残念な事態三つ

一、尖閣列島周辺の海域で衝突事件を起こした中国船の船長を処分保留のまま釈放したこと。しかも那覇地検の判断だけで収拾しようとしたこと。政治関与はなかったと詭弁を弄する政府。あの海域に領土問題は存在しないという公式見解、、、。

1970年代、小平が実力者であったころ、尖閣列島めぐる領土問題は日中間で、次世代に任せようと、先送りしたいきさつがある。が、日中双方で、しかるべき協議がなされないから、こうした問題が起こる。竹島でも北方領土でも、そうだ、いつも先送りしたままである。政府の怠慢と言える。こじれるまで、事態静観主義では問題は解決しない。どっちのものか、双方が権利を主張するなら、ちゃんちゃんと決着をつけるべき。

一、阪神タイガースがリーグ優勝を逃した。まれにみる強い打線の活躍に支えられて奮闘したが、再三再四、マユミ監督が投手継投を誤った。エース格になったクボ投手は、あと三つ四つ勝ち星を挙げているはず。それで十分、優勝できたはずだが、わけのわからない継投策で、試合をチャラにした。100球交代、5,6イニングで交代という理屈は、投手生命を慮っての配慮にあるのだが、なんとかの一つ覚えで好投を無視して交代させた。被安打少なく、したがって、失点少なく、気分よく投げられれば、たとえ完投しても疲労は感じないものだ。やり遂げた、という達成感の効用。マユミとピッチング・スタッフは人間心理を知らなさすぎる。

一、大阪地検の前特捜部長と副部長が、主任検事の不正をかばったとして逮捕された。前代未聞の不祥事である。地に落ちた検察庁。おそらく、このままでは特捜は機能しなくなるだろう。いったん解体、組織形態を根本的に変える必要があるだろう。検察自滅を一番喜んでいるのは、巨悪であろう。政官財に巣食う悪いヤツらは、これから先はずっと枕を高くして、眠れるだろう。それが国民にとって一番の損失である。

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