こんな首相,,,

「こんな人たちに負けるわけにいかない」 (*1)

アベが都議選の最終日、応援演説にでた秋葉原で、批判勢力の人たちの「やめろ」、「帰れ」コールに対して放った言葉が、これでした。この絶叫セリフが自民党の歴史的惨敗の流れに大きな棹を差しました。

「忖度」とか「もり・かけ」とか傑出?!した流行り言葉がたくさんあるので、今年の流行語に選ばれないかもしれないが、首相退陣へ流れの分水嶺になる”記念すべき”一言になりそうです。

アベは高慢ちきになりすぎね、
国政を私物化して腐敗しているんじゃないの、
丁寧に説明って言いながら、逃げてばっかし、
夫婦そろってずるそうで不誠実な感じ、
アベノミクスって、どうなったの、

最近のアベの言いぐさ、振る舞いになんとなく不審感やら不信感かを抱いていた人たちの気持ちを一気に結集させてくれたセリフでした。正当に批判したり、疑念を持ち始めた人たちを、アベは指さしつつ、「こんな人たち」と見下したのです。

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無能なのに傲慢で、憲法や法律の秩序すら守らず暴走する人物を、いま引きずり下ろさなければ、この国の民主主義や平和憲法を守り切れない。極右反動の社会になってしまう。北朝鮮のような強権閉鎖社会になってしまう。いつまでもバカに権力をもたせていては、この国があぶない。そういう誠にまっとうな危機感が、ようやく広がりを見せはじめました。

小手先の内閣改造なんかでは、止められない反アベの声が地に満ちてきました。5年前に第二次政権をスタートさせてからのアベは、ひたすら戦前復帰の国家体制作りに邁進しました。

具体的に言えば、まずは大日本帝国憲法の復活、そして天皇中心で、その国体維持のため国民は生命の犠牲をいとわぬ臣民とされ、国民精神統一のため国家神道を復活させ、教育勅語を唱和、体得させる一方、軍部に強権を与え、アジアの盟主たる大国に、、、、空恐ろしい話ですが、アベの政治信条は、神がかりで狂信的です。

こういう姿勢というのは、アベの最有力支持基盤、日本会議の目標とそっくり一致しています。アベの価値観、、、、、と言っても自分で考える能力も経験もなく、日本会議の思想にかぶれたのにすぎませんが、、、、価値観は、この世に受け入れてはならないものです。

つい最近、読売新聞を熟読せよと発表した2020年改憲宣言なるアベ改憲私案もそうです。現行の憲法9条1、.2項を残したまま3項を新たに起こし、そこに自衛隊の存在と活動を認める条文を追加するという”加憲論”の提案です。

一見、戦争放棄と戦力の不保持を残すかのような提案ですが、ほんとうは新たな3項に「前項の規定にかかわらず、、、、」とか「但し前項の規定は、確立された国際法に基づく自衛ための実力の保持を否定するものではない」とかの文言を入れて、、前二項を空文化させる狙いのものです。悪名高い自民党改憲草案よりも、国民の目くらましを狙ったいっそう悪性のものです。

こうした悪辣巧妙な仕掛けをアベが思いつくわけもないのですが、案の定、この考えは日本会議常務理事という有力政策委員が提言した改憲論を丸写し、そっくりそのまま取り入れたものでした。この人物はアベのブレーン中のブレーンだそうです。(*2)アベの言動の根本に大日本帝国憲法や国家神道の復活を政治目的とする日本会議があります。アベは、いわば日本会議の傀儡であります。

経済成長を前面にうたい上げて、アベノミクスを喧伝していたので、隠されきたアベの意図に気が付かないまま国民のなかには、それでも、たいした危機感をもたず、なんだかよくやっているのじゃない、代わりもいないしねえ、と手をこまねいているうちに、とうとうここまで悪化してしまった。

こうしたアベの暴走を憂慮して、アベの出身大学では後輩学生や教員たちが、2年前の安保関連法案に突っ走ったとき、いち早く声明を出していました。問題が起きても、国民は忘れやすい、別の話題を向けると、すぐ関心をそらしてしまうものだとアベ一派はタカをくくってきましたが、決してわすれてはいません。

少し長くなりますが、ここでは、それらを紹介して、出身大学の関係者たちの怒りと悲しみを共有したいものです。

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成蹊大学後輩一同声明文

1977年度成蹊大学法学部政治学科卒業生、安倍晋三さん

私たち成蹊大学後輩一同は、あなたの安全保障関連法案における、学問を愚弄し、民主主義を否定する態度に怒りを覚え、また政治学を学んだとはにわかに信じがたい無知さに同窓生として恥ずかしさを禁じえません。

日本国憲法に、集団的自衛権の行使を基礎づける条文が存在しないことを、私たちは成蹊大学で学んでいます。
憲法を、時の総理大臣が自らを責任者と称し解釈で改憲することは、法の支配に反する行為であると、私たちは成蹊大学で学んでいます。

日本国憲法は、アメリカによって押し付けられた恥ずかしいものなどではなく、日本国民が自ら選び取り70年間維持してきたものだと、私たちは成蹊大学で学んでいます。

そして、私たち成蹊大生は、憲法学を机上の空論などと考え学者の意見を軽視することなどはせず、学問が蓄積してきた知識を大切にしています。

あなたは、本当に成蹊大学で学ばれたのでしょうか。

知っていますか。就職活動の際、自己紹介で母校の名前を答えると「ああ、安倍晋三のね」と冷笑されることを。その冷笑に含まれている意味を考えてみてください。

安倍晋三さん、あなたは成蹊大学の誇りなどではなく、ただその無知で不遜な振る舞いによって、私たちの大学の名誉と伝統に泥を塗っているのです。

私たち成蹊大学生は、先輩・安倍晋三さんの立憲主義を否定する態度に反対し、安全保障関連法案の廃案を求めます。

発起人・成蹊大学法学部政治学科4年 秋山直斗

(:*3)

 



安全保障関連法案に反対する成蹊学園有志の声明

 今、国の内外で日本が「戦争しない国」から「戦争する国」に変わってしまうのではないかという不安が渦巻いています。それは、多くの人々が、安倍晋三内閣が国会に提案した安全保障関連法案は、アメリカなど他国が海外で行う軍事行動に日本の自衛隊が協力していくことを可能にするものであり、これまで、「専守防衛」の名のもとに極めて限定的にしか行われてこなかった自衛隊の活動の範囲を、時の政権が「存立危機事態」と判断すればどこへでも拡大できるようにするものであると考えているからです。

 しかも、この法案の前提になっている集団的自衛権の行使については、圧倒的多数の憲法学者が「憲法違反」との見解を示しています。また、歴代政権も「集団的自衛権の行使は憲法違反である」という解釈を60年以上にわたって堅持してきました。

そうした従来の政府解釈を安倍内閣が一片の閣議決定で覆したことで、権力の暴走を阻止して法的安定性を担保してきた日本の立憲主義­が危機に追いやられています。この安全保障関連法案がそうした無理の上に提案されている以上、国会での審議が進めば進むほど法案への人々の不安と疑念とが増しているのは当然の結果だと言わなければなりません。

 安倍晋三首相が卒業した成蹊学園は、他の学園と同じように、かつて少なからぬ同窓生を戦地へと送り出した歴史をもっています。私たち成蹊学園有志は、安倍首相が、次代をになう若い世代を再び戦地に送らないために、そうした痛恨の歴史に学び、平和を求める多くの人々の声に謙虚に耳を傾けて、安全保障関連法案を廃案とすることを切に望むものです。

2015年8月15日

(*4)



(写真はGoogle画像検索から引用)


*1 2017年7月19日 AERA
   https://dot.asahi.com/aera/2017071800069.html
   安倍首相発言の波紋余波 「こんな人たち」は私だ

*2 リテラ
    http://lite-ra.com/2017/05/post-3147.html
    安倍首相の「9条に自衛隊明記」改憲案は日本会議幹部の発案だった!「加憲で護憲派を分断し9条を空文化せよ」
*3 AJAA
   http://ajaa.strikingly.com/
*4 安全保障関連法に反対する成蹊学園有志の会
   http://seikei-appeal.strikingly.com/










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