大阪市は残った!!

よかった、よかった


満天下注目の「大阪市を廃止、5特別区に分割する」という愚案、またの名は、ハシモト言うところの「大阪都構想」。
反対多数で否決されました。

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大阪市内の24区を図解すると、賛否は一目瞭然。湾岸と南部に反対票が並び、中央部に賛成票が多い。眺めていると、いろいろな感慨を催す、面白い分布ですね。

閑人は、形勢が判明した夜中に一人で快哉を叫び、祝杯をあげました。しかし、一方で、地方行政の統治機構改革を装ったハシモトの愚かな個人的な野心のために、本来の行政運営をほったらかされて、実に長期間にわたり、多額の血税を使い、不毛の論議を繰り返したことに脱力感を持ちましたね。

一体なんだったのか。知事、市長を通じて、早や足かけ7年、行政の本丸にいた張本人が、ありもしない「二重行政の解消」などと吠えたことこそ、自己矛盾じゃないですか。あるんだったら、腰ぎんちゃくのマツイと組んで解消すればいいこと!!。なんもヒト、モノ、カネ、情報が集中する東京都のマネっこなんかしなくてよかったんです。その東京では世田谷区が世田谷市や渋谷区が渋谷市になりたがっている機運があるというのに、、、。

一体、ハシモトはどんな実績を上げたか。教育、医療、福祉、あるいは経済活動、どの一点を問うても、いたずらに改革をもてあそび、制度をいじり、人を傷つけ、混乱させただけ。

平気で大ウソをつき、バレても責任と取らないどころか居直ったあげく、他者に責任をなすりつけるという特異な性格の持ち主に振り回されて7年間でした。政治家になるまえに出した彼の本をみれば、まあ、よくもこんなトンデモ本を出版したものだと呆れます。結局、ハシモト政治は、これを実習したようですね。

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言ってもセンない話ですが、茶髪、黒メガネのお笑いタレント弁護士が「2万%、出馬しませんよ」と語って、6日後に臆面もなく出馬、しかも裏では当時の自民府連に1100万円もの献金をしていて、支持を取りつけていた。あのとき、すでに大阪府民は騙されていた。ちゃんと見抜いていれば、こんなバカげた政争をしないですんでいた。

ハシモトは「敗けたら政治家を辞める」という発言を周知期間中にもしましたが、これは単に耳目を集める、いつものハシモトリック。浮動票、同情票を買う詐術ですが、今回は、敗北の夜の会見でも、そう言いました。その言葉の本当の意味で、ハシモトに退場してもらいましょう。

今回の騒動で、大阪市民の感情が分断されてしまった。シコリが早く解消される明るい方策を行政は打つべきでしょう。いろいろなつまらぬ影響が残りましたが、興味深い事実も残りました。自公共民という普段相いれない政党が都構想反対の「一点共闘戦線」で勝利したことです。こうした試みを今後も党派の組み合わせを臨機応変にすれば、国政や地方選でも現況を変えることも可能じゃないかな。

いま一つは、特別な政治目的のために血税で説明会を一日3講演もやり、巨額のTVCMを乱発し、大量の信者による人海作戦や底なしの数のチラシやポスターをばらまいて、無理やり目指す方向に誘導しようとしても、およそ半数の人は、その手に乗らないことが社会実験されたことか。このことは、アベがもくろむ「改憲国民投票」の手法に水を差す結果となり、まことに欣快にたえないところですね。

ところで、ハシモトの盟友で君が代口先チェック兼パワハラ教育長でやめた中原徹は、パチスロ大手会社の法務担当役員に収まっています。どこで何を職業にしようと勝手だが、こんな転進をする人物が教育長だったとはね。

そういえば、ハシモトの過去には売春街で業者側に立つ顧問弁護士や、払えないなら腎臓を売れとまで威迫したとされる商工ローン側に立つ弁護人というのがありました。経歴が示すように弱い者いじめの示談屋弁護士がふさわしい。滑舌多弁、白を黒と言いくるめ、前提条件をいきなりちゃぶ台返ししたり、勝つためには騙しもやむ得ないと心得ているような人物ですから、弱い者、貧しい者をたたくのに向いています。

思えば、2012年の「雑誌ジャーナリズム賞大賞」を得た上原善広さんの「最も危険な政治家、橋下徹研究 孤独なポピュリストの原点」(新潮45 11月号)*1で活写されたハシモトの人物像が、今日の社会的混乱を招いたことがよくわかります。ハシモトについての論評は、あまたありますが、その類のなかでは一番の労作です。

「ハシモトの中学時代の同級生は、バレーボールの練習などでヘマをした同級生を徹底的に罵倒するハシモトの異様さを記憶しています。高校時代の同級生は、平気でウソをつき、バレてもまた平気な顔をしているハシモト、クラスの掃除などといった共同作業にはいつも姿を消すハシモトを覚えています。」



三つ子の魂、百までの物語です。こんな人物に政界の表舞台から去る機会を与えた住民投票でした。いずれまた、なにやら理屈をいっぱいつけて、復帰するかもしれませんね。よくあるタレントの例のように。


*1「最も危険な政治家」橋下徹研究 孤独なポピュリストの原点 (『新潮45』11月号)は以下のpdfで読めます。

   http://zasshi-journalismsyo.jp/pdf/12_taisho_hashimoto.pdf

 (イラストはGoogle引用)

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