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ジュリエット・ビノシュ

年末年始、フランスの女優、ジュリエット・ビノシュの映画(DVD版)ばかり見て過ごしました。美人で知的なうえ、比類のない演技派。ヨーロッパ映画界を代表するビッグ・ネームです。いまさらながら、チャーミングな笑顔に引き込まれるような時間を堪能しました。

Juliette_Binoche_Berlin_2015.jpg


実は、昨今、やむ得ない事情があって、引きこもり状態というか、自ら禁足状態に。なんだもんで寝正月の友には何がいいかな。今どきのTVに見るべきものはなく、後期高齢者の目には、電波のムダ使い。唯一の救いは、スポーツの中継くらいだが、長い夜はもたない。

なので、かねてまとめて見たいと思っていた、ジュリエット・ビノシュの映画をレンタルショップから借りてきました。製作順に並べると、

1986 汚れた血
1988 存在の耐えられない軽さ
1991  ポンヌフの恋人
1992  嵐が丘
1993  トリコロール/青の愛         
1996 イングリッシュ・ペイシェント     
1999  年下のひと

「存在~」や「イングリッシュ~}は以前にも見た事がありますが、この際だから、再見。レンタル・ショップにあったのは、どういうわけか2000年以降の作品は、ジョニー・デップと共演した「ショコラ」だけ。「隠された記憶」や「おやすみなさいが言いたくて」なんかもいい映画でしたが、レンタルショップの棚から消えていました。

レンタルショップの棚は限られているし、そこに張ってある年間人気ベストランキングなんて、ほとんどディズ二―ものかアニメもの、つまり「お子様向き」なので、なかなか昔の名作、傑作といった作品に出合わない、、これは余談。

さて、ジュリエットがまだ20代前半の売り出しのころの作品「汚れた血」は、当時はやったフイルム・ノワール色が濃い青春映画です。ジュリエットは犯罪グループのボスの愛人という役柄で、短い髪、透き通るような白いボディ、大きな瞳と口角が上向きに跳ねる、なんとも言えない可愛らしさを見せつけます。

飛行機からパラシュートで飛び降りたり、むやみに全力疾走する場面で軽快なフィジカル能力を見せるし、前髪を息で吹き上げる仕草など天性の愛らしさを随所に見せます。「ローマの休日」で登場したヘップバーンみたいにチャーミング。すでに大スターを予感させます。

見た順でいえば、ジュリエットの役柄は、写真家志望の田舎娘、失明寸前の画学生、エミリ・ブロンテ作の悲劇の英国貴族の娘、自動車事故で夫子を一瞬に失った妻、前線の看護師、男装の女流作家のジョルジュサンド役といた具合に非常に幅広く、出演作も英米仏独、南米と多岐にわたっています。国際的な大女優です。

「嵐が丘」がちょっとストーリーを追いかけすぎて、ジュリエットの持前の魅力が出せてなかったほかは、どれも見ごたえのあるいい作品でした。なかでも、物語がハッピーエンドに終わるようなのは少ない。女性の人生の光と影をしみじみ、深い嘆息をついて考えると言った作品が多い。ジュリエットが作品を選ぶさいの人生観の表れかもしれません。

昨年は奈良の吉野を舞台に河瀨直美監督で「Vision」に出演、日本映画にも進出して来ました。まだみてませんが、どんな出来具合か楽しみです。もっとも河瀨監督の映画は「あん」を除くと、大変難解なので、なんでまたジュリエットが出演を決意したのか、わかりません。50代後半に入るジュリエットが、これからもいい作品をで活躍してほしいものです。


(写真はGOOGLE画像検索から引用)

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