「モーツアルトとクジラ」を見る


rada



妙な取り合わせの題名だが、たしかに映画の中に出てくる
場面と言葉である。アスペルガー症候群の症状を持つ若い
男女が出会い、仲良くなり、喧嘩別れし、再び出会うラブ
ストリー。

よくあるストリーなのだが、設定が異色。登場人物の男女が、
ともにアスペルガー症候群を持つこと。ウイキペディアによ
ると、この症候群は「知的障害のない自閉症」とあり、とく
に対人関係とか、他者の気持への推測力に障害があるという。

男性は「大学を申し分ない成績」で卒業しているが、タクシ
ー運転手の転職を重ねている。数学については天才的な頭脳
を持つが、他人と視線を合わせず、散らかった部屋の状態
を異常にこだわったり、小鳥を飼う優しい一面もあって複雑。

一方の女性は美容師で、ピチピチの美人。レイプされた体験
がある。絵画や音楽に関心が強いが、絶対音感の持つ優れた
聴覚の半面、金属の摺れあうような音の耳を塞ぎ、固まって
しまう。

こうした障害を持つ二人が、さまざまなトラブルや気持の
行き違いを経て、ドラマが盛りあってゆく。
見終わったあと、いい気持になれる、いい映画であった。
ヒロイン、イザベラ役のラダ・ミッチェルが、とくにいい。

    ピーター・ネス監督 ビデオ版



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