あべおろしそばあります

いつもご覧くださっている読者のみなさん、暑中お見舞い申し上げます。

暑いわ、蚊に刺されてかゆいわ、梅雨は明けないわ。
いいことなしの気分なので、なにかいい消夏法はないものか、ネット上を探りました。今回はへたな文章を棚上げして「見える化」しました。

今ふうの落とし文をフェースブック上に見つけました。笑えます。メッセージを見える化するセンス、素晴らしい。ウドン愛好者よりもソバフアンはうんちくにうるさいと聴きますが、これなら涼味もあって、おいしそう。ソバフアンも納得でしょうね。勝手にシェアしましたので、ご覧ください。


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くだくだ書くより、数字がコトの本質を喝破します。大いに注目されますのは、アべから”自民政権機関紙”扱いされている読売新聞の、この数字です。発行者の思惑よりも読者層が、まじ健在である証拠でもあります。ナベツネあたりのニガムシ顔に思いをいたすと、しぜんに顔がほころんで、暑さがしのげる感じです。


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朝日新聞の世論調査。当面の問題について読者の意識をグラフ化して色分けすれば、白黒パンダよりもはっきりと「色分け具合」が鮮明に浮かびあがります。思うに、いま世間に吹いている風は、こんな感じなのでしょう。ますます強風になっていくことが予想すると、一陣の涼風が吹く感じになります。

国会閉会中のカケ問題集中審査日を逃れるためG20後すぐに帰らず、北欧三カ国をアキエと観光旅行。審査日が終わった翌日、九州北部の水害地をわざとらしく視察してみせる。そういう姑息な言動を多くの国民は冷ややかに見守っています。

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東京新聞でいつも鋭い視点から健筆をふるうコラムニスト、斎藤美奈子さんの傑作コラムです。はぐらかし、ごまかし、論点外し、意味不明なアベ話法、スガ語法のでたらめさを楽しませてくれます。(写真上でクリックすれば、別面で読むことができます)

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トランプとアベ、どちらが早く引きずりおろされるか。日米同盟のトップが同時に腐っているのは、稀有なケース。われらは、まったく不運というか、不幸な時代を共にさせられています。

トランプには複雑な手続きの弾劾裁判やら、中間選挙の結果などいう迂遠な逃げ道がのこされていますが、アべなら即刻OKでしょう。世論に追い詰められて、再び「お腹イタイ」って放り出せばいいのですから。いまいちばんの国からの心がこもった「お中元」になります。

(あべおろしそばと斎藤美奈子さんのコラムはFBから引用。残り二つは、Google画像検索
から引用)

目ンない千鳥、詮無い話

先の都議選。コイケ一派が大勝、自民が惨敗しました。

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政権与党の自民を揺るがす大変動があったことは、ないよりマシですが、言ってみれば、首都で暴走車の車体の色が変わっただけ。右翼偏向通行にはかわりがありませんでした。

コイケの政治家としての過去の実績を顧みれば、国民が望むようなまっとうな平和と民主主義を守る政治がおこなわれるとは思えない。

詮無い話というのは、こういうことです。自民が国政レベルであれほど次々とぶざまな”敵失”を重ねたのに、国政野党はぜんぜん振るわなかった。日ごろから有権者の心に響く訴えをもっと賢くやっておれば、勢力拡大の好機だったと言えるのに。

正当な主張をもった共産党はわずか2票ふやしただけ、国政で野党第一党の民進にいたっては2議席減らしています。二つ合わせても、やっと24です。惨敗した自民でさえ23、またコウモリ党である公明も23です。民共は、二つあわせてトントンなのです。

得票率でくらべてみても、自民22,53% 公明17.82%にたいして、民共あわせても24・96%(うち民10.23%)だったのです。自公の合計得票率に到底及びません。これでは、勝ったとも善戦したとも言えません。じっさい、前回の都議選よりも得票率は減っているのです。みんなコイケ一派に持っていかれたのです。(*0)

こんな調子では野党勢力というのは、選挙前の勢力をやっと維持したのにすぎないじゃーありませんか。ふがいないというか、頼りがないというか。無為無策というか。千載一遇のビッグ・チャンスをモノにできなかった。

コイケ一派の躍進というのは、大阪の住民ならずとも、”既視感”大ありの大衆迎合選挙、つまり、あのハシモト躍進と同じケースです。ハシモトがハチャメチャなことを口走ったあげくに投げ出したのと同じようにコイケ一派にも大きな危惧を抱きます。

と言いますのは、女性ですから、一見、あたりの柔らかさという点ではトクをしていますが、コイケの政治信条は、ハシモトやアベと同様に時代錯誤の国家主義というウルトラ右翼です。過去に「状況しだいでは核兵器保有もありうる」と発言にしている改憲、軍拡主義者であります。

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コイケの正体を体現している人物がいます。都議選後にコイケは”ファースト”代表を信任厚い知事特別秘書のノダ・カズサ(*1)に譲りました。この男が曲者です。

都下の地方市議を経て「東京維新の会」などというゲテものを作り、国選に立候補、落選。なのに議員時代のコイケの政策秘書、さらにアントニオ・イノキの政策秘書(*2)など渡り歩き、今回再び代表に返り咲いている。

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この人物がひどい。あろうことか、「現憲法は廃棄、大日本帝国憲法を復活」を持論に都議会に請願までしているし、現憲法では天皇は国民の家来みたいな存在になっているとか、シンタロウの尖閣列島買い上げに賛成、洋上視察もしている。いかがわしい政治屋だが、コイケとウマがあっている点で要注意人物。

こんな人物を重用していることからしても、コイケは、アベが進める戦前回帰を志向する信条の持ち主です。油断できません。彼女が都知事に転身した大きな理由は、総裁選でイシバ支持した結果、アベ政権で干されて、イナダやタカイチやマルカワらの後輩女性に比べて冷や飯をくったことの意趣返しと見られています。初の女性首相へ野心を隠さないだけに優遇のエサを見せられると、どう動くか。

仮に”ファースト”の勢いに乗じて、国政に進出するとしても、自民の補完勢力、あるいは政権を奪っても、目指す政治はアベと大同小異でしょう。

元防衛相です。自衛隊を憲法に明記するような改憲を牽引するのにちがいありません。戦後築き上げてきた民主主義の道を逆走する暴走車となることは間違いない。国民の命や生活、社会保障を守る政治を期待することは、八百屋で魚を求めるようなものです。

それにしても、野党は一体、どういうつもりで政党を作っているのか。せっかく順風の風が吹いているのに、多数派工作もしない、主導権を握る不断の地道な努力もしない。政権与党が明らかにぐらついている今、なんにも工夫をせずに権力の場が転がり込んでくるとでも思っているのか。

都議選の結果を見て思うことは、いまさらながら野党の力不足。多数派工作による連立や、二大政党による政権交代が開けるには道半ばどころではないということでした。

(写真はすべてGoogle画像検索から引用)

*0 東京都選挙管理委員会事務局 党派別得票率
   http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/election/togikai-all/togikai-sokuhou2017/

*1 ウイキペディア 野田数
   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E7%94%B0%E6%95%B0

  ハフィントン
  http://www.huffingtonpost.jp/2017/07/03/kazusa-noda_n_17374158.html
  野田数氏とは? 都民ファーストの会・新代表は「日本国憲法は無効」の請願に賛成した過去

*2 アントニオ猪木氏 元秘書の野田数氏を公金着服で刑事告訴
   http://news.livedoor.com/article/detail/13079613/

印象操作って

アベが先の国会答弁でムキになって乱用した言葉が「印象操作」。

あまり聴きなれないが、4字まとまれば、れっきとした学術用語で、心理学や社会学で使われているという。

そんな高等な言葉ならば、学力は中学並み(哲学者の判断 *1)と言われるアベが知るはずもない。
「だれかに教えてもらったのか」(共産党議員 *2)と揶揄されている。

要するに、まともに質問に答えず、はぐらかすために、一つ覚えの言葉を乱発したのにちがいない。

アベは「そんなことを言うのは、私をおとしめるための印象操作です」といった使い方をした。しかし、これは「印象操作」という言葉の本来の使い方を間違っているのです。アベらしい間違いです。

心理学では、当人が他人に対して言動や外観を装い、当人が望むような印象を他人に与える場合に使われる。アベは、他人がアベ自身の評判や評価をダウンさせる操作という逆の意味で使っています。

さて、それでは渦中の加計疑惑について、ネット上に散見されるいくつかの写真を見てみます。見れば、歴然たる「印象操作」を与えてくれます。状況証拠という言葉でくくれば、間柄は真っ黒けです。アベと加計の二人は”ずぶずぶの関係”と指摘した民進党議員(*3)の指摘は間違っていないことがよくわかります。

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ハギウダなる横柄な官房副長官がいる。アベの最側近とされ、前川前文科次官から、将軍の威光をカサに権勢を誇った御側用人、柳沢吉保と擬せられているような人物。いまもカケ系列大学の名誉客員教授でもあります。

この男、アベとカケが「腹心の友」だというのは、今回話題になってから初めて知ったと国会答弁でとぼけていますが、本人が開くホームページ、{■はぎうだ光一の永田町見聞録 }(2013年05月10日付け)に掲載されているのが、上の写真。

カケをはさんでアベと萩生田がBBQの場で缶ビールを飲んで楽しそうに談笑している様子。日刊ゲンダイ(*4)によると、アベとカケとハギウダは家族ぐるみの付き合いだとわかります。

連中は山梨・富士河口湖町の「富士桜カントリー倶楽部」でゴルフをしています。1組目のメンバーはアベとカケ、IT企業の会長とその親族の男。2組目にはハギウダが自民党の副幹事長ナカヤマらと組む。驚くことに、4組目には、あのアキエがカケの妻、ハギウダの妻と組んで遊んでいます。

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上の写真はアベ御用達新聞系のユニフォームを着て、ご機嫌のアベとハギウダ。左右はアキエとハギウダの妻です。一方、下の写真は、アキエ自身がFBに投稿していたもので、コメントには「男たちの悪だくみ」とあります。言い得て妙です。クリスマスの夜の歓談ショットです。左端がカケです。

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酒席でのずぶずぶ関係の様子です。

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次は、アベがカケ系列の倉敷芸術工科大学の式典へ。

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次もアベは、カケ系列の千葉科学大学式典へ。

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ネット上にはアベとカケが、どんな関係にあるか。われわれ国民の頭に焼きつけられる印象深い画像がぞろぞろ出ています。国家的行政がお友達の優遇のためにに歪められ、ハギウダがその取り持ち役に励んだ構図が一目瞭然です。

「百の文章よりも一枚の写真」です。伝説の名カメラマン、ロバート・キャパの至言です。

アベは最近、サンケイ系列の「正論」懇話会で、何をとち狂ったか「獣医学部はどんどん新設する。2校でも3校でも全国展開する」としゃべっています。それが可能であるなら、なんでカケ一校だったのか。謀らずも、”カケ獣医学部だけ新設”が自身の意向であることを”自白”してしまっています。

役人の書いた原稿を読むだけでも、読めないうえ,自身の発言が論理的に破たんしていることさえ気づいていないようです。もはや、つじつまの合う「印象操作」さえできなくなっています。

子どものころ読んだ本では、悪人はたいてい、しどろもどろになって、断末魔の泣き言を叫びつつ、お縄頂戴と相成ります。スガやらイナダやらハギウダやらと、森友がらみのヒラメ忖度官僚もろとも引き連れて”アベ学園”の閉校近し、を見守りたいものですね。

(写真はすべてGoogle画像検索から引用)

*1 『安倍でもわかる政治思想入門』 適菜収 kkベストセラ―ズ刊

*2 2017 年 6 月 03 日  http://www.asyura2.com/17/senkyo226/msg/703.html
  安倍でんでんが連呼する「印象操作」という非難の言葉の使い方、可笑しくないか 

*3 20175月9日 日刊スポーツ
  安倍首相、民進党議員の「ずぶずぶの関係」に不快感
  https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1820125.html

*4 2017年6月23日、日刊ゲンダイ 
   萩生田副長官 加計理事長とは家族ぐるみの付き合いだった





支持率36% まだかもうか

委員会審議をすっ飛ばして、採決強行した狂暴性を持つ「共謀罪」は、来月11日から施行されます。

怖いですね、怖いですね、おそろしいですね。何しろ、人の心の中をづかづかと踏み込んできますからねー。
あの映画評論家、淀川長治さんの口調にならえば、ほんと唇寒しの恐ろしい時代の到来を予感させられます。

この法案成立を見越して、早くから捜査機関は、事案の初摘発を挙げるべく、奔走していることでしょう。捜査当局が立法化を意義づける常套手段です。「それみたことか」、「だからいわんこっちゃない」とドヤ顔をしてみせたいわけです。

だいたい、新しい”武器”が手に入ると、使ってみたくなるものです。ましてやアベ政権が言うところの喫緊の課題だけに、ぜひとも該当事案を早々に摘発し、正当性を満天下に裏付けたいと躍起になっているのではと想像します。冤罪ものともせずであってはならないのですが、起こりうる可能性が広がりました。

なにしろ戦前と異なり、個人情報を監視するIT技術は日進月歩です。個人の立ち回り先を監視するGPS、何を買い、何を読み、どこで友人と会い、どんな話をしたか、盗聴盗撮は自由自在。あらゆる個人情報の収集とデータ化が可能です。ロシアに亡命中の元CIA職員、スノーデンが赤裸々に語っています。(*1)

とりわけ恐ろしいのは、密告の奨励が法律に含意されていることです。仲間を売れば、罪の減軽が考慮されるのです。現在でも捜査機関は必要に応じて密告者を工作し、協力費などの報酬を払っています。あらゆる組織や団体、地域に工作員とはいえないまでも積極的な協力者を抱えているのが、捜査の現実です。

平凡な一日を暮している庶民にとって、なんの関係もない法律だから、テロ摘発のためならやむえないんじゃない、などとのんきなことをTVで話している中年男性がいましたが、捜査当局は、一見物静かな生活者がからこそ怪しいと勘繰るのが仕事です。すべての国民の暮らしを掌握したいのです。

アベは「決して一般人が監視や捜査対象にならない」と繰り返していますが、こんな子供騙しみたいな説明が通るわけがありません。捜査してみないと、一般人かそうでないか、わからない。リンゴでさえ酸っぱいか、そうでないか、見分けるのは簡単ではないのですから、ましてや人間のメンタル部分なんか、常時監視しなければわかるはずがない。

国民を”三猿”状態に追い込む特定秘密保護法、戦争ができる安保関連法制、そして今回の共謀罪。アベ政権の戦前回帰施策は行きつくところまで行き着きました。あとは、とくに国家主義にもとづく国民一般の民生監視を徹底し、完璧な上意下達、つまり、有無を言わさず「右向け右!」体制を強化することでしょう。

本当に恐ろしいのは、そんな権力や時局の要請にこたえるということを口実に有象無象の阿諛追従者、つまり、おべっかする者が国民の中からかならず現れてくることです。率先して権力の提灯持ち、旗振りを買ってでる輩たちです。残念ながら、戦前の歴史は、そういう庶民でいながら、庶民を”売る”者がたくさんいました。

戦前の隣組制度は「トントンとんとからりと隣組」と、あたかも友愛の相互扶助を唱えながら、その背後で密告、監視の仕組みとされてました。町内会のおっさんが忠君愛国や国防について説教したり、婦人会のおばさんが、服装、化粧や生活の心得まで目を光らして、嬉々として権力に奉仕したのです。

権力の暴走は恐ろしいことはいうまでもないことですが、その暴走権力の尻にくっついて、トラの威をほのめかす輩、こういう連中がはびこるのも恐ろしい。今回の共謀罪は、戦前の治安維持法と並び称せられているように、一般人にとっても、暗い陰鬱な時代の再来を予見される内容です。

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ところで、なりふり構わぬアベ強権政治について、国会閉会後に行われた各社の支持率世論調査では、
朝日 支持率 41%    不支持率 37%  (*2)
毎日 支持率 36%    不支持率 44%
読売 支持率 49%    不支持率 41%
共同 支持率 44.9%  不支持率 不明

いずれも支持率が前回調査よりも軒並みダウン、不支持率が上回りました。「アベ御用達」とお墨付きをもらった読売もダウン、その同系統の日本テレビNNN調査でも支持率39.8%とありますから、一定数の国民は、アベ政権のやり方に納得していない結果となりました。

しかしながら、鳴り物入りだったアベノミクスは、5年たっても成果を挙げずにお蔵入りしたまま、高齢者の年金はじめ社会保障関連はじりじりカットされ、サラリーマンの給与所得は4年連続減少しているにもかかわらず、まだまだ多くのアベ政権支持者がいることが釈然としません。「政権を担う代わりがいない」という現状への代償とすれば、野党は見下されています。

たった70数年まえ、国民を阿鼻叫喚、地獄に追い込んだ戦前の体制へ回帰しようという動向に、これほど国民は鈍感であっていいのか。歴史の記憶というのは、これほど流されやすいものかと思いますね。

(イラストはGoogle画像検索引用)

*1 映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」
   第87回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞

*2 2917年6月19日 毎日新聞電子版
  内閣支持10ポイント減36% 不支持44%と逆転
  https://mainichi.jp/articles/20170619/ddm/001/010/164000c

アホらしやの鐘が鳴る

昨今の悪徳蕎麦屋”アベ亭”のモリもカケは中から腐り果てていて食えたたもんじゃーあーりませんか。
あんまりバカバカしくて、これについてモノを言う気が失せてきた。

こんなとき、現役でいた若いころは、飲み屋でよくぼやいたものです。
「アホらしやの鐘が鳴る」、、、「アア、南京豆の網渡りやなあ」

正確な語源も意味も不明ですが、なんとなく、バカバカしい気分を口に出して嘆くのには、もってこいでした。

さて、そのアホほらしやの鐘が鳴る三題。

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(*1)

その一、あのハシモトが訴えていた名誉棄損訴訟。今月、最高裁でハシモトがまた敗訴確定しました。月刊誌「新潮45」の記事で新潮社と執筆したノンフィクション作家に損害賠償を求めた訴訟です。

 月刊誌「新潮45」の2011年11月号。ハシモトの父親や叔父が暴力団員だったなどと取り上げた記事がありました。一審、二審に続き、最高裁は「政治家としての適性を判断するのに資する」との判断を支持しました。要するに、そういう環境に育った人なら人格形成になんらかの影響があったとみられてもやむ得ないということです。
 
この3月にもハシモトは最高裁で敗訴しています。同じく『新潮45』(2011年10月発売)の記事で精神科医が「大阪府知事は『病気』である」とのタイトルで、ハシモトに精神疾患の特徴が当てはまるとする記事を載せた。これを名誉棄損として訴えた損害賠償訴訟で、 最高裁は「真実と信じる相当な理由がある」とハシモトの請求を棄却しています。

ハシモトは法と正義を守るはずの弁護士資格を持っていますが、暴力団まがいの恫喝、口汚いモノ言いや目立ちたがり屋特有の言動には、それなりの資質があったということです。

自治体の長たる公人なのに、言論の自由が民主政治の根幹に当たるという根本原則には理解がない。この手の人物が大阪府知事、市長に選ばれていたことを、いまさらながら「あほらし屋の鐘が鳴り」ます。府民もまた不明を恥じなければならないなあ。

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その二、中学生のころ読んだ芥川龍之介の『「侏儒の言葉』に、こんな言葉があり、納得したものです。

「軍人の誇りとするものは、
小児の玩具に似ている。
なぜ軍人は酒にも酔わずに、
勲章を下げて歩かれるのであろう。」

偉そうな権威嫌い、画一的な制服嫌いの習癖はこのころに身についたのではないかと思います。階級章ならいざ知らず、北朝鮮の人民軍も自衛隊員も米国の軍人も平時に制服の胸にベタ金ぶら下げて得意然とする気がしれません。

さきごろ自衛隊トップの河野克敏・統合幕僚長は、「一自衛官としても(アベ首相の提示した)自衛隊を憲法に明記する改憲は非常にありがたい」と発言して物議をかもしましたが、政権側から「一個人の発言」ととりなしてもらったうえ、忠誠心に覚えめでたく、直後に定年延長まで認めてもらっています。

彼は安保法制案がまだ国会に提案されるまえに訪問中の米国で陸軍参謀総長に「夏までに成立する」」としゃべっていた前歴もあります。一自衛官が一個人であるはずがない。れっきとした公務員。自衛隊員の政治的行為は厳禁です。

実力部隊のトップが、順守すべき憲法への改変をありがたがってアベにすり寄ったり、国会審議に先駆けて法案成立の目途を他国の軍人に注進したり。あきれた振る舞いが見過ごされています。

極右のできそこない、田母神という人物も航空幕僚長だったことを想えば、自衛隊という組織は、トンデモナイ人物が昇進、要職に坐るものだと改めてがく然とします。防大卒で退官まで同じ穴の仲間同士というシステムに問題があるのかもしれません。

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(*2)

その三、
歴代の首相夫人で、ワースト1なのが、この女性。夫の権力をカサに傍若無人、軽佻浮薄、軽挙妄動の数々を積み重ねています。ご自身の振る舞いに内閣総理大臣の権勢が覆いかぶさっているから、忖度しなければ保身にかかわる人々へ影響力を及ぼしていることがまったく理解できていない。

公邸に一室をもらい、常勤、非常勤秘書5人を従えて、まるで「謁見する」かのように関係者を呼びつけているそうです。一介のオバサンだったら、どう?という自省心も自制心も、これぽっちもない。まさに嬉々として、権力者の七光りをを体現して、全能感に酔いしれています。

なんでも、幼稚園から大学までエスカレ―ターの名門校に良家のお嬢さんとして通いながら、遊び呆けて高校から直上の大学へは進学できなかったという.。「云々」を「でんでん」、「画一的」を「がいちてき」と読む夫と似合い。そんな詮索を聴くと、この女性にまともな良識や感性を求めるのは無理な話。アホらしやの鐘が鳴る極みです。

それこそ一日も早く夫とともに権力の椅子から降りてもらいたいものです。

(写真はgoogle画像検索から引用)

*1 http://seesaawiki.jp/w/wantok/d/%B6%B6%B2%BC%C5%B0 「スクラップブック」
  •2006年10月2日放送の『徹子の部屋』。徹子さん「ハシゲって読まれませんか?」の問いに橋下は次のように答えています。「高校時代のあだ名はそうでしたね。本名はハシシタなんですけど、僕の名前がトオル、ですから、はしのしたとおる、って感じでゴロが悪いんじゃないかってことで、戸籍上には振り仮名って打ってませんから、住民票の登録の時に無理やりハシモト、にしたんです」

*2 http://women.japantimes.co.jp/20160717/interview/first-lady/
 2016年7月17日 The Japan Timesでのインタビュー。安倍昭恵は、こう述べています。
「つながりを作っていくというのが、私の一つできること。何のとりえもないですが、私は日本の中で最も幅広く色々な人と話せる人の一人だと思うんです。天皇陛下からホームレスまで誰とでも話ができる。上流階級、経済界のお偉方もいれば、全くそんなところに縁のない若者たち、スーツも着たことのないニートのような若い子たちもいる。いろいろな人たちと話が普通にできるというのが、私の強みの一つです」
 (ホームレスを蔑視した、ひとりよがりの全能感がうかがえます)

頑張るモンゴル勢

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白鵬が38回目の優勝を飾った。偉いもんだ。

熱心な相撲フアンではないけれど、稀勢の里が横網になる前後の相撲フアンの偏狭ともいえる熱狂ぶりににクビをかしげていました。日本出身横綱の誕生待望熱が異様な盛り上がっていたことです。

単なる身びいきの高揚感ではなくて、その裏に外国人力士の排斥ムードを伴っていました。その意味でも、今場所、白鵬が再起したのは、おおいに結構なことと思っています。

相撲界には長く日本出身者が横網になれないことを慨嘆する人たちが多く、日本出身横網待望論が高かった。しかし、理由な簡単です。弱いからです。お嘆きの方たちの気持ちに応えるには、強い日本出身力士が登場すればすむことなのに、なにを血迷ったことか、ことさらに外国人力士を非難したり、貶めたりするバカが多くいます。

稀勢の里が十何年ぶりに日本出身力士として横網になったとき、相撲フアンならずとも世間が喜びで湧いたのは、無理もありませんが、横網になれるかどうかがかかる場所いらい、相撲の話題は稀勢の里一色で持ち切りとなりました。NHKのテレビなどは、日本出身を強調したヒーロー、稀勢の里トピックスをなんども垂れ流したことか。肩入れが異常です。

こういう日本出身力士を称賛、待望するあまりに、モンゴル出身力士が負けると拍手したり、勝つと「国に帰れ」、「金返せ}などとヤジを飛ばす輩が出てきました。稀勢の里が横綱をかけた一番では、白鵬を破ると「バンザイ・コール」で場内が沸騰しました。大相撲人気を支えてきたた敗者への気遣いもなく、差別意識丸出しです。

愛国心の発露というのは、このようにおうおうにして、自国民優先、優越主義と同義となり、他国民を見下し、無用な摩擦を生み出します。バカな連中に改めて言うとすれば、前世紀いらい大相撲人気を再興させてきたのは、まずハワイ出身者、その後はモンゴル出身者であって、彼らの奮闘なしには、今日の大相撲の繁栄はないと言っていいくらいです。

相撲フアンならずとも、高見山、小錦、曙、そして武蔵丸といったハワイ勢。あるいは朝青龍、白鵬、日馬富士、角竜らのモンゴル勢を知らない人はいないでしょう。いまの幕内番付には、エストリアやブルガリア出身の力士もいます。

相撲協会が意図的に相撲の国際化、グローバルな改革を進んでしたわけではない。むしろ、力のある力士の成り手がなく、相撲人気の低迷をしのぐために苦し紛れに外国人力士を受け入れる流れができたといっていいのです。

大相撲は国技を自称していますが、そのビジネスが成り立っているのは、こうした外国勢が頑張って支えてくれているからです。外国勢の力士に感謝や敬意を表してあまりあるのに、ヘイトスピーチとか誹謗中傷するとは、とんでもない話です。

こうした自国民優先のナシナリズムの強い風潮が高まったのは、中韓をむやみに誹謗したり、北の脅威を煽ったりするアベ政権になっていらい、いっそう際立つ印象です。TVにも、日本の底力とか、ニッポン文化、ああ、日本人でよかったなどとか、絶賛する番組がやたらに目立ちます。各国には各国の独自の文化や伝統があります。

文化や伝統を比較して優劣を語るには無意味です。違和感があります。つまり、ピクルスとキムチと沢庵がどっちがうまいか、という終わりのない比較論になるからです。

別に相撲に限らないけれど、現代では国内外でも、プロ野球はじめサッカー、ラグビー、バスケットボールなど、ほとんどすべてのスポーツでは優れた外国勢を受け入れて、その技量やスポーツマンシップを競技力向上に盛んに取り入れています。

外国人にさんざんお世話になりながら、外国人を理由に横網経験者にさえ容易に親方になれないなど差別的待遇を続ける相撲協会。タコツボにこもる協会の体質はおかしいのですが、せめて外国人差別の声が出ないように場内の秩序維持に厳しく対処すべきでしょう。悪しき国威宣揚や差別する連中には入場禁止でもって対処する厳しいサッカー界のように。

手負いになった稀勢の里が、再起するのは容易なことではありません。いまも、これからも大相撲は、日本出身者だけでは衰退するのが目に見えてます。若貴時代(平成ひとケタ頃の若花田、貴乃花)のあと、華のある日本出身力士は育っていないのです。「国に帰れ」などとヘイトスピーチする輩は出入り禁止すべきでしょう。

(写真はGoogle画像検索から引用)

さあ、立ち上がれ

いまや独裁となったアベ政権を根底から揺るがすことができるルートは、二つあります。
アベの政治信条?たる改憲や軍事大国化などと直接の関係のない、いわば権力者が陥る自己腐敗による不法不正であります。

森友学園と加計学園に関して、アベ夫婦が権力をカサに公私混同、職権乱用等で国民共有の財産を恣意的に払い下げている前代未聞の不祥事が、それです。

国民のだれもが疑念をもっていますが、アベ夫婦と取り巻きたちは、知らぬ存ぜぬと関与を否定しています。いつまでシラを切りとおせるか。ここにきて、事の核心に触れる暴露があらわれてきました。

例の森友学園の核心というのは、こうです。
国はなんで9億円超の国有地を8億円も安くして払下げ、さらに、ごみ処理費名目で1億3千万円ほどキャッシュバックしたか。森友学園はなんで事実上、タダ同然で国有地を手に入れられたのか。

このところ保育士が足りないので大阪市が改善命令を出すとか、補助金不正受給鎖とかの疑いで地検が捜査なんてことが出てきていますが、これは枝葉の問題です。むしろ、核心をごまかすカラクリ仕掛けみたいなものです。こっちに気を取られてはいけません。

アキエが、総理夫人の威光をカサにあちこちの関係筋の役人に取り次ぎ、準備万端を「忖度」させた結果であることは、もう国民みんなが承知しています。将棋で言えば、もう詰んでいる話です。後は、アキエの投了待ちです。

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加計学園の獣医学部新設問題もそうです。バカな坊ちゃん同士、親の威光と財力で米大学へ遊学(文字通りの遊学で、卒業はしていない)中に知り合ったカケ・コウタロウは、アベに言わせれば、40年来の「腹心の友」。コウタロウが理事長を務める加計学園は先代から引き継いだもので、本人も教育者のふりをした二代目の実業家。

いまや私立大学3つはじめ、別法人をあわせれば複数の中高大のほか専門学校、保育所、こども園まで30いくつかの施設を経営しています。岡山、広島を基盤に拡大、獣医学部新設というのも拡大策に一環だろうが、獣医師の質と量規制で、およそ半世紀、新設が認められていなかった。

察するに、コウタロウから持ち掛けられた学部新設話を、アベはいいとこ見せようと、よっしゃよっしゃと請け負って、国家戦略特区に指定した今治市に38億円もの土地を無償譲渡とさせ、その後も市と愛媛県が97億円もの支援をするという、森友学園も仰天するような、うまい話を遂行させたと考えられます。

念のために補足すれば、加計学園の神戸にあるインタナショナルこども園の名誉園長は、アキエです。民進党議員の国会質問にならえば、もうアベ夫婦と加計は「ずぶずぶの関係」です。

というわけで、獣医学部新設話は、国家戦略特区の議長でもあるアベが、職権濫用したものと想像できます。いくら国会答弁で否定してみせても、誰の目にも「総理のご意向」が行き届いた結果であることは、疑いの余地がないと見られます。これも将棋でいえば、詰んでいます。アベの投了待ちです。

とはいえ、2ルートともアベないしアキエが”投了”することは、ありえないようですが、忖度や意向を汲む側だった役人たちから、内部告発のように核心を突く秘密が漏れてきそうになりました。一部の信頼できるメディアの報道には、そういう気配をうかがわせる記事がでてきました。

頭を力づくで抑え込まれている役人たちのなかにも、国家国民のための奉仕者として、法と正義、あるいは良心にもとづいて、不法不正を質そうとする自覚が出てきたようです。

もとより、役人を志向するような連中は、本来、保身と出世が第一、国家国民のことは第二、第三という不逞の輩が多い。閑人は自分の職業経験を通じて接した役人たちからして、こういうバイアスを持っていますが、なかには、黒沢映画の『赤ひげ』のような、あるいは『生きる』の主人公のような、心優しい正義の人物もいるはずです。

彼らが、十分に自己防衛の準備をして、ひそかに覚悟を決めて、匿名であれ、内部告発であれ、2ルートに介在した「忖度」と「ご意向」を裏付ける証を公表すれば、厚い壁を突破できるでしょう。心ある役人が、生涯を通じて奉仕すべきは、国民のためであって、アベやアキエでないことに気づけば、アベとアキエの投了を促すことができるでしょう。

海の向こうでは、トランプのロシア疑惑に関して司法省が元FBI長官という大物を特別検察官に任命して、「国民の理解をえるため、伝えられるような疑惑があったかどうか」捜査することになりました。トランプは、これに対して「魔女狩り」だと強く反発しています。ここで強調したいことは、大統領の権力のチェックにも、こうしたシステムを制度化している米の民主主義の透明さです。

森友と加計。アべ夫婦による二つの権力腐敗。この問題の真相を、信頼できる一部のメディアと官僚たちが明らかにできなければ、いったい、いつ自由と民主主義を守るのか。いつ、公平と平等を守るのか。いつ存在意義を発揮できるのか。

いま、アベを投了させることは、9条改憲や共謀罪や安保法制や特定秘密法などを骨抜きにできる好機です。本気で取り組むべしです。この二つの問題が、うやむやにされるようなら、この国は終わりです。

(写真はGoogle写真検索引用
..加計学園の千葉科学大10周年記念式に出席したアベを伝える地元紙)

いけいけ、阪神

このところ好調な阪神タイガース、,嬉しいことです。
金本監督の2年目に期待がかかります。
連日の快勝につぐ快勝に快哉、対広島戦で9点差をハネ返した、対巨人戦で4完封勝利をめざす菅野を打倒した。
打撃ベストテンに糸井、福留、鳥谷が入っています。新加入の糸井がリードしています。
この打線、この粘り強さは、本物か。

とはいえ、阪神のファンにとって悲しき性となっていることが、アタマをもたげます。「いつまで続く、この好調!?」、「またすぐ、ぽしゃるんとちゃうか」という不安のことです。初夏の椿事に終わらぬようにと手放しで喜べないところが、阪神ファンの泣き所です。

閑人の部屋の壁には、甲子園で吉田義男監督が胴上げされている写真が額に入れて掲げてあります。ですから、否も応もなく、日夜、阪神タイガースの栄光の写真を見上げています。紙テープが舞うなか、真弓や中田や工藤らの歓喜にふるえる背番号が胴上げの輪の外に見えます。バースが頭一つ抜きんでて、喜んでいます。

実に32年前のことです。1985年、球団創設いらい初で、しかし、最後の「日本一」になったときの瞬間です。巨人と並んでプロ野球界屈指の老舗というのに、「日本一」は、このときの一回きり。リーグ優勝さえもわずか5回(2リーグ分裂いらい)という貧弱な実績です。

ファンにいちばん人気がある名門球団、しかし、優勝回数が少ない。これが、一言でいえば、タイガースの特徴です。一に人気、二に伝統、三に戦力、,四の五がなくて六に球団体質といったところ。タイガースの球団がかかえる問題については、以前も書いたので外します。

閑人が考えます。野球に限らず、とくに団体スポーツがチームとして強くなるには、
一、天賦の才がある選手を多く集めること、
二、天賦の才にさらにやる気(インセンティブ)を起こさせるリーダ―がいること
これが勝つために必要な両輪です。

1985年の阪神にはバース、掛布、岡田の強力クリーンアップが大車輪の活躍を果たして優勝しました。この3人のバックスクリーンに放り込む3連続ホームランは、いまも語り草です。近年の日本一チーム、つまり、ソフトバンクに内川あり、日本ハムに太谷あり、楽天にマー君ありが、それを裏づけています。

アマの野球でもサッカー、バスケでも全国的に強豪チームとされるのは、選手を育てたからでなく、才能豊かな選手をかき集めたかどうかにかかっています。要するに強いチームになるには手っ取り早く、かつ確実な方法です。

スポーツは努力すればするほど技量が向上するというのは、少年少女向きへの励ましなら麗しい話ですが、そんなことでは、一流にならない、なれない。要は、もって生まれた天賦の才があるかどうかしだいです。身も蓋もない話ですが、やむ得ません。

たとえて言えば、どんなに練習や努力しても、100mを10秒前後で走れる選手は生まれない。走れるのは、この国の1億人のなかの数人、極少の選手だけです。原石からして光り方が違います。

身体の運動能力や芸術的能力というのは、たゆまぬ努力や精進をしても育たないのです。フランス人は、そうした人間の本質がわかっているせいか、体育や美術や音楽などいう教科は義務教育に取り入れていないと聴きます。そうした分野については教育的配慮で伸びるというものではないという認識です。

プロ野球の監督も他の団体競技の監督もそうなんでしょうが、この集めた天賦の才を駒に、ゴールに向かって、いかに上手に生かすかというのが腕です。ドングリはどんなにたくさんいても、金に銀にもならないのです。

とりわけプロスポーツは、相応の報酬でもって才人を獲得した方が勝ちです。9連覇した金権巨人に王、長嶋がいたことを思い出します。語弊があるのを承知でいえば、金にあかして天賦の才を集め、ファンに高度の技と力を見せて、一方でビジネスとしても成功するのが、プロスポーツです。

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阪神はことし、FA宣言した糸井嘉男をオリックスから大金(4年18億超と推定されています)を払って獲得しました。閑人が言うまでもなく、野球の天才です。プロ野球史上初の「6年連続の打率3割・20盗塁・ゴールデングラブ賞受賞」。打っても、走っても、守ってもの三拍子そろった堂々たる実績があります。

この糸井が、オリックスよりずっと能力の高いチームを牽引すれば、ファン待望の夢が、ことしは叶うかな、と思わせてくれています。糸井を獲得したことで、ベテランの福留、鳥谷が奮起してチームの好調を支えています。ただ、糸井は肩や膝に故障が多いのが難です。今シーズン、その古傷が痛むことなく、天賦の才を発揮してくれることを祈ってます。

(写真はGoogle画像検索引用)

デストロイヤー

力道山が活躍していたころ、アメリカ人プロレスラーにザ・デストロイア―(破壊者)という悪役ヒーローがいたのを覚えているプロレス・フアンは少なからずいるでしょう。覆面の大男で決め技は、脚4の字固めでした。

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こんなことを思い出したのは、海自の護衛艦「いずも」が脚光をあびているからです。連休中の目下、アメリカ海軍の補給艦を防護するとして房総沖の太平洋上で合流、四国沖まで艦隊を組んで航行中です。

防衛省は護衛艦を称していますが、世界の軍事用語では、[デストロイア―](駆逐艦)であります。内実は「ヘリコプター搭載空母」です。「空母」というのは、戦闘における”動く前線基地”が使命。つまり、任務は攻撃型の戦艦であって、専守防衛が基本姿勢の自衛隊にあっては日の目を見てはならない装備なのです。

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いまさら言上げするのも、バカバカしいけれど、憲法9条違反の装備です。自衛隊が護衛艦(デストロイヤー・エスコート)などと名乗っているのは、日の目をはばかるからであって、「いずも」は全長およそ240mもある飛行甲板を擁していて、オスプレイも搭載可能な中型空母です。空からみれば、どういう機能の軍艦か一目瞭然です。


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大日本帝国海軍が最初に保持し、真珠湾攻撃にも参加させた空母「蒼龍」(その後、ミッドウエー海戦で沈没 写真上)とほぼ同規模のものです。空母は単独では効果的な活動は望めず、かならずには大小の補給艦やら駆逐艦やらなど機動船隊を組みます。、北上してきた米空母「カール・ビンソン」の空撮をみても左右、後尾に数隻の戦艦を従えており、例外ではありません。

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さて、世界最強の軍隊である米軍。空母から離れて単独航行する弾薬補給艦を、なんのトラブルも起きてない、起こりそうにない太平洋上で、一体、なにを防護するのか。北朝鮮からミサイルが飛んでくる恐れはぜんぜんありません。

なんにも護衛する必要性がありません。必要性があるとするのは、アベ政権がもくろむ米軍との集団的自衛権の行使という姿を「見える形」でパフォーマンスすること、併せて日米安保の軍事的運用をなし崩しに日常化するための一歩であることでしょう。

森友問題で窮地に陥っていたアベは、北朝鮮がミサイルを発射したり、核実験を行いそうな形勢がおきたとき、「ツキが回ってきた」と官邸で叫んだと伝えられています(*1)。審議中の悪法、共謀罪法案や、わが身にブーメランしている森友問題から国民の目をそらさす絶好の機会だと踏んだのでしょう。

北朝鮮がいかに悪辣かを言い募り、わが国民を守るために全力を挙げると、いつものように国民の不安を煽るようなことを口にしているが、一方で、ご本人はアキエとともに花見の宴にでてはしゃいだり、アキエを連れてタイミング的にはなんの意味もない露英に外遊に出かけています。また、連休中に閣僚の大半が海外に出かけています。

アベが言うように、ほんとうに重大で緊急切迫した事態であれば、だいたいアベ自身は国を留守にしていいはずがない。国民には北朝鮮のミサイル発射(失敗)でさえ地下鉄や幹線の鉄道を10分も停止させるような危機回避策を指示しています。

前回のブログで取り上げたような、ミサイルがとんで来たら「地面に伏せろ」という、あのアホらしい避難訓練と同じです。鉄道を止めてなんの意味があるのか。止めるのなら、原発稼働や閣僚の海外旅行ではないのか。まったく笑いごとではありません。

アベは、露骨に戦争できるどころか、進んで戦争する国こそ、この国の進むべき道と考えています。祖父でA級戦犯だった岸信介が、釈放の見返りにCIAから資金援助を得、工作員だったことが複数の証言で明らかになっています(*2)。

もしかしてアベもまた、そうではないのか。そうと思えるほどに、アメリカの国益に従順、かつ忠実です。いまやアベこそが、日本国民と護憲のデストロイヤーですね。

(写真はすべてGoogle画像検索から引用)

*1 週刊現代 (5月6・13日号)
   
   http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/609.html
  [北朝鮮情勢の緊迫で「ツキがまわってきた」と叫んだ安倍首相  天木直人

*2 『CIA秘録』(ティム・ワイナー著 文春文庫) 藤田博司・山田侑平・佐藤信行訳

地面に伏せろ

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北朝鮮から弾道ミサイルがとんで来たら
「地面に伏せろ」、
「室内にいたら窓から離れろ」


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こんなアホらしい、屁のつっぱりにもならない防御策を政府は国民に周知させようとしています。「飛んでくるぞ、飛んでくるぞ」と脅威を煽り、集団的自衛権の容認や多くの安保法制をゴリ押しで作ったにしては、お粗末な話です。つまるところ、アベ一派は、北の脅威やテロの恐怖を煽って、自らの政策の正当性を主張しているのです。


こんなポスターやスローガンをみると、思いだします。先の戦時中では、米軍機から雨アラレのごとく降り注いだ焼夷弾に備えて、布製の防空頭巾(ずきん)なるものをかぶらせ、大和魂で一致団結、バケツリレ―で消せば、アメ公なんかこわくない、、、と号令をかけたものです。


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あの原爆がまだ正体が明るみになっていないとき、新型爆弾に備えるため、白い服を着るといい。黒い服は光を吸収するので好ましくないという風評を流したのは軍部です。それまでは白い服は敵機から目立つので好ましくないと規制していたのに。

本土上陸に備えて竹ヤリで一人一殺、悠久の至高の精神に必ずや神風が応えてくれる、、、これまた、ご年配の方の脳裏に残っている、バカらしい記憶でしょう。

報道によると、地面に伏せろなんてことを徹底するために内閣府は都道府県の危機管理の担当者を集めて説明会をしました。(*1)”国民保護法”という、なにやら、うさん臭い法律に基づいてのこと。うさん臭いという感じを持つのは、政府は、そもそも国民の生命、身体、財産を安全を守ることが本務だから、改めて言うまでもないことです。

ことさらに「国民保護」をうたうのは屋上屋を架すのじゃないか。何か別途に含むところがあるにちがいない。そう思ったら、やはり、これは閣議決定で集団的自衛権の容認を決めた後にできた一連の”安保法制”のなかの一つ。

正式名は「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律」( (平成十六年六月十八日法律第百十二号)の別名でした。

うさん臭いはずです。おどろおどろしい法律名をベールに包んで、”国民保護法”と言い換えているところなんぞ、「戦闘」を「衝突」などと言い換え大好きなアベ政権らしい姑息さ。

アベは言うに事欠いて、北朝鮮のミサイル発射を奇貨として、北のミサイルはサリンを装備、着弾させうるとまで公言し、北朝鮮を挑発する一方、国民の敵愾心を扇動しています。これほど公然と他国を敵対視して発言するのは異常なケースです。

当然、シリアの化学兵器使用を念頭に、なんの証拠もなく、「北の脅威」を言い募っているわけです。米空母の北上とあいまって、いよいよ米軍の尻にくっついて集団的自衛権の行使が現実になりそうな事態にアベはうれしくてたまらないようなはしゃぎぶりです。

集団的自衛権の行使可能にしたことは、北朝鮮の側からみれば、日米脅威を高めているのは間違いないでしょう。アベには、立場をかえて相手を理解しようという姿勢がぜんぜんありません。幼稚園児なみの稚拙な態度です。

本来なら、冷静に「不法無謀な北」を荒立てないように多面的に国際協調の外交の門戸を大きく広げ、事態の沈静化を図るように努めるのが筋なのです。しかし、脅威をふだん煽っている中国とも協議できないアベのアタマの中にはトランプ頼りと「国体護持する軍事大国」という構図しかないようだ。

こんな時代錯誤のバカと運命を共にさせられる国民は、たまったものでない。

*1 4月21日 朝日新聞電子版
   http://www.asahi.com/articles/ASK4P6QK4K4PUTFK01Q.html?ref=huffpostjp
   北朝鮮ミサイル、「民間防衛」促す 戦後初の動き
  http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/21/missile_n_16154684.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001
   政府HPにミサイル避難方法

(写真はすべてGoogle画像検索から引用)

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