「ミス・ポター」を観る


reni



あの世界的に愛されているウサギ、ピーター・ラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターの伝記。まだ名門の女性は親が決めた縁談に従い、外で働くことなんか、忌まわしいこととされていた20世紀初めのイギリスで、因習に逆らい、ポターは絵本つくりに目覚める。

こどものころから遊んだ湖水地方の田園での体験や夢をみたことをウサギに託して絵筆をふるう。出版社に持ち込んでも相手にされない。名門のお嬢さんということで、まあ10部も出ればいいところさ、と出版社はお義理で製本を請合う。軽くあしらわれていることは、編集経験ゼロの男性を担当者にあてがわれたことで、ポターも気がつく。

ところが、そこから意外や意外な展開となる。ピーター・ラビットの小さな挿絵付きの絵本はベストセラーとなり、ポターは売れっ子の作家に。しかも編集者と恋に陥る。有頂天と幸せを一度に手にいれたポターに水を浴びせる事態が起きて、失意の彼女は稼いだ資金を元に田舎に引っ込み作家活動を続ける一方、開発にさらされる田園を買い取り、国に寄付する。ナショナル・トラスト化された土地は4000エーカーに上るという。

美しいイギリスの田園風景や古いロンドンの町並み、ポター役のレニー・ゼルウイガーの愛らしさがあいまって、楽しめる。画面にポターの描くウサギなどの絵がアニメ化されて動くのも面白い演出。ピーター・ラビットの背後にこんな作者と物語があったのか。

監督 クリス・ヌーマン   ビデオ版

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