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まだ3割も支持しているのか

モリカケのサガワ喚問だけでは破格払下げも改竄問題もラチがあかないとあって、メディアによるアベ内閣の不支持率はおおむね5割超え、不支持率は3割弱と低落しましたが、閑人の思いからすれば、まだ3割もアベを支持しているバカがいるのか、とあきれるしかない。

カケの方はアベが”腹心の友”にいい顔して見せるために文科行政や国家戦略特区をゆがめたもので、たいした理念や思想性がある話ではない。金持ちのバカボンがやりそうな幼稚な権力誇示でしょう。

が、モリの方は、もともと発端から戦前さながらの自称、愛国教育者のカゴイケにいたく共感して、その国粋教育の浸透のため、さらなる便宜をはかるべく国有財産を、タダ同然で与えたものです。この法治主義に背を向ける反時代的な精神性にモリ問題の本当の深刻さがあります。

カゴイケは元県庁職員。在職中には、愛国者の片りんもなかったそうだが、義父の幼稚園経営を引き継いでから、園児たちに皇居遙拝、教育勅語を暗唱させ、軍歌を斉唱、港に自衛艦が入るや、日の丸の旗を振らせて歓迎させるなど、特異な愛国教育で注目を浴びます。そのやり方が一部の右翼関係者から絶賛されるという時流にうまくのったわけです。

それが人を介してアキエの耳目を引くことにつながった。カゴイケは一時は最右翼団体、日本会議の大阪支部長でもあったとされる。

アキエは二度三度、幼稚園を訪問し、講演も複数回。そのなかで「主人も素晴らしいと共感しています」「主人もそのうち講演に参ります」「せっかくのいい教育が別の学校の上がると、つぶされてしまいますので、小学校をつくるのはとてもいいこと」「前にすすめてください」」などという趣旨の発言をくりかえし、あげくに百万円を手渡し、あとで「これは内緒にしてください」と口止めした。アベと同様に、いいとこのバカ娘が有頂天になりがちな思いあがりです。

モリの問題はここにあります。皇室崇拝、日の丸、教育勅語、軍部礼賛。これら戦後民主教育がきわめて抑制的に対処してきた問題を前面に打ち出したカゴイケの復古教育がアベの”御意”にかなったということです。

アベに理念や思想性を求めるのは八百屋に魚を求めるようなものですが、特異な復古主義にアベは強く影響されています。それは、日本会議あたりから吹き込まれた政策を持論にしていることにあります。この点が、国有地払下げ問題の本質的な背景であり、アベとカゴイケの、、、一時的とはいえ、、、同志的結合から起きた問題と思われます。

アベは日本会議国会議員懇談会の顧問です。アベの改憲論を支える最大のブレーンは、日本会議の政策担当者です。カゴイケが日本会議のメンバーであったことはアベの心象を得やすかったのちがいない。

日本会議については長く実態が不明でしたが、菅野完の労作『日本会議の研究』(扶桑社刊 2016年)を読み返すと、いまさらながら、その時代錯誤な右翼論調、日本世直し論に驚きます。

元は戦前からある宗教団体「生長の家」が母体で、生長の家が政治から手をひいてからは、その政治活動分野のメンバーが主体になって同志獲得と運動理念の拡散を推進しきた社会団体です。その運動理念とはどういうものか。究極の目標は、なんと明治憲法の復活にあるというから驚くべき話です。

それに向かって皇室中心の国体を作るために改憲を図る。教育勅語を中心に据えた愛国心教育と国民の精神的支柱としての靖国神社崇拝を柱に政教一致の道義国家を再生すると言うものだそうだ。

したがって当面の改憲には九条を骨抜きにする軍事力増強、緊急事態条項と家族保護条項を盛り込むのが狙い。アベが昨年から言いだした九条に自衛隊明記という追加条項は、日本会議の政策そのものであります。緊急事態条項はヒトラーが”合法的”、にやった全権委任法の再現です。

政府が非常事態だと宣言すれば、国家の立法も司法も含め、あらゆる機関は首相の独裁が可能になり、まったく恣意的に運用されます。日本会議のいちばんの主目標はここにあるとも考えられています。これさえ手にいれれば、あとはなんとでもなるわけですから。

家族保護条項というのは、個人の尊重よりも公益のために奉仕する社会の最小単位とする仕組みです。当然、男尊女卑の家族制度の復活でもあります。

アベが心酔する「戦後レジームからの脱却」というスローガンは、ほかでもなく、戦前への先祖返りを目指す”国体”であります。モリカケ問題の根はここから出発しています。いま、こんなアブナイ考えに酔うアベを一刻も引きずり下ろさなければ、この国は再び国際社会の孤児になることでしょう。

アベの危険度に目覚めて、支持率が2割台に減れば、この国はひとまず「アベ災厄」から逃れられるのではないか。改憲論議を加速させるアベを止めなければなりません。世論調査の不支持項目に「人柄が信じられないから」というのがあります。当然、信じられない人物ですが、それ以上に信じていけないのは、アベの目指す改憲そのものです。



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