転籍

立命館大の生命科学部が、定員オーバーの学生が入学したため
こっそりオーバー分の学生を減らすために、他の学部に学生の希望
のままに転学部させていた。最近明るみに出たニュース。

私立大(短大)の入学定員の1.39倍まで入学者を超えてもいい。
100人定員なら139人までOK。たいがいの私立大は限度いっぱい
水増し入学させているが、それ以上だと文科省から私学助成金を打
ち切られる。立命はこの措置を避けるため、こんな転籍を認めたらし
い。転部先は法学部や薬学部、経済学部などで、要するに何でもOK
だったという。表向きは{学習環境の維持」と言っているが、誰も信じは
しない。

これでは正規の入試を受けて合格したもの、不合格になったものには
不公平なやり方。大学当局は学生の志望や適正や学科そのものの存
立理由などはどうでもよくて、つじつまさえ合えばOKと考えている。

私学がしばしば教育の名を借りたビジネス事業である顔を露見させる
ことがあるが、今回のケースは露骨にその姿を現したケースであろう。
だいたい定員とは名ばかりで、かつては定員の20倍以上の学生を
入学させていた短大もあったし、どの大学も二倍、三倍はザラであった。

少子化で学生の奪いあいが熾烈を極めているので、キャンバス見学に
行けば合格、入試説明会に参加すればお土産つきで合格という大学
もあるそうだ。それでもブランド大学以外は苦戦して、生き残りのために
年の5,6回も形だけの、推薦、一芸入試など入試を行って、学生集めに
狂奔している。

関西の私学ではブランド大でもあり、大学改革にも熱心、学生集めのた
めの学部編成、付属の学校の系列化など目ざましい動きを見せている
立命。転籍などといういい加減な処理をやっていたことは、もっともっと
悪しき手の内もやって肥大化を計っているのに違いないと推察される。

教育事業が、ある程度、経営を重視せざるを得ない点について世間は
それなりの理解を示しているが、儲け主義が根本であるかのような
姿を見せると、地に堕ちるだろう。なにしろ、一応は知の砦が看板。
その品格に疑問をもたれたら、おしまいだ。

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