いけいけ、阪神

このところ好調な阪神タイガース、,嬉しいことです。
金本監督の2年目に期待がかかります。
連日の快勝につぐ快勝に快哉、対広島戦で9点差をハネ返した、対巨人戦で4完封勝利をめざす菅野を打倒した。
打撃ベストテンに糸井、福留、鳥谷が入っています。新加入の糸井がリードしています。
この打線、この粘り強さは、本物か。

とはいえ、阪神のファンにとって悲しき性となっていることが、アタマをもたげます。「いつまで続く、この好調!?」、「またすぐ、ぽしゃるんとちゃうか」という不安のことです。初夏の椿事に終わらぬようにと手放しで喜べないところが、阪神ファンの泣き所です。

閑人の部屋の壁には、甲子園で吉田義男監督が胴上げされている写真が額に入れて掲げてあります。ですから、否も応もなく、日夜、阪神タイガースの栄光の写真を見上げています。紙テープが舞うなか、真弓や中田や工藤らの歓喜にふるえる背番号が胴上げの輪の外に見えます。バースが頭一つ抜きんでて、喜んでいます。

実に32年前のことです。1985年、球団創設いらい初で、しかし、最後の「日本一」になったときの瞬間です。巨人と並んでプロ野球界屈指の老舗というのに、「日本一」は、このときの一回きり。リーグ優勝さえもわずか5回(2リーグ分裂いらい)という貧弱な実績です。

ファンにいちばん人気がある名門球団、しかし、優勝回数が少ない。これが、一言でいえば、タイガースの特徴です。一に人気、二に伝統、三に戦力、,四の五がなくて六に球団体質といったところ。タイガースの球団がかかえる問題については、以前も書いたので外します。

閑人が考えます。野球に限らず、とくに団体スポーツがチームとして強くなるには、
一、天賦の才がある選手を多く集めること、
二、天賦の才にさらにやる気(インセンティブ)を起こさせるリーダ―がいること
これが勝つために必要な両輪です。

1985年の阪神にはバース、掛布、岡田の強力クリーンアップが大車輪の活躍を果たして優勝しました。この3人のバックスクリーンに放り込む3連続ホームランは、いまも語り草です。近年の日本一チーム、つまり、ソフトバンクに内川あり、日本ハムに太谷あり、楽天にマー君ありが、それを裏づけています。

アマの野球でもサッカー、バスケでも全国的に強豪チームとされるのは、選手を育てたからでなく、才能豊かな選手をかき集めたかどうかにかかっています。要するに強いチームになるには手っ取り早く、かつ確実な方法です。

スポーツは努力すればするほど技量が向上するというのは、少年少女向きへの励ましなら麗しい話ですが、そんなことでは、一流にならない、なれない。要は、もって生まれた天賦の才があるかどうかしだいです。身も蓋もない話ですが、やむ得ません。

たとえて言えば、どんなに練習や努力しても、100mを10秒前後で走れる選手は生まれない。走れるのは、この国の1億人のなかの数人、極少の選手だけです。原石からして光り方が違います。

身体の運動能力や芸術的能力というのは、たゆまぬ努力や精進をしても育たないのです。フランス人は、そうした人間の本質がわかっているせいか、体育や美術や音楽などいう教科は義務教育に取り入れていないと聴きます。そうした分野については教育的配慮で伸びるというものではないという認識です。

プロ野球の監督も他の団体競技の監督もそうなんでしょうが、この集めた天賦の才を駒に、ゴールに向かって、いかに上手に生かすかというのが腕です。ドングリはどんなにたくさんいても、金に銀にもならないのです。

とりわけプロスポーツは、相応の報酬でもって才人を獲得した方が勝ちです。9連覇した金権巨人に王、長嶋がいたことを思い出します。語弊があるのを承知でいえば、金にあかして天賦の才を集め、ファンに高度の技と力を見せて、一方でビジネスとしても成功するのが、プロスポーツです。

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阪神はことし、FA宣言した糸井嘉男をオリックスから大金(4年18億超と推定されています)を払って獲得しました。閑人が言うまでもなく、野球の天才です。プロ野球史上初の「6年連続の打率3割・20盗塁・ゴールデングラブ賞受賞」。打っても、走っても、守ってもの三拍子そろった堂々たる実績があります。

この糸井が、オリックスよりずっと能力の高いチームを牽引すれば、ファン待望の夢が、ことしは叶うかな、と思わせてくれています。糸井を獲得したことで、ベテランの福留、鳥谷が奮起してチームの好調を支えています。ただ、糸井は肩や膝に故障が多いのが難です。今シーズン、その古傷が痛むことなく、天賦の才を発揮してくれることを祈ってます。

(写真はGoogle画像検索引用)

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