小沢と朝青龍のこと

その一、あの小沢狙い撃ち捜査が一段落した。検察はたぶん小沢の収賄、脱税容疑を狙ったのだろうが、三人の配下を叩いてみても、思うようなものが出なかった。昨年から執拗な捜査を続けたのは、政治資金規正法違反ではなかった。最終的には小沢を強制捜査して、彼が最高実力者である民主党とその政権つぶしを図ったと思われる。

この国の官僚たちは政権交代を本能的に嫌っている。えいえいと積み上げてきた既成特権が瓦解するのを恐れている。検察庁も同然であろう。民主党政権の評判を貶める政治的捜査であったと思う。公判維持を考慮せずにパくって、ミスリードされて沸騰する世論による社会的制裁という荒業だけは自重したようで、よかった。検察は、次はどのような手で揺さぶりをかけるのだろか。それにしても民主党トップは旧態依然だな。この先が思いやられる。、


その二、朝青龍の引退は、気の毒なことだった。前横綱審議委員のおばさんが、「日本の伝統文化で碌を食んでいるのに、日本の文化を大切にしない」と言う趣旨で朝青龍を非難していたが、お門違いである。そういう論拠で言うなら、外国人力士のがんばりに支えられて今日の相撲興行があり、日本人力士では伝統文化なるものを支えきれない現状を恥じるべきである。朝青龍にお礼を言うのが筋だろう。

相撲は「国技」という特別は優越感、存在感を言う御仁が大勢いる。相撲協会の永年の宣伝効果であろうが、もとより相撲は国技ではない。何の根拠もない話で、相撲協会の自称、フアンの思い込みにすぎない。にもかかわらず、国技としての品格とか、横綱の品位とかがさも伝統的にあるかのように言うのは、買いかぶりすぎである。いまの大相撲は国技でもなく、神事でもなく、プロスポーツのショーなのである。磨くべきは相撲協会、関取、親方連中のショーマンシップである。四年間、一人横綱を張り、「伝統文化」を死守してくれた朝青龍に外国人だからとして協会理事に道さえ拓かない協会こそ、了見の浅ましさを猛ハンセイすべきである。

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