山野井夫妻の挑戦


yama



世界でも屈指の優れたクライマー、山野井泰史と妙子さん夫妻は、あの
ガチュンカンから奇跡の生還をしたものの、泰史さんは手足指13本、
妙子さん手足指18本を凍傷で失った。

おそらくもう難壁の登攀はムリではないかと思われていたが、あれから五年、夫妻は懸命なリハビリの結果、登攀道具を操れるまでに回復した
うえ、強靭な精神力で、次の前人未踏の壁を目指す。

それが、18日NHKから放映されたグリーンランドの1300メートルの絶壁登攀のドキュメント。綿密なヘリからの偵察のあと、極北で真夏が二週間ほどしかない時期を狙って、夫妻は盟友の木本哲と組み、三人で、3週間の日程で挑戦する。垂直に立つ、花崗岩の崩れやすい絶壁を、不自由な手と足を駆使してじりじり登っていく。

700メートル登るのに1週間、コルに達するのに10日間といったしぶとい粘りを発揮しつつ頂上を目指す。困難な場所にもかかわらず、
撮影のカメラも、どのようにしたのか分からないが、三人の表情や手足の動きを密着取材して、見ごたえも十分。

3週間目に最後の針峰を突破して、頂上に立つ。夫妻の新しい挑戦は見事に成功した。
「手がどうの、足がどうのとへったくれを言ってる場合ではない。登ることが好きなんだ」という泰史さん。
生活費は月20万足らず。「苦しいかどうか、そんなことはない。食べていけたら、あとは山への情熱だけ」と語る妙子さん。

復帰した山野井夫妻は、次は何をたくらむのか。おおいに楽しみだ。
しかし、TVで見た限りでは、傍観者が無責任に「次の冒険」を期待するのは、はばかれるほどの大きな凍傷の痛手だった。



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      2007・11・18 NHKハイビジョン放映
     「山野井泰史・妙子グリーンランド未踏の大岩壁」

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