イヤな感じ,続き

アソウ副総理兼財務相が、とんでもない暴言を吐いた。

o0510034512429094682.jpg
(2月、モスクワでのG20会議に出発するアソウ。マフィア・ギャングスタイルと顰蹙を買ったものです)

この男はろくに国語が読めないことは首相時代に露見していますが、今回の講演での「ナチスに学べ」発言は看過できない。呆れた時代錯誤の指導者という評価ではすまないどころか、国際社会でとうてい通用しない無知をさらけ出しています。即刻、辞任しなければ、この問題で日本は国際的な信頼を一層損ない、窮地に陥るだろうと思います。

アソウ(ハシモト流の表現にならえば)のバカアホ発言の要旨は報道によれば、次の通りです。

7月29日、アソウは東京都内でのシンポジウムで憲法改正論議は静かな環境でやるべきで、今は騒がしすぎるとの認識に立ったうえで、「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」などと語った。

ワイマール憲法というのは、第1次大戦に敗れたドイツで1919年に成立。主権在民や男女平等の選挙、労働者の団体交渉権などをうたった進歩的な内容とされたが、 この憲法を骨抜きにしたのがヒトラー率いるナチスだ。33年、ヒトラー政権が樹立し、「全権委任法」を可決させた。この法律はヒトラ―(政府,内閣)がほしいままに立法権を行使できるというもので、国民を号令一下で操れる法律を繰り出して、以後、ナチスはポーランド侵攻はじめナチス帝国樹立やユダヤ人6百万人虐殺などに暴走、ワイマール憲法は事実上消滅したというのが、定説です。

余談ながら、あのハシモトが選挙で勝てば「白紙委任された」もので、以後、つべこべ言うなら「選挙で落とせ」という発言を常にするのは、このヒトラ―の「全権委任法」を念頭に置いていると思っています。彼が危険な政治家であることの重要な論証になります。前回に書いたアベ同様の危険人物だと思っています。

さて、こうした歴史を踏まえて言えばアソウ発言は、当然のごとくナチスの手口方を学んで日本の憲法を改定すればいいという明解な含意を持ちます。このような発言をした講演というのは、あのウルトラ右翼の桜井よしこが理事長を務める会。現職指導者の講演だから当然、番記者がついていたと思いますが、大手のマスコミはフォローが十分でなかった。毎日紙にいたっては今日(8月1日付け朝刊)でやっと三面に小さく掲載しています。相変わらずの鈍感さです。

大手紙がにわかに伝えだしたのは、いつものように外圧。中韓はいち早く批判しましたが、それ以上に大きな圧力としたのは、ユダヤ人の国際的な人権団体や米独の有力紙が問題視してアソウ発言をコテンパンに論評しはじめたからに違いない。日本のマスコミは、中韓の批判には軽視しがちで、欧米からの批判の弱い体質をここでも踏襲しています。とくにユダヤ系人権団体は、世界有数の強力なプレッシャ―団体で知られています。

その米国の代表的なユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部・ロサンゼルス)は先月30日、直に批判声明を発表し、「真意を明確に説明せよ」と求めた。また、ナチスから政治家が学ぶのは、あのような愚挙を繰り返すべきでないとも皮肉を述べています。

近現代人類史の最悪の政治的暴挙であるヒト―ラ―ナチスを賛美あるいは称賛したあげく日本の憲法改正に応用せよ、などいう発言が公の講演でされるというのは、異常なことです。発言するアソウもアソウなら、そうした発言を歓迎する桜井よしこらのウルトラ右翼に悪寒がするほどイヤな感じを受けますね。このような手合いが跳梁跋扈する時代にほとほとうんざりしますね。

(写真はGoogle引用)

                ****************

と、ここまで書いていたら、ラジオの正午のニュースが、アソウが発言を撤回すると述べたと伝えています。バカ暴言を批判されると、たちまき撤回です。暴言→取り消し、撤回を繰り返すお粗末な連中ばかりですね。いまの世の中でいちばん尊敬とか信頼とから遠い存在になってしまった政界。いちばんの不幸は国民ですね。

コメントの投稿

非公開コメント

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
プロフィール

tajifu

Author:tajifu

ブログ内検索
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる