軟飯軟菜食

年初のブログは、これが初めて。サボっていたわけじゃーなくて、早々から不覚にも内臓の造反にあって入院してました。

トシのせいか、この足掛け4年間で3回目の入院です。それぞれに病名が異なりますから、いろいろと搦め手から、老体が ムチうたれつつ、彼岸へ追い立てられている感じですね。

ことしは、アベ一派がアベノミクス、アベノミクスと目くらましに叫びながら、陰で集団的自衛権の行使についての軍国主義的な法整備を進めるだろうし、国民を三猿に追い込む特定秘密法の本格的適用や沖縄・辺野古基地建設を地元意思を完璧に無視して強行するだろうし、大阪のハシモト一派は、愚かしいご都合主義で不毛の都構想への悪あがきに徹するだろうし、、、、なんでロクでもない年になりそう。思うだけで気が滅入ります。

といいつつも病床に臥していても,子規のように「起きて半畳、寝て一畳」 とばかり、泰然、才覚があふれだすこともない凡人。絶飲食3日のあと、楽しみになったのは、三度の食事くらい。朝8時、昼12時、夕18時。ナースないし介護士が運んでくれた。

その前に3日も絶飲食すると、いちばん体に現れる変化は、脱水症状ですね。手や足がシワシワになりだす。シワのみぞが深まり、そのうち指でギュッと皮膚をつまみあげられるようになります。譬えはなんですが、難民の子供たちの映像と似た状態になった。この状態は、ほんとつらい。情けない。年齢以上にふけた相貌になるのは、水分が切らすことだということがわかります。瑞々しいというのは、ほんと水々ということなんですね。

再開された食事は、さいしょ五分粥。期待してドンブリのフタをあけると、濃霧のように先が見えない乳白色の液体!!。スプーンで深く掬うと、やっとふやけた米粒が浮かぶます。半分より多めの水分を含めて230グラムとありました。

毎回の食事にメニューが小さな紙片に印字されてつきます。その紙片に「五分粥」とあるのはわかりますが、次の段階から「軟食軟菜食」とあったのは、はじめて知った言葉です。

この医療食の世界では、常食、軟食、流動食、ソフト食などという区別があって、患者の病状と栄養面の双方をにらんで調理しているらしい。粥にも全粥、七分粥、五分粥、三分粥と細かく分類されています。糖尿病食などとズバリ病状に合わせた特別なメニューがあることは、経験ずみでありましたが、軟食とは、ソフト食とは、流動食とはなにか

以下は軟食軟菜食メニューの実物写真です。



朝食は決まってパン。食パン一枚かクッペパン二個。上のは菓子パンふうの甘味がありました。冷たいままなので、食事談話室に置いてあるトースターで焼きに行きました。あと小鉢のサラダ、牛乳一パック。




昼夕食は米飯250グラムがつきもの。これが軟食らしい。こころもちベタついて食感がよろしくない。軟菜は、ハンバーグ、ユリ根の卵とじ、冷奴。入院中で唯一、肉気のものが出たのは、このハンバーグだけ。わずかにかかっているソースをつければ食べられたが、全然うまくなかった。卵とじは、口当たりはよく美味しかった。




三枚目のは、山芋おろし、野菜のあえもの、白身の魚、麩のみそ汁。ふだん米飯を食べない閑人には250グラムは多すぎたが、ほかに何も食べないものだから、しぶしぶ食べて、、すこし残しました。白身の魚はタラかメルルーサのような味がないもので、うまくなかった。

総じて、すくない予算で調理師や栄養士が工夫を凝らしてくれているのは、ありがたいことでした。ご苦労なのは承知のうえで注文を付ければ、やはり美味しくしてほしい。楽しみ少ない病人にとっては、大きな憩の時間ですから。

軟食軟菜食というのは、健康人がふつうに食べている食事を常食というとすれば、常食を摂るようになれる前の献立ということのようでした。

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