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裏口入学

文科省局長が教育支援事業に指名、補助金を出す見返りにバカムスコを医科大に不正入学させた事件が明るみに出ました。

このムスコ、一次試験から点数をカサ上げしてもらっていた。そういう風評もありますから、よほどのバカムスコだったのだろう。しかも、あのアべの出身高校卒だというから、この先輩にして、この後輩ありってこと!なんとなく、さもありなんかとを納得します。

事件はまことにわかりやすい。権力の片棒をかつぐモンが、わが子さえよしとして職権乱用した構図です。あのモリ・カケも根は同じ。モリの方は復古思想信条に共鳴して、カケの方は”腹心の友”優遇のため、アベが権力乱用した疑惑の案件です。

この局長親子は裏口入学のかげで見知らぬ、正当な誰かが不合格に泣いたことには思いが至らない。モリ・カケ案件にも見られる権力の驕りと利己心こそ、諸悪の根源でしょう。

この手の話、ああ、またか。そんな既視感があります。いまも昔も医師は、職業ヒエラルキーのトップグループ。ヤブ医と陰口叩かれても、それなりに世間さまの信頼をうけられるは、ゼニ儲けはできるは,、、、いわば押しも押されぬ社会の”勝ち組”とみなされている職業です。

成れるものなら、なりたい、ならせたい。不正を承知で、わが子のために画策した”親バカ”が露見した一幕です。今春から「道徳」を学校教科に格上げした矢先のことだけに、悪い冗談です。

この一事をしても、道徳や倫理というのは、政治や行政が音頭取って、どうなるもんでもない。なにしろ言いだし兵衛の方が身についていないことをいみじく立証してみせました。

それで思い出しました。昭和40年代、私大医学部(医科大学)が各地で新設ラッシュとなりました。”勝ち組”になるための裏口入学に必要な金額までひそかに流布したことがあります。当時、私大の理系学生から、突然、出来立ての医科大に転学した開業医の跡継ぎを知っています。なにかウラがありそうな気がしたものです。

昭和45年ごろ、浪速医科大学疑惑というのもありました。当時の堺市長が収賄で逮捕されました。設立準備側は、実際に校舎を一棟建ててみせて、医科大創設をうたい、多額の資金詐取をしたことが発覚したので、認可は頓挫しましたが、出資者の多くは開業医でありました。当時、へんぴなところに建てた校舎での家宅捜索を取材したことがありました。

昭和46年の昔、大阪大学と大阪市立大の医学部に大量の不正入学者がもぐりこんだことが発覚して、世間を騒がせた。その事件を追って、ほとんど不眠不休で大学当局はじめ親バカや、そのバカ息子、バカ娘を取材したことがあります。

街中の路上に放置された高級外車内で見つかった他殺体が、その事件の発端です。本筋の殺人事件捜査が進むにつれて、容疑者たちが女や不動産などに派手な金づかいをしていることが浮上、その元を追及した結果、意外なことにひそかに入手した入学試験問題をあっせんして儲けたことが分かり、事件は大学不正入試事件に様相を変えて、大変な騒ぎになりました。

長くなりますので、端折りますが、本筋の容疑者たちは刑務所仲間。、出所後のカネ儲けに所内で印刷している入試問題に目をつけて持ち出し、それを医学部進学希望の子弟を持つ親たちに高く売りつけていた。おおぜいのバカムスコ、ムスメたちをホテルの一室に集め、事前講習会まで開いていました。

その結果、,阪大11人,市大7人が合格していた。容疑者たちは、全体としては30数人の客を集め、一人当たり700万円~1000万円で売り付けていた。事前講習会を受けても落ちた方が多いのは、滑稽なことですが、なかには医学部をあきらめ、法学部に入学していたムスコもいました。

客になったのは、後継ぎがほしい開業医が多かった。また、教育委員長ら学校長や教員も多かった。余談ながら、今回の局長もそうですが、取材を通じて教育関係者の不正という場面を多く見る機会がありました。信頼で成り立つ表の顔が職業だけに、この裏の振る舞いに慨嘆することが多々ありました。

さて、不正入学したバカ息子の一人は「カネの世の中、カネがあるもんがトクして何が悪い」と。この親にしてこの子あり、でした。また中国地方の開業医は「1500万円払った。家業を継がせかった」と肩を落としていました。

阪大の教授も「あの年度の学生のなかには、ちょっと基礎学力が足りないものが多いなと教授会でも話題になったことがあったんですが、まさか、まさか、、」。それでも、あの年は大学紛争のあおりで東大入試が中止になった。そのまたあおりで、入試戦線が大混乱したので、そのせいかと見過ごされていたのです。

世間をうまく立ち回るには、ゼニと権力と思いこんでいる連中は、この先も絶えることない。バカ息子、バカ娘のためなら、他人を足蹴りしてでも、いい席を与えてやりたいという親バカも後を絶たない。

いくら制度をいじっても、文明の利器が発達しても、人間の業は変わらないもんだ。長く生きて、そんな感想しか出てこないのは、残念至極だが、そう思わせるような事態が多すぎます。

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