水槽の手入れ

年の暮れが押し詰まったとはいえ、常在閑中にある者にとって、急いでやらねばならないことはなにもない。
昨日に続く今日もそうだし、明日もそうに違いない。
たどりついた今であるから、わが身上に得心していて、なんの不満もない。

そうと割り切ってはいるものの、改めて、そう思うと、何やら肩のあたりにすきま風が吹くような気がします。こころの移ろいというのは気ままなものです。つまり、本性が貧乏性なのでしょう。

でも、ありました。見つけました。熱帯魚の水槽に緑のコケが密生しているのです。これは掃除してやらなければ、エンゼルフィッシュが息ぐるしい。鑑賞用の水槽なので見苦しくもあります。

ショップの店員さんからサカナ飼育のコツをなんど教えてもらっていても、コケの発生をよう食い止めないのです。光の明るさ加減と水質保持、エサの量とサカナの排泄物、いろいろと注意点があり、それなりに注意を払っていて、この始末です。

思い立って、水コケの取り除き、 浮遊物をすくいとり、 汚れた水のとりかえなどの作業を、昼飯を挟んで、ざっと3時間かけてやりました。外付けのフイルターにコケ防止剤と濁りや臭いを吸着するバイオ剤を敷き詰めます。これらの”水ピカピカ剤”はなぜか効力が永持ちしないので、けっこうモノ入りなのが難点です。

夏場は水温を気にしないで済むから、サカナごと別の容器に移して、水槽の底砂ごと丸洗いできて、比較的ラクですが、真冬はそうは参りません。サカナを取り出さずに温度調整のサーモスタットを入れたまま作業しますから、こちらも感電に注意しながらの作業です。

その間は、可哀そうなことにサカナは右往左往しています。大変なストレスを与えていますので、明朝が心配です。これまでも、起きてみたら死んでいた、という悲劇がすくなくないのです。

enzel.jpg


区切りがついて2時間もたつと、水は飲めそうなくらい透明に澄んで、大きくなったサカナがゆっくりと泳いでいる姿を楽します。尾長鶏のシッポのように、エンゼルフイッシュの腹ビレは白く長く美しい。ひらひらとそよがせて、エンゼルは何を想って泳いでいるのかと思います。

エンゼルはエンゼルで、水槽の向こう側で自分を眺めながら、ビールを飲んで、ほっとくつろいでいる後期高齢者を、どう思っているのだろうか。

こうして今年も、夢かうつつか幻か、と暮れて行きます。

いつもお読みいただいて、ありがとうございます。



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