金本は決断するとき

真弓阪神は四位に終わった。
真弓監督の采配ミスと見られるケースがよくあったが、ここでは、真弓監督のことは横に置いて、主軸打者、金本へ厳しい注文をつけたい。来季の阪神再生のためのキーポイントであると思っている。

今季の彼はホームランは21本、セの十傑にも入らなかった。
打率は0.260.これはベスト10どころか、辛うじて20位くらいである。
とても優勝争いをめざす阪神の四番打者といえる成績ではない。
12球団の四番としては最低クラスであろう。

たびたびのチャンスに巡ってきた打席で、なんどフアンを失望させたことか。CSをかけた対ヤクルト最終戦、二死満塁での捕邪飛が象徴的であった。あれで万事休した。三振の多さとともに好機でのブレーキが目だった。

守っても守備面でも、内野への送球面でもミスプレーが目立つようになった。走塁については、もともと彼に期待感はない。彼は一柳、矢野らと同じようにアラフォーの選手である。スポーツメディアが伝えるような、いかに並外れて困難な自主トレを重ね、鉄の身体を鍛えているとしても、それは修辞に過ぎず、本当の意味での鉄人ではない。彼も人間、人並みに加齢による体力の減衰があると考えるのが、普通であろう。

成績のダウンと加齢による運動能力のダウンは連動していると考えられるが、このような不調の兆しが再三出る選手が、不動の四番であることが、阪神のウイークポイントになった。にもかかわらず、ベンチ入りも打順の変動もないのは、なぜか。フアンはこの点で、金本の決断を望んでいるのである。

彼には2000本安打や連続フルイニング出場記録の更新という目標がある。2000本安打は達成した。連続出場の方も今季半ばで世界記録を更新した。その後は出場するたびに更新を重ねているのである。

フアンにとってもこの連続記録は嬉しい更新であったが、ここへきて、不振の金本について個人記録更新か、チーム成績かというむずかしい問題に直面している。前の岡田監督ももちろん、真弓監督もスタッフたちも、そして球団側も、この「不振の金本」を自在に動かせない。5億円プレーヤーという猫に鈴をつけられる者がいない。阪神の不幸である。

王、長島、落合も力の限界を悟り、引退した。金本に引退まで引導するつもりはないが、不振のときは、もっと柔軟な対応をするべきだ。球団側は腹をきめるべきであり、なにより金本自身が謙虚にチーム全体を考えて懐の深い対応をするべきである。

正直言って、連続フルイニング出場は偉大な記録であり、それを超える者があるとは思えないが、もうそろそろ拘泥するべきではないか。

金本の記録が伸びて、阪神が負ける、では本末転倒だ。

永年の阪神フアンとして、まあ、泣いて馬謖(バショク)を斬る、というところだ。(古いナ)

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