真紀子騒動

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3大学の来春開学に待ったをかけたタナカ文科相、あっと言う間に決定をひっくり返した。コイズミ内閣の外相のときにも物議を醸したし、日頃の言動がそこそこ刺激的なので、今回も大きな注目を浴び、結果的にはさんざんな批判を浴びていますが、私はマキコ節が正しいと思いますね。大きな問題提起をしました。日本の高等教育のあり方にも意義のある一石を投じたと思います。

3大学のうち2大学は短大を改めて4大に移行するものだが、文科省の大学設置審議会の答申をまつまでもなく、建物・施設が完成し、開校を見越した学生募集要項がすでに出回っている現状は、異常な事態だと思う。既成事実が先行した、設置審は追認している状態です。

大学の新設という大事が、「できちゃった婚」みたいな形でOKされていることが、いいわけないと思いますね。マキコ発言の際、不認可決定を受けた時の大学側の不満にも、できちゃっていることが、いまさらパーになっては困るなどという事実を上げていました。これはおかしな話です。

文科省の大学設置審というのが、設置申請→設置審議会→認可というコースが既定の事実になっていることを示している。事実、この30年、不認可になったケースがないという。ならば、20数名もの審議委員がいる設置審なんかいらない。単に形式を踏む手続きにすればいい。設置審委員の大半は大学関係者というから、まあ、新しい身内に強く当たるわけがない。文科省役人にも天下り先が増えて好都合であろう。

話は変わるが、しゃぶ騒ぎで逮捕されたノリッペことサカイノリコは、釈放後、改悛の情を見せるためのパフォーマンス(と見ていますが)で群馬の方の私大に入学した。のちの報道では、この有名女優の入学にあわせて通信教育など特段の便宜供与をしたにもかかわらず、ノリッペは話題が収まったころ退学、なお、この大学も学校経営に値する資産不足が明るみに出て、来春解散と相成ったそうだ。

誰でも入学させ、場当たりの便宜供与を特定の学生のために行うというデタラメ大学も設置審が認可を与えてきたわけだ。責任はとらないのか。いまや進学希望者を上まわる大学定員があり、大学を選ばなければ、全員入学できる乱立状態。昔、新制大学制度が始まったとき、地方の師範学校や専門学校が大学に昇格して、駅弁大学という異名がついた。今は、道の駅大学くらい増えている。

実際、私大の4割が定員割れとなっている。だれでも彼でも進学させれば、四則計算ができない、10まで英語で書けないような大学生が溢れている。こうした学生が無事?卒業していけるのは、学力向上なんかには知らぬ顔の大学側にある。教育に名を借りた卒業証書発行企業に過ぎないからだ。


マキコ節の言い分は、

この狭い日本に800近い4大、短大を合わせると1600校もある乱立ぶりが、少子化に向かう日本で高等教育の場に求められているのか、
学力低下が著しい、名ばかり大学生を多く生み出すことに意味があるのか、
さらに開学の既成事実が先行する大学新設を後追い認可する設置審に意味があるのか、
国家百年の計を考え、世界に伍していける本来の大学教育は、どうあるべきか

といったような提言をしたように思いますね。

ただ、その前にあった学部の新設等の認可はオールOKしていますので、今回の問題提起についても、もう少し段取りをよく考えてから公表した方がよかったかもしれない。そうでなかったために、せっかくの時宜に見合ったいい提案の影が薄くなってしまった。

教育の課題が満載している現状なのに、ヘもひらぬ歴代文科相に比べると、マキコ節は興味深い。

                                       (写真はGOOGLE引用)

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