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BenQプロジェクターお試しの記

映画が好きで、多いときは週に5本くらい観ています。レンタルショップから借りてくるDVDやBDです。それらをテレビ画面(AQUOS 43型)に再生して楽しんでいます。

トシのせいか、外出を面倒がるようになってからは、それはそれで結構楽しいひとときなのですが、欲を言うと、物足りなさがつきまといます。やはり劇場で観る大画面と音響の映画にはかないません。

いまの映画製作のシーン設定では、はじめから大きな画面に投写されることが前提にあります。つまり、アスペクト比が19:6の割合を意識して作られていますので、そこのところがテレビでは十分に反映しません。

その物足りなさを居間にいてカバーするには、映像と音響が優れたホームシアターしかありません。プロジェクター投写か、スーパー大型テレビか。どちらにするか。大画面テレビは数十万円もして、しかも場所も取ります。

あるとき、大手の家電量販店を5店ハシゴしてプロジェクターを物色しました。驚いたことに名の知れた量販店なのに、ぜんぜん扱っていないのです。4店目に一台、ポツンと置いてありました。にぎやかな大型テレビ売り場の隅に目立たないかたちで、、。

販売員さんとの会話。
「なんで置いてないのですか」
「写るところを実際をみてもらうには広い場所を取りますので、その余裕がない」
「お客さんは多くないの?」
「まだまだかな。照会があってもビジネス用が主ですね」
なんだか拍子抜けした気持ちになりました。同じような思いの人は、そう多くないのかな。

展示販売していた店はわずか1店のみ。広いフロアーの売り場の隅に6畳ほど間仕切りして、薄明るい部屋に二台のプロジェクターを壁に投写していました。ビデオを再生しっぱなしで係り員もいない。いずれもE社の製品でした。ネットで検索すると、幾つかの内外のメーカーがあるのですが、実物を店頭で見る機会は少ないのが現状のようです。

さて、前置きが長くなりましたが、そんな折り、ネットでBenqのプロジェクター・モニター募集を知り、申し込みました。届いたのは「短焦点フルHDホームプロジェクターHT2150ST」です。わずか1.5mの至近距離から100インチのフルハイヴィジョン大型画面を投写でき、さらに高速の応答が必要なゲームモードを新搭載しているとのことです。

以下は「BenQアンバサダー」ということで、扱ったまま、見たままを率直に感想を書くことにします。

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(左右はプロジェクターとキャリングケ―ス、真ん中は取説とそのCDなど)

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(HT2150ST レンズカバーつき)

取説を読むまでもなく、まずはパソコンに接続し、私のホームページ画面を和室の壁に写して、びっくり、感動です。「こんなにきれいに写るのか」。正直、仰天しました。かつて歩いたエベレスト街道から撮った白銀の高峰が目前にそびえたつ臨場感。ウワッー、圧倒的な大画面の出現です。一気に引き込まれました。

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(HPのトップページ。手前左はパソコン、右はプロジェクター)

とても親しい友人とおもわずばったり出会ったような、あるいは、初めての居酒屋で新しい銘柄のうまい酒を口にしたような、心弾む瞬間です。思わず、「こりゃあ、いいなあ」。感嘆の声、連発でした。

まだ手元にスクリーンを用意していません。写したのはクリーム色のクロス張の壁でしたが、一挙に大画面スクリーンに変貌したわけで、興奮しました。台所にいた家人を呼び、たまたま遊びに来ていた娘を呼び、プロジェクター効果を見てもらいました。

「すごい、素晴らしいね」
「きれいやね、ええなあ」
立ちすくんで、見とれています。

青い空に神々しくに輝くエベレスト。あの壮大な南壁、雪氷につつまれた稜線がくっきり。現地で実物を眺めて感動した記憶がよみがえります。これほど鮮明な高画質を再現できるのか。感激の一瞬、いい出会いができたと思いました。

Youtubeにつないでみました。納得です。これなら無尽蔵にある世界の映像が申し分なく鑑賞に堪えられます。

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プロジェクターといえば、古い記憶が残っています。学校や公民館で淡い水彩画のような、あるいは、かすれたような画面でグラフやイラストなどを説明資料として見つつ、話を聴く。そんなスタイルの使い方が普通でした。

ほんと、うかつでした。ホームシアター・プロジェクターは見事に進化していたのです。簡略な手順で操作できるし、再生される映像は、テレビ画面と少しも引けを取らぬ画質になっていたのです。

いよいよ楽しみな映画の再生です。いろいろな画面を観てみたいと思い、BD二本(アスペクト比19:6)、DVD一本(アスペクト比4:3)を用意しました。最初に観たのはかつての名作『七人の侍』と『荒野の七人』をミックスしたような『マグニフィセント・セブン』(BD版)。デンゼル・ワシントン主演の西部劇です。


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(著作権保護のためぼかしています。投写距離150センチのプロジェクター)


銃の乱射、ナイフ投げの早業、爆破で木っ端微塵に舞い上がる建物の欠片と黒煙。西部劇につきもののスピード感あふれる場面転換もしっかり再生しています。苦渋の表情をにじませるワシントンの黒い顔、そばかすが顔や肩に浮かぶ白人女優。細部にまで鮮明でした。大画面を左から右へ夕日をバックに草原を疾走する人馬の群れ、そびえる岩山が美しい。大画面の勝利と言ってよい醍醐味です。

次に試したのは昔の西部劇の名作、『真昼の決闘』(ゲイリー・クーパー、グレース・ケリー主演)は、アスペクト比4:3の白黒版。さて、どうなるか。あのフランキー・レインの歌声で始まる緊迫の果たし合い劇が、忠実に再生されました。

無人化した町を味方を探して歩き回るクーパーの汗、胸に光るブリキの星(保安官の記章)、結婚式をあげたばかり、真っ白なドレスの美しいグレース・ケリー。めまぐるしく動く決闘シーン。どの場面もスムーズに再現されて満足しました。古いDVDもきちんとフォローアップされています。

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(著作権に配慮し反転しています。右側の壁に孫たちの写真額がありますので大小の比較ができます)

遠藤周作の作品をそのまま題名で映画化されたマーチン・スコセッシ監督による『沈黙』。棄教、背教を迫るキリシタン弾圧を時に残酷無残に描いており、画面は青白い色彩背景を生かしています。怒涛の大波、もやが立ち込める海岸や森、信徒たちを閉じ込める牢獄。陰鬱な暗い世を照らすかがり火、、、シネマモードのプロジェクターは暗部も深みのある映像美をみせてくれました。

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(著作権に配慮して、画面をぼかしています)

シネマモードで驚くほど高画質で鑑賞できることがわかりました。ただ、室内は相当暗くしなければ、つまり、映画館なみの暗さにしなければ、映像が浮き彫りされないこと、スピーカーが低音なら問題ありませんが、高音になると、やや金属的な音になり、耳ざわりになります。この点は音響スピーカーを補完する必要がありそうです。

家電量販店が、テレビに比べてプロジェクター販売にあまり乗り気でないように見えるのは、競合すればテレビの分が悪いとでも考えているのかな。そう勘繰りたくなるほど、負けていないようですです、プロジェクターの高画質と大画面は!!

食道楽の大阪の人たちは、こんなふうに考えます。「高くてうまいのなら、当たり前やないか。安くてうまいのが本物や」。いまやプロジェクターは、大型テレビよりもずっとお手軽な値段で、大型テレビよりもずっと大きな画面で映像を楽しめる時代になっているようです。そのことがBenqプロジェクターのモニターをしてみて、よく実感できました。

解像度がどうの、ルーメンがどうのとか、スペックにこだわる同好者もすくないでしょう。しかし、いちばん大切なことは、全体として見て楽しく、ここちよい時間を与えてくれるツールであるかどうか、ということにつきると考えます。

ただ、一点、心残りなのは、ゲーム機能を試すことができませんでした。ゲーム大好きな中学生の孫がいますので、さぞかし喜ぶだろうと考え、レンタルしたのが理由の一つでもありましたが、あいにくの家庭の事情で来宅する機会がありませんでした。西部劇の早打ちや馬の疾走など目まぐるしい場面転換にもしっかり対応できていましたから、ゲーム機能も期待の応えてくれるであろうと思っています。

ことしの冬ごもりからは、ちょっとビールなんか飲みながら、大きな画面でホームシアターを楽しむ。そんな贅沢なひとときができそうです。

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