金本阪神 超変革はどうなのか

セ・パ交流戦の半ばとあれば、年間ペナントレースも半ばでもあります。

「超変革」。鳴り物入りのスローガンを掲げて開幕した金本阪神は、うまく行っているのか。
プロ野球フアンは誰しも好んで話題にしていますが、おおかたの意見は、シビアーです。過日の一杯のみの席での友人たちのコメントです。

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「いろいろやろうとしているが、いまいちや」
「あない打順を日替わりにしたら、おちつかへん」
「若い連中、こき使われて、いまに疲れ果てよんで」
「ピッチャーの交代どきがわかってへんな」
「マートンとオ・スファンが抜けたところが修正されてない」
「結局、一年目の金本や、様子みたろ、ということになるな」
「長い目でチーム立て直してくれたら、いいやんか」

閑人の感想も同じようなものです。いまのところ、特段に強くなった証もないが、弱すぎることもない。和田監督の昨年もこうだった。ただ、何かやってくれると金本監督に大きな期待をかけたフアン心理からすれば、期待はずれの成績です。残念です。

積極的な若手起用が、まだ十分な効果を発揮していない。きれいなヒットや思いがけない好投なんかで、試合ごとにファンの興味をつないでくれています。その点では従来の阪神にない目新しさがありますが、持続的な戦力にはなりきっていない。一試合かぎりの線香花火みたいなはかなさです。

6月8日現在、阪神は
リーグ5位
公式戦61試合 28勝30敗 引き分け3 勝率.483 
首位広島とのゲーム差3.5 いわゆる借金は2です。

広島と2位巨人の2チームだけが勝率5割台ですから、少ないゲーム差のなかで6チームの混線状態が続いているわけです。これを超変革の成果だから、混線状態の輪にとどまっていると見るか、超変革にしては混線から抜け出せない戦力と見るか。

いまのところ、高山や北条、原口、岩貞のような若手の活躍が素晴らしいわりには、それが成績の向上につながっていません。斬新な選手起用の超変革と実績を上げる超変革との間には谷間があります。

というわけで、総合力という点では、まだ超変革は実っていない。
打でいえば、打撃ベストテンにだれも入っていない。5月月間MVPに選ばれた原口がいちばんの高打率ですが、まだ規定打席数が足りない。

打撃率一覧を見ると、15位に福留、22位のゴメス、26位に高山が入っている程度。一見、清新な活躍をしているかのような若手たちは、日替わり打線のせいで、規定打席数が及ばない。つまり、まだ安定した打線力ではないわけ。

ホームランの数でも阪神は40本で、リーグ5位。広島の59本に比べても破壊力に欠けます。チーム打撃率では、..245とあって4位に沈んでいます。開幕当初、メッセンジャーが果敢に盗塁して、これが金本野球か、超変革かと話題になりましたが、その盗塁数も
決して抜け出したものでなく、33本で3位という状態。

投の方では、めぼしい補強をしなかったので、ベテランが一つトシをとっただけ投手力に不安がありました。復帰した藤川には往年のスピードも体力もなく、先発から抑えに変わりました。金本監督の思惑ははずれましたが、すぐに起用法を変更したのは、いい判断でした。

本来の抑え、セットアッパーに見込んだマテオ、ドリスは、いまのところ助っ人というような頼りがいがある投手ではいようです。メッセンジャー、藤浪、能見、岩田の先発陣のうち、岩田が脱落。他の3人も好不調の波が多い。こんな投手陣に加えて岩貞、岩崎、青柳といったファーム育ちが頑張っています。とくに岩貞が藤浪同様に4勝を上げているのは頼もしい。

つまるところ、投手陣が頑張っても日替わり打線の援護がない。延長戦をはじめ接戦を落とす試合は、いつも、あと一本ヒットがでれば勝てた、という試合運びが目立っています。若手起用だけでは打線がつながりません。超変革の戦略、戦術が望まれます。

スポーツは、正直に力の結果がわかります。選手個人の成績はもちろんです。とりわけ野球の場合、他のチームプレ―スポーツと違って、監督が選手の一投一打に直接采配をふるえます。それだけに監督の才覚、技量が問われるスポーツです。

ペナントレースの後半戦、金本監督の頑張りに期待したい。

(写真はGoogle画像検索から引用)

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