捕鯨反対



アフリカ象は地上最大の動物。インド象やスマトラ象も大きいが
アフリカ象ほどでない。アフリカ象は大きいばかりでなく、気性
が荒く、そして牙も大きい。

したがって、動物のなかでも一番、強い動物であるが、唯一、天敵
がいる。それは人間である。

人間はアフリカ象を捉えて動物園に送り込むほか牙を奪うために見
つけしだいに虐殺していきた。アジアの人が好きな高級なハンコのために象は殺されてきた。

女性のアクセサリーや部屋の飾りの置物のためにも殺されてきた。
あらゆる象の生存にかかっているのは、象の生息する環境破壊を
含めて元凶は人間の行為にある。

クジラは水中最大の動物で、現代では多くの国が捕鯨に反対して
保護している。その論拠は、
クジラの捕獲を続ければ絶滅する恐れがあること、そうなれば海
の中の大きな生態系が壊れる可能性があること、さらに捕鯨の仕
方は苦痛を与える残酷な殺し方であること、クジラは知能が高い
動物であること、捕獲したクジラの利用の仕方がいい加減なこと、
などが反対の理由に挙げられている。

歴史的には、欧米も日本も大いに捕鯨をしてきたし、とくに日本ではクジラは重要な食料であった時期がある。しかし、クジラの食文化はいまや限られた一部の嗜好であり、日常的な食糧にはなっていない。獲れないからクジラ食文化が衰退しているのではなくて、日本の食生活が豊かになり、敢えてクジラを食べなくても蛋白質飽和状態にあるからだ。

日本はもう20年も「調査捕鯨」の名目で年間1000頭以上を捕獲している。国際捕鯨条約で認められいるとはいえ、だれが見ても、「調査」ではなくて、抜け道にしているのは明白である。

農水省と水産関係者の利権を守るために捕獲していると見られている。
狡猾なやり方である。調査であるとすると、捕獲数が多すぎるし、期間も長い。毎年やることではない。

もう一つ捕獲を続けている理由は、クジラは自然界で増えているので
絶滅することはないということを挙げているが、これは論拠が弱い。
なぜなら、自然界にあってはクジラに限らず、生物の数は自ずから生息数が調整されているもので、自らの生存を脅かすほど増えるものではない。自然界では適度のバランスを保っているものだ。

人間の都合で他の動物を殺していいという理由が成立するためには、
ちゃんとした理屈が必要である。コウノトリや旅行鳩が絶えたり、
象やマグロの減数が問題になっている背景に人間の営みがある。

クジラを捕獲する日本に国際社会は生態系の保護といった論点から、
嫌悪感を持っている。日本が調査捕鯨の名目で獲ったクジラが、ど
のように学術的意義があるのか、鯨肉や鯨油はどう利用されているのか、ちゃんとした説明を聞いたことがない。そうした説明で嫌悪感を
克服できるのか、どうか。捕鯨日本の国際社会における国益はどのよ
うなものがあるのか。

なによりも、クジラは家畜でない。牛やニワトリのように人間の都合で
増減できるものでないことだ。まだ飼育も養殖もできない。よって捕鯨に反対である。



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