自衛艦衝突

最新鋭といわれる海自のイージス艦が房総半島沖で漁船を粉砕した。父子の漁師は海中に没した。最新鋭艦の最初の「戦果」が、同胞を打ちのめすこととあっては、痛ましい。

この国は、あの敗戦いらい他国と戦火を交えたことがない。したがって一人の戦争犠牲者、つまり戦死者がいない。60年もこうした無事が続く
のは世界でも稀有な国である。そのことは声を大にして誇っていいことだ。

そのことと矛盾した見解と取られると、困るのだが、守屋防衛省事務次官の永年の不祥事が露見しなかったことや、ペルシャ湾での海上給油の実態を小手先のごまかしをしていたことや、度重なる自衛艦や戦闘機の事故を考えると、防衛省と三軍について、こういう珍奇な具体例を想像してしまう。

つまり、たとえて言えば、防衛省と三軍は開業60年、一度も営業取引きしたこがない開店休業状態の会社なのである。ところが、ちゃんと昇進昇給して、しっかり退職金もいただける。世の中にこんな会社はない。

別のものにたとえれば、野球にしろサッカーにしろ、チーム結成いらい、ただの一度も対外試合をしたことがないチームなのだ、試合経験ゼロのチームなのに、選手も監督もコーチも平気な顔をして、飾り立てたたユニフォームを着ている。

要するに、自衛隊の三軍は、実戦経験が皆無である。対外試合の実績がゼロである。なのに世界で四番目の軍事予算を計上して、日々なにをしているかと言えば、練習だけしている。明けても暮れてもーーータブチ君の元奥さんがチームの選手たちに言っていたようにーーー お稽古をしているのである。

こんな会社もスポーツ競技団体もない。士気がたるむのは当たり前である。指揮者がろくな判断ができないのは当然である。そのことに思いを致せば、この組織が異常な存在であることがよく分かる。エラクなってゆくのは、防衛大学校の年次卒業生のエリートたち、まったく机上の空論ばかりして、実戦の指揮を一度も執ったことがないエリートたち。その対極に、対外試合なんて考えもしていない22万人のベンチウォーマーの選手たち。

60年かけて三軍は、世にも稀な平和ボケになっているのであろうと推察される、と。ここまでは誤解のないように書いたつもりだが、このあとが難しい。

では、では、この実績ゼロのお稽古集団に血を血で洗う実戦を味あわせたら、という考えが一つ浮かぶが、これは望まない。平和憲法があろうが、なかろうが、許されない暴挙である。

しかし、こんど事故を起こしたイージス艦は製造費1800億円という。今年度予算でも戦闘機20機の購入費900億円を計上している。
一機あたり40億円強。父子船を蹴散らすようなことしかしない、金食い虫をただ飯食わして生かしておくのには、抵抗がある。

そこで防衛省と三軍は会社で言えば、膨大な予算を縮小し、定款を変更して、第一の業務を国土建設、災害出動、民生支援に切り替えることだ。これで懸案の道路建設などは簡単に人海作戦で解決するし、災害時には神仏なみの尊敬と信頼を得られるようになる。三軍も人を支える喜びに真の生きがいを感じることになる。

では、本来業務の国防、安全保障はどうするか。じつは、そんなことは
日本政府は建軍いらい一度も本気で考えていないのである。警察予備隊、保安隊、自衛隊と名称を変え、装備を変えてきたのは、すべてアメリカのご意向しだいであるからだ。

いまとなれば、アメリカの先遣隊の役割を担うのを止めて、一握の国土も最後の一人の国民も、ぜんぶアメリカに守ってくれと強談判すればいいのだ。日本政府は国防と政治の案件でこの60年、タダの一度もアメリカ政府にたてついたことがないのだが、巨額の血税艦が漁師を死なすようでは、もうそうは言っておられない。お前は俺の最後の女(山本譲司の気持悪い歌みたいに)とアメリカに擦りよればいいのである。

断られたら、どうするか。
世界の子どもたちの夢に立ちかえればいい。
戦争をしない世界国家を作ろう。
まず日本は永世中立宣言をしよう。
夢のない理想はないのだから。

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