キム・ジョンイル総書記死去

キム・ジョンイル総書記が亡くなった。たまたまNHKラジオを聞き流しながら、仕事をしていたら、ニュースが中断して、彼の「急死」」を伝えました。

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(写真はGoogle)


日本もお隣の戦時体制下の分断国家である韓国のお偉方たちも、死去情報を知ったのは、私と同じころだと思われる。韓国の国家情報院は、なにも情報を掴んでいいなかったとして、その存在理由があるのかと同国内で問題になっているそうだ。日本も放送直後に開かれた国家安全保障会議に拉致問題担当、国家公安委員長、ヤマオカなる人物が「知らなかった」として欠席している。あ、そうそう「ノダ首相は特別放送の予告があったのに、ノコノコ街頭演説に出かけていくところ」(イシハラ自民党幹事長の弁)というノーマークぶりでした。


このことは次のようなことを証明している。日韓は北の特別放送まで、どうやらなにも北の異変を把握していなかったことである。日本は北から数十秒でミサイルが飛んでくるとか、韓国はソウルを火の海にさらされるれるとか言って、ふだんから北の脅威を煽り煽って国防予算を分捕り、国民に敵意を増長させながら、なにも北の異変を掌握する有効な情報をつかんでいなかったことだ。この無鉄砲国家について最大限の徹底警戒をしているはずなのに、その首謀者の死を丸二日間知らなったということは、ちゃん、ちゃんとした情報の窓口を持っていなかったことを暴露している。

これだから、国家の言うことは信用できない。国民に敵の恐怖を煽っているわりには、ろくに精密で正確な情報活動をしていない。ミサイルが何十秒で飛来する云々などと口角泡を飛ばす論議なんか、いかに不毛であることか。飛んでくるミサイルをどう撃ち落とすか、と言って国民を不安にさせたアベなるウルトラ右翼の元首相なんか、この体たらくを一体どう思っているかな。

逆にいえば、さすが”世界に冠たる”情報閉鎖国家(クリントン元米大統領の表現)”の離れ技!?である。葬儀もお別れ会の日程も決めて、あの朝鮮中央TVの看板女性アナ、リ・チュンが民族衣装を赤から黒の喪服に着替えてから、思い入れたっぷりに慟哭する様子を放映する余裕をもっていたわけだ。

キム・イルソン、キム・ジョンイル、そして二十代後半というキム・ジョンウン。世界初の珍なる社会主義独裁国家三代目の若いもんの出番がきた。彼のことをリ・チュンヒ・アナが読み上げた言葉では「わが党、軍隊、人民の卓越した領導者」と紹介している。軍隊こそが国家の要であるとし、たしか改正憲法では国家国防委員長が国家のトップとされて「先軍政治」が「強盛大国」を目標としていたはず。それが軍よりも党の領袖を一番初めに掲げている。なにかの変化の兆しか。

この世界の”テロリスト支援国家”もしくは”ならず者国家”(ブッシュ米元大統領)の若き三代目が、いわば「売家と唐様で書く」事態で落着するとしたら、どんな物語が起きることか、それとも世界が覗くこともできない深いタコツボを掘り続けるつもりなのか、圧政や弾圧や内乱や国境紛争などホットなトラブルなしにソフト・ランディングを望みたい。

キム・ジョンウンが歴史に名を残すことができるのは、朝鮮半島の分断国家を平和裡に解消することに尽きる。スイスで青年期を過ごしたのであれば、多少なりとも異文化、異国家体制を肌で感じた体験はあるはずだろう。むろん、朝鮮半島の現況に多大の責任がある日本も、ノーテンキな傍観者であってはならない。

余談だが、例のハシモトさん、市長の就任直後、果敢に上京し、政界要人を連続会談をこなす大ウケ狙いを図ったものの、TVも新聞もキム・ジョンイル一色で霞んでしまった。新聞には紙面枠の、TVには時間枠の限界があるわけで、ハシモトさんは幸先の悪いタイミングだったね。(笑い)彼が今の位置にあるのは、ひとえにTV露出のおかげなのだから。坊っちゃん顔も苦笑しているだろうな。

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