高齢出産

報道によると、元郵政大臣の国会議員の女性が、49歳で妊娠、来春50歳でめでたく初産の運びという。国会議員という職掌がら少子高齢化に歯止めの一石投じようという義挙からかもしれない。『誰が未来を奪うのか、少子化と闘う』という著作もあるから、そういう気分も込められているのかも。

その前には、子どもを産みたいという文字どうりのタイトルの本を著しているそうだから、英断を狙ったのではなくて、ひたすらわが子がほしいという強い願望を満たそうと考えているのだろうか。あるいは少子化防止とわが母性とのマッチングかもしれない。郵政民営化反対から離党し、踏み絵を踏んで、たちまち賛成に回り、復党した変わり身の人だから、両方にかけているのかもしれない。


出産というのは、個人的な営為であると思っているので、好きなようにされればいい。実際、女性が子どもを持ちたいというのは、ごくごく自然な願いであろうから、このように執着が昂じる女性がいても不思議ではない。事実婚の国会議員との間に子どもが恵まれず、なんども不妊治療を受けたことが公表されており、今回も体外授精を受けたというから、並大抵の執着ではない。

50代の出産例も少なくないようだから、めでたく出産されるだろうが、フツーの女性にはちょっと人生設計として企画しようもないプランである。お子さんが成人に達したとき、ご当人は70歳である。そのころまで国会議員を続けられているか、どうか予断は許されないが、どのような職業にあっても、20年先が70代という年齢であることを考慮すると、まずは子育ての選択をためらうプランである。

そういうことが、母子の幸せになるかどうか、これは分からない。この女性議員は元建設大臣をやった自民党議員の養女になって、いわば擬似世襲の二代目だから、三代目の後継者がほしいのかもしれない。25年先の立候補が念頭にあるのだろうか。世間にはいろいろな大人の事情で、家庭から切り離されている子どもが多い。そういう境遇の子どもを引き取って、つまり養子縁組をして育てる。そういう選択はなかったらしい。児童虐待や児童ポルノ問題に関心を寄せる国会議員にふさわしい社会貢献であるのだが。。。

血縁の子どもがほしいという母性は、なにより強い。強いけれど、49歳の国会議員という立場の人の選択肢としては、いかがなものかと思う。ここは、やはり敢然として少子化を防ぐために身をもって実践しているのに違いない、ご苦労さまであると思わないといけないかも。だとすれば、崇高な政治信条ってこと、分からなくはないけれど。

コメントの投稿

非公開コメント

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
プロフィール

tajifu

Author:tajifu

ブログ内検索
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる