鳥越俊太郎と週刊誌

今回の都知事選に出馬している鳥越俊太郎へのネガキャンがすさまじい。
ネガキャンとは、好まぬ候補をあれこれ不当に貶めて、支持する候補の大願をかなえさせる戦術で,選挙で多用されています。

鳥越俊太郎は、元の職場の後輩で、いっしょに仕事をした仲間です。といって、このブログの一文は仲間贔屓というものではなく、アウトサイダーとしての感想です。

SNSなどには、鳥越は在日だ、反日だ、家系を偽っている、ろくに演説しない、死に損ない、老害だ,、認知症だなどと言ったバカたちの戯言が満載されています。また対立候補から病み上がりだなどと酷評されています。

公民権停止中のアベすり寄り元国会議員*1が政策もない、演説回数の少ないと非難したり、あの極右作家*2が、ガン保険会社から巨額の講演料をもらっているから、がん検診政策を打ち出していると暴露?!したりして、足を引っ張っています。


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きょう(7月21日)発売の『「週刊新潮』は「鳥越俊太郎 無節操の履歴書」。『週刊文春』」は「女子大生淫行」疑惑 被害女性の夫が怒りの告白!」との大見出し。文春の方は、鳥越が「20歳の女子大生を別荘に誘い、、豹変、、、」という思わせぶりなサブタイトルがありが、新潮の方は、「演説は下手、政策はピンボケ、、、」「岸惠子にバラの花100本」とゴシップみたいな説明文が添えてあります。

投開票ほぼ1週間まえにして、このキャンペーンは、あきらかに4党統一候補が分裂自民に抗って美濃部亮吉いらい28年ぶりに都知事になりうる可能性にケチをつける効果がありそうです。鳥越の話題が、いま売れるネタだから特集したというよりも、これは、明らかに文春も新潮も革新知事が誕生することに「ノー」という考えに基づいた意図的な記事のように思われます。

たまたま2誌の新聞広告は左右に並んで掲載され、鳥越見出しが背中合わせになっていますので、誰しも、ああ、2誌が競って鳥越おろしのネガキャンをやってるなということが一目でわかります。週刊誌が、なにを題材にしようと勝手ですが、あんまり明白な足の引っ張り方なので、心ある読者は記事の背後にある意図を察して鼻白む思いでしょう。

むろん、閑人は表現の自由という前提を尊重する立場ですから、選挙期間中であっても記事に公益性や公共性があるものなら許容の範囲だと思っています。しかし、見出しから察して、新潮の方はどうでもいい内容のようですが、文春の方は「淫行」疑惑というからどぎつい。

仮に事実問題としても成人女性とキスをしたとされるのが『「淫行」疑惑』といえるか、「夫の告白」とあるから肝心の女性からの証言でないように受け取れるサブタイトルとは、どういうことか。伝聞でもって「淫行」疑惑を仕立てられるのか。

読んでもいないのに批評するなというのは当たらない。もうとっくに週刊誌の広告見出しというのは、針小棒大、誇大妄想的なものであって、中身とすっかり乖離しているという認識が世間の通リ相場となっています。テレビ番組のタイトルと同様に胡散臭いものとなっています。

こうしたネガキャンの背景には、おひざ元で反政権知事が誕生することを警戒しているアベ政権に文春や新潮もが同調しているのだろう。週刊誌が旗幟を鮮明するのは構わないけれど、ネガキャンで売るのは、週刊誌へのかろうじて残る信頼をいっそう貶めはしまいか。そう思われても仕方がないタイミングです。かろうじて残る信頼というのは、粘り強い調査報道にそれなりの実績があると評価していることを指しているつもりです。

鳥越サイドは、文春に対し公選法違反、名誉棄損で刑事告訴する旨、通知したと新聞は伝えています。*3 新聞広告の掲載日に即告訴状を出したことからして、この取材報道は関係者の間で潜行していたのだろう。最近の文春はキャンペーン第2弾を放つのをヘキとしていますから、投票日までに、まだ追い打ちをかけるのかな。飛ばし記事でない節度のある,事実に基づいた記事であることを望みます。

(写真は、Google画像検索から引用)

*! http://blogos.com/article/183853/
   7月18日(月)ムネオ日記
*2 http://netgeek.biz/archives/78899
   百田尚樹が 某知事候補が某ガン保険の会社から一回100万円の講演で計5000万円を受け取っていたというツイッタ―を紹   介している。
*3 2016年7月21日 毎日新聞

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