を貸し、民主党にスイセンを受ければ、臆面もなく民主党の御輿に担がれる。あげくに当選したら「県政に命を捧げます」などと口走るような日和見人物が、なんで民主党筋なのか。

このことから実は、はしなくも物語っているのは、自民も民主も同じ穴のムジナで、見るべき差異はないということである。もっと正確にいえば、民主党は自民党の大きめの派閥であるということである。

仮にも民主党が政権を取れば、それはそれでどんな風が吹くのか、お手並み拝見であるけれど、こうした人物をを抱え込むことから推量できることは、保守のテーブルはごちゃこちゃにかき回されるだろう。長期安定政権は、ま、ムリだろう。しんどい思いをするのは、大方の国民である。

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