週刊朝日のハシモト記事

週刊朝日と親会社の朝日新聞が、あっさりお詫びした。
ハシモトの抗議に対して。
マスコミへの信頼がまたも失われたと思います。

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週刊朝日の問題のハシモト記事を読んでみた。たしかに被差別部落であった地区を明示しているのは、まずい。こんなあからさまな表記が編集プロセスで目に止まらなかったのか、不思議である。著作者、編集者なら当然の人権意識でなければならない。この人権侵害にハシモトが抗議するのはムリもない。

しかし、彼の父が、そう呼ばれた地区の出身者、刺青をしている組員で、自殺したことやオジが殺人を犯した人物であるという血脈部分のくだりは、これまで先行誌・紙が書いてきたことで、ことさら新しい事実の暴露はない。ハシモトも名誉棄損に当たらないことを弁護士だから知っている。名誉棄損というのは、言うまでもないが、事実であれば、秘匿されていた部分を暴露しても棄損に当たらない。

現存の政治家についての人物評伝というのは、偉人の伝記じゃないから、著者がどのような人物評価をしたうえで記述するか、自由です。愛情や尊敬の念がかけらもなく、嫌悪感や蔑視感をもってしても自由です。そこに人物評伝の意味があります。そこが客観報道を装うニュースとわけがちがう。なんのための著者明示なのか。

かつてのカクエイの金権と女性遍歴の暴露は政界を揺るがしました。いまでもシンタロウの出自、アベ、ハトヤマの来歴などは、いくらでも書かれています。オバマ大統領の出自を追ってケニヤのトタンぶき、電気もない家で遠い血縁者の話を引きだした毎日記者は、その報道を含めて、すぐれた国際報道に与えられるボーン・上田賞を得ています。どこが違うのか。

こんどの問題点は、被差別地区を明示した以外には、特別「一線を越えた」(ハシモトの言葉)ところはないと思います。それに対して、お詫びをするどころか、連載中止まで決めるのは、なんという弱腰であることか。また取材拒否に本来なら闘わなければならない朝日新聞までは、あっさりお詫びをするに至っては、お粗末な対応である。権力者が恣意的に取材拒否する非と、なぜ争わないのか。

親会社とはいえ、別法人なのだから、いくらでも突っぱねられる。ハシモトも弁護士だから別法人だとわかっている。ハシモトが、その親会社の責任を問うということは、彼が嫌っている血脈を問うことと同じ論法じゃないですか。

公務員、教職員への不当な思想調査などの人権侵害を重ねているハシモトが、人権感覚を主張する身勝手さをマスコミはなぜ糾弾しないのか。

ムリを承知で言っているむなしさがありますけどね、いまのマスコミに対して。

                                      (写真はGoogle引用)

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