生活習慣病

昔は、成人病といった。
脳卒中や糖尿病、高血圧とか中性脂肪過多といった
中高年になってから多発する症状のことである。

これを、トシを取れば、誰しもなる症状だと思い、
止む得ないと受け取られていたんでは、症状の改善に
役立たない。呼称を変えようと提唱したのが、あの
老齢医師、聖路加国際病院の日野原重明さんだそうだ。
言い出して厚労省を動かすのに20年かかったという。

この人、あの閉眼片足立ちという体力検査に使われる
テスト法を編み出してもいる。いまは確か90何歳
だ。お達者医師だけに、この人の本を読んでいると
説得力があるというもんだ。

それはさておき、生活習慣病という呼称。そういわれて
も、これも困るんだな。つまり、病因は名前のとおり、
永年の積弊の積み重ねであることの証左なんだが、
いざ診断の結果、そういわれても、過ぎ去った積弊を
取り崩すことは不可能、手遅れなんだ。

言われた当人は、憮然たる思いで聴くしかない。それは、
すべての病気でも肩こりでも疲れでも、まあトシですか
らね、と医師が軽くいなされるのと同じような感じであ
って、いまさらどうにもならない。だってトシはだれも
公平にトシをとる。そのトシのせいに病因を振られて
もねぇ。

言われたからと言って、早寝早起き、飲酒喫煙、暴飲暴食、
趣味嗜好をほんきで改める人がいるのだろうか。60や
70歳になって、軌道修正ができるのだろうか。

生活習慣病という症状の呼称が有効なのは、これから生
活歴を重ねたゆく若い人に対する警告にはなることだ。
次世代への啓発には役立つだろう。

生活習慣病の巣窟みたいになったわが身を省みて思うね。

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