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認知機能検査の講習

クルマを運転するのに必要な記憶力や判断力をもっているか。それを調べる「認知機能検査」講習会の案内に従い、最寄りの自動車教習所へ行ってきました。こんどで二回目です。

一回目の感想を思い出すと、こんなやり方で運転者の適格性をほんとに調べられるのか。そんな疑問をもったものです。

この検査の狙いは、一言でいえば、高齢者のなかの認知症状者探しです。事故が多い高齢者になるべく早く運転免許を返上させることに目的があると推察しますが、検査の結果、そうした思惑どうりに返上した高齢者はどのくらい、いるのだろうか。警察(公安委員会)は、そうした事例を把握しているかどうか。

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今度の検査は、30分3本勝負。一つは当日の年月日、曜日、時刻を記述するだけ。二つ目は16枚の絵を描いたイラストを順番に見せて、その後、所与のヒントを手掛かりに思い出しつつ記述します。たとえば、Q「楽器がありました?」、A「オルガン」、Q「鳥はいましたか」、A「ニワトリ」といった具合。三つ目は白紙に円を描いて、指示された時刻を長短針を書く、というもの。正直言って、小学生の低学年相手のクイズみたい。

一週間後に講習通知書がおくられてきました。閑人の成績は、特に「心配なし」の部類です。
76点以上「記憶力。判断力、心配なし」
49点以上76点未満「同、同、 少し低い」
49点以下「同、同、低い」

判断の基準は、専門医が定めたものだが、49点以上ならば認知症でないというものでもないし、49未満でも直ちに認知症とはいえないとあいまいな説明しています。要するに、こうした数字を目安に不安なら医療機関で調べてみたら、というアドバイスをするための検査です。

医療機関で認知症と認定されたら、運転免許証は取り消し、または停止とあります。警察の立場から社会防衛に不向きな不揃いなリンゴははじき出される仕組みです。

通知書には、運転免許更新の満了まえ6か月以内に、新らたに2時間の講義と実写指導を受けること。受けないと免許は失効になりますとあります。こんどのは加齢にともなって衰える進退の運動機能を調べるものらしい。思いだしたが、以前に受けた講習は、これだった。

きょうは寒いから、実車したくない人はパスしてもいいですよ。そんな教習所係り員の言葉が物語るように、気の抜けた時間つぶしのような身体機能検査だった。緊張感をもってマジメの取り組んでいる教習所もあると思いたいが、日々、これに専念している係り員のマンネリと、面倒くさい手間をとらせやがってと内心思っている受講者がかもす、独特の高齢者勉強会です。

受講料は前者750円、後者5100円。いい商売です。やらずぼったくりの高額講習代に設定しているのも、年金生活者たちの免許証所持意欲を損なわせる狙いがあるのかもしれない。なにしろ75才以上の免許所持者は約513万人(*2)。70才以上を加えれば、1000万人はいるだろうから、受講料の総額は、巨額に上るだろう。せいぜいクルマの安全向上に役立つ研究開発、認知症対策キャンペーンに惜しみなく使われていると思いたい。

それにしても、通知書受け取り→教習所探し→なんべん掛けてもつながらい電話(係りの女性、ひっきりなしの応対なんでと詫びる)を繰り返す→はるか先の講習会日時の確認→当日、所定の時間に集合、、、、、こんな手順を踏める認知症者がいるんだろうか。



(イラストはGOOGLE画像検索から引用)

*1 http://www.mlit.go.jp/common/001233746.pdf
     高齢運転者による死亡事故に係る分析(4)


*2 http://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/h29kou_haku/gaiyo/features/feature01.html
   特集 「高齢者に係る交通事故防止」
   I 高齢者を取りまく現状

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