見当ちがい,敗因デマ

まあ、それにしても、いい天気。さわやかな五月の空。


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ことしも緑のカーテンを作ろうと、庭にアサガオとゴーヤの苗を植えました。気温の上昇とともに、まことに素直に育っていきますね。植物の生育というのは、シンプルでわかりやすい。日当たり、水、土壌がそろえば、期待に応えてくれる。

「大阪都」妄想は反対多数で終わった。やれやれと思っていたら、とんでもない言説がネットに出ていた。賛成派のなかでもオピニオンリーダーを自認するようなバカたち。ハシモト流なら、こう言って間違いなく罵られるバカたちが、敗因は老人や生活保護の受給者たちの投票行動にあるのだとしゃべっているそうな。

ひいきにしていたハシモトが敗けた腹いせやら悔しさにしては、度がすぎる。悪意のあるプロパガンダです。

バカたちの言い分は、大阪都構想の何たるかも知らない爺婆がいるからだ、あるいは、貧しくて日々の暮らしに追われ、それどころでない人たちのせいに押し付ける、まことに卑劣な見方ですね。情報弱者だと決めつけて、「老害投票」とか「シルバー・デモクラシー」だったとしゃべっています。

彼らの物言いに明らかに老人や受給者を見下しておりますので、老人の一人として、ちょっと異論を書いておきたい。

悪意を振りまいているなかでも読売TVの辛坊治郎なる人物なんか、その筆頭格のようだ。かつてハシモトから知事候補に勧められたというハシモト・ヨイショのコメンテイターで知られる男だから、敗けたのがよほど悔しいのか。

この男について知っていることは、イラクでボランティア活動中に拘束された高遠恵美子さんらを非難して自己責任だから救出旅費は自腹で払え、などと酷評。それも当時の政権の意向に密着した、いやらしい人物なのだが、その後、自分の趣味でヨット遭難するや、血税で飛ぶ海自の救命艇に助けて、助けてとSOSを発して助けてもらった極め付きの手前勝手バカである。

こんな連中が、今回の投票結果から老害投票だなどと老人を侮辱したような発言をするゆえんは、どこにあるのか。おそらく開票が進むなかで、NHKTVが出口調査の結果を絶えず露出したせいかもしれない。こんな画面だった。


出口調査

たしかに出口調査では、70代以上に反対派が多い。50代はやや拮抗していますが、他の世代は賛成派が目立つ。

しかし、肝心のサンプル数や採取場所や設問の仕方などは明らかにされていません。あとでわかったように市内中央部で採取すれば賛成派が増えていたし、南部ですれば、反対派が多く出ただろう。

この調査はやったものなら知っていますが、投票の中身を、寄ってくる客引きみたい者にしゃべりたくない、なんで言わんとあかんねんという人が少なからずいます。しゃべってくれる場合でも、本心かどうかわからない。客引きみたいな者からすぐにも逃れたい、面倒くさいという人もいます。こうした投票者は数字に表れません。

大部分の世代が賛成しているのに、70代だけが反対多数だからということが、バカたちの論拠なら間違っています。なによりも開票結果でわかることは、性別だけで、年齢層や、年齢層ごとの投票率は不明です。ここには70代が反対したか、賛成したか、当たり前ですが、わからないのです。老害投票と決めつける根拠がない。あいまいな出口調査による印象しかない。

大阪市政年齢別人口推計によっても70才以上の高齢者は約47万人です。20代以上の有権者全体の4分の1強に過ぎない。圧倒的に「比較若い世代」が多いのです。シニア・デモクラシーなどと揶揄するには、デモクラシ―原理の多数決にはるかに届かない人口です。シニアはすべからく守旧派、保守派と思いこむマンネリ思考です。

今一つの大きな要因は、期日前投票(不在者投票も含む)が、368、217票もあったこと。有効投票数のうち、実に27.15%も占めていたこと。3分の1弱が投票をすませていました。期日前投票者も世代別や性別は公表されていません。もちろんNHKの出口調査に反映のしようがない隠れた数字です。

こうしたことから以下のような要点が指摘されます。

一、投票者の年齢別は、もともと選管が公表しない。ですから、バカたちが主張するような根拠がない。仮に70代が全員、反対派に回ったとしても、それをはるかに上回る「比較若い世代」が多くいる。

二、大阪の未来のあり方に今後深く関わることが予想される多数派の「比較若い世代」が多く棄権したと見られる。自業自得です。多数派が多く足を運んでいれば、投票率はもっと上がっている。

三、投票率を上げたのは、男性を10万人近く上回る女性投票者だった。

四、例がない多数の期日前投票者が出ました。通常、期日前投票者には選挙などの意義を理解した人が多い。風まかせの浮動票はわざわざ投票所に行かない傾向にある。

五、結局、総合的にみると、期日前投票と女性票に反対が多かった。   

もちろん、開票結果に生活保護受給者であることを証拠づける材料はなにもありません。いいがかりに過ぎない。大阪市は他市に比べて受給者が多いけれど、受給者が多い街を作ったのは、ほかならぬハシモトのせいじやないのか。

老害投票やシニア・デモクラシーなどという悪意あるコメントをするような人たちが支持するハシモト。彼に嫌悪感を持つ人が多かったんじゃーないですか。


今回の住民投票は、20歳以上の有権者、約210万人。
男 1、012、990人
女 1,091、096人 (女性が78、106人多い)
計 2、104、076人

投票者
男 653、613人
女 752、471人  (女性が98、853人多い
計 1、406、084人

投票率
男 64.52%
女 68.67%    (女性が4.45%多い
計 66.83%

このうち有効投票数は1、400、429人。この結果、以下の通りの接戦でした。

賛成は694、844人(49,62%)
反対は705,585人(50,38%)



バカたちによるハシモト敗因の理由づけは、見当ちがいですね。ハシモトが負けたのは、大阪市をつぶして、大阪が豊かになるはずがないと考え,期日前投票から反対の意思表示をした人たちと多くの女性たちの選択でしょう。

敗北記者会見でのハシモト。あの笑顔がワザとらしい、とどめなく出る弁舌は潔さを装っているものの、魂胆ありげ。そういうポーズを常日頃からウサン臭く感じているに違いない女性の感性の勝利ですね。

バカたちは、女性に負けたとは、畏れ多くて、よう言わないだろうな!!。
お年寄りや生活保護受給者のせいにするのが、どんなに恥じ知らずのことか、いい加減にせい。

アサガオやゴーヤの成長が楽しみです。

(出口調査の写真はGoogle引用)

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